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王国復興物語

作者: 上別府由樹

 国王ファンベルト・オニオンリングはこう言った。「もう面倒くさい! 好きなようにすればいいじゃん!」と。


 中世ヨーロッパのある国。無法地帯と化し、犯罪を犯罪で上塗りする習性。習慣。この国の国民だけが持つ遺伝子。それを抹殺すべく一人の男が立ち上がった。


 【F・ハデス】。


 どこから来たのか? 誰も知らない。ただ知っているのはめちゃくちゃ強い。巨漢の大剣相手にバターナイフで勝った。

 そして、めちゃくちゃいいやつ。市場で真っ赤なトマトを買ったら赤いのはペンキで、「これでは話しが違う」と言って口論してるところに現れ、そのトマトをがぶり。食べ終えると、トマト代とペンキ代を八百屋に払い、買った人には元本保証。

 更に! めちゃくちゃイケメン!

 普段はフードを被っているのだが、ある風の強い日、フードが捲れ、周りの女性達は一目惚れしたという。


 そんなハデスが国王を暗殺した。妃の【アヤ】は国王に興味なく、ハデスの容姿を見ただけで惚れた。眼の前で夫が殺されたのに。

 警備はザルだった。兵隊は死にたくないからハデスに道を譲る始末。唯一の敵対勢力は「嫉妬」したモノ達だけ。兵隊に限らず老若男女いろいろ嫉妬している。だが、そんなもの話にもならない。ハデスは片腕で殲滅した。


 間もなくハデスは王となった。ここからがスタートである。


 まずハデスが行ったのは強い軍隊と、食料品、つまりは生産業の育成である。敢えて貴族の好きなように奴隷を働かせた。この頃ハデスは【成り上がり貴族もどき】と言われるようになった。


 しかし、ハデスは奴隷を酷使させた。そしてある日起きたのだ!


 【奴隷による反逆】。奴隷は鍬やらツルハシで働かされていた為その道具に合わせた戦い方が上手かった。五日と経たず貴族は全員殺された。


 だが、それこそが強い軍隊であった。

 ハデスは謝罪しつつも軍隊に入ってくれないかと懇願した。勿論、最初は聞く耳持たずだったが、ハデスは百人相手だろうが余裕で勝てた。そして和睦した。

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