赤◾️待ち合わせ場所
日が暮れだし火焔と待ち合わせた場所に戻った
・・・が、火焔はいつまで経っても戻ってくる気配はない
・・・もしかして、道に迷っているのだろうか?
【竜輝】
「・・・・・・・・」
しばらく待ったが火焔は戻って来ない
【竜輝】
「・・・・・・・・」
・・・嫌な予感がした
【竜輝】
「・・・・・・・・」
じっとしている事ができず僕は森を歩き始めた
・・・確か、火焔はこっちに向かって歩いていたはずだ
・・・だから、探せばきっとすぐに見つかる
一気に木々を飛び越え走り出そうとした、が
【竜輝】
「っ火焔!?」
その時、茂みに隠れるように倒れた火焔を見つけた
【竜輝】
「大丈夫!?」
慌てて火焔に駆け寄り抱き起こした
【火焔】
「っりゅ・・・き・・・」
火焔は苦しそうに僕の名前を絞り出している
【竜輝】
「・・・どうした?・・・なにがあった?」
見たところ火焔に外傷はない
なら、元あった傷が痛み出したのかもしれない
【火焔】
「・・・ぼく・・・お腹空いて」
が、火焔は僕の予想しない言葉を返してきた
【火焔】
「・・・だから・・・りんご・・・食べたんだ」
そう言われ、周囲をみると茂みに隠れるように地面から生えたキノコの頭の部分が赤い実がなっていた
・・・確かに見た目はりんごにそっくりだ
【火焔】
「・・・そしたら・・・急に苦しく」
本当に苦しそうに言葉を絞り出している
・・・でも
【竜輝】
「・・・火焔
・・・りんごは茂みじゃなくて
・・・木になるものだよ」
何故か僕は心配の言葉よりため息が出た




