流れ星ファクトリー
流れ星を作ってみたら楽しそう!
おひげの立派な師匠はとっても優しい人
助手のミラクルは元気でおっちょこちょい
シャインは物静かでしっかり者
宇宙空間にいるけど
重量ある感じでお読みいただければと思います。
ここは
お月様とお星様のあいだにある
流れ星ファクトリー。
おひげが立派な師匠と助手のミラクルとシャインが
仲良く暮らしています。
24時間地球のどこかに夜はやってきます。
できるだけみんなの元に
流れ星がとどくように
師匠が立てた計画に合わせて
流れ星の素を準備をします。
こんぺいとうみたいな大きさや
大福みたいな大きいものも!
色が違ったりさまざまな流れ星になります
師匠は
「できのいい流れ星になるぞっ」
と言ってニコニコしながら
色とりどりの流れ星の素を
ミラクルとシャインと作っては時間に合わせて流れ星の素を
地球に向かって飛ばします。
流れ星を見た人から
たくさんのありがとうが
メールで届きます。
師匠はそれが楽しみです。
師匠が世界流れ星会議で
一週間ほどいなかった時のことです
女の子から
『流れ星にお願いしたい事があるのに
流れ星が見えないです!』
と悲しいメールが届きました。
星空をひっくり返したような
街にいるから
星が見えないというのです。
ミラクルとシャインは
困ってしまいました。
流れ星ファクトリーの流れ星は
他の流れ星とはちがって
キラキラをたくさん入れて、長い時間空に漂って
多くの人が気づくように作られています。
これ以上キラキラの素を入れると
まぶしいとパイロットさんに怒られます。
これ以上長い時間空に漂っていたら
キレイな流れ星ではなくなってしまいます。
2人は考えて
良いアイデアを思いつきました。
「これなら女の子も気づいてくれる!」
ミラクルとシャインは師匠には内緒で
準備を始めました
晴れた夜の日
「今日は最高だ!」
ミラクルとシャインは
流れ星の素をカバンに詰めました
女の子が住む街へが見えてきました。
「いくよ…せっのー」
一度に数十個の流れ星の素をミラクルとシャインが
空へ飛ばしました
2人は流れ星が一気にキラキラする様に
驚きを隠せませんでした。
師匠の作る流れ星は本当にキレイでした。
いつもは1つずつしか流れ星を見ることができないから…
色とりどりの流れ星が夜空に散っていきます。
「女の子見てくれたかな?」
「大丈夫!これ見て!」
ミラクルは覗いていた望遠鏡を
シャインに渡しました。
女の子は喜んだ顔で空に向かって
大きく手を振っていました。
2人はドキドキが止まらなくて
なかなか眠れませんでした。
流れ星がキレイだったのと
女の子がとびっきりの笑顔が忘れられなかったから…
助手の2人の活躍で
晴れた夜の星がキレイな日は
みんな空を見上げて
流れ星ファクトリーの流れ星を探すようになりました。
今日も
おひげが立派な師匠と
助手のミラクルとシャインは
流れ星の素を色とりどり作っています。
みんなへ
幸せを届けるために。
地球の周りを回ってる感じの『流れ星ファクトリー』
流れ星の素って、花火みたいな感じなのかなぁ。
燃えてなくなっちゃうから地上にはほとんど辿りつかない。
2人が空に飛ばした流れ星の素…
すっごいきれいだったと思います。
ここまで読んでいただき
ありがとうございます!!