概要
大地のセイメイ
長良靖樹&足利鳴&鉢川愛菜
幼馴染で全員が同じ時期にアカデミーを卒業、札幌の支部で勤務していた。靖樹と鳴が役立たず扱い受けている中で愛菜は一人出世し、序盤に鉢川班を結成する。靖樹は身体能力はピカイチだが頭がいかんせん悪く、鳴の指示なしでは戦えない。二人で協力することで飛躍的に能力は向上するものの、鳴のセンスと靖樹のフィジカルに頼った戦い方には限界があり彼らの班長、元木も実績が上がらないことを非難する。彼らは元木のもとでの仕事に不満が溜まり鉢川班への編入を望むも、彼らが出された条件は『班でトップの成績を収めれば考える。』
ある日グレイト級の邪獣と遭遇した際に一橋稜空と会う。その後地の王族の存在を確かめ、やがて国のタブーに抵触する事態に-
ストーリー
地の王族に関する論文は公に出されることなく揉み消された。その後元木班長は暗殺される。地の王族と政府の癒着があるのか。不穏な空気が漂う中靖樹と鳴は鉢川班に編入し、新体制での調査を開始。一橋も単独で調査をする。
その後も論文や声明は政府により掻き消され、鉢川は暗殺部隊SAPにより命を狙われ始める。強くなり彼らに対抗する術と、発言力のための地位を獲得するために鉢川班はクーデターを実行。優秀な班の協力もあり全5支部を制圧。4つの班が融合し49人の巨大班ができる。政府は札幌中央支部に対特3班を派遣。お互いに緊張状態になるが、札幌の支配権を彼らに譲り示談。鉢川班はオーストラリアに行き、セブンスターズのカロンとコンタクト。協力を募るが、そこに無謀な行動を止めるようアメリカのセブンスターズ・スタンシー・アンダーソンが介入。彼は何故MDAは情報を隠蔽するのかという問いに対し、政府と王族がグルだからと答える。精鋭集団鉢川班とカロンが束になっても敵わない『MDAの最強兵器』。彼らは敗北する。
怪我人の手当てに追われる中札幌を始め北海道が無法地帯化しているニュースを聞く。鉢川は怪我人を置いて帰国することを決意。
帰国後すぐに待っていたのは小樽大戦。小樽に初めて地の王族の総攻撃が起こる。対特や長野班の援助もありなんとか勝利する。対特3班は壊滅し鉢川班に合流。
しかしその後もSAPの攻撃があり、困憊する中怪我人を置いていった班長への不信感を持つ者が現れ始め班が分裂。鉢川側に着いた靖樹や鳴の活躍もあり鉢川側が優位に立ち争いは終息するが、その際に靖樹は尊敬する日立を殺してしまう。その後のSAPとの戦いやアメリカのブレイム家侵入作戦において心を閉ざしてしまう。
ブレイム家に侵入した一橋らは地の王族が100年前からMDAの妨害をしていたことを突き止める。
そしてスタンシーとの密談を経て、地の王族は100年前に世界の政府を掌握していたことが判明。また元祖セブンスターズやその子孫は強力な力を持つとされ彼らに殺されてきた事実も浮き彫りになる。
その後セブンスターズらは上層部により行動を制限されるが、鉢川班はSAPリーダーの子吉を捕獲し、遂に情報を押さえるとともに彼らとの長い戦いに終止符を打つ。子吉の発言により邪獣や10年前突如現れた超獣は地の王族がMDAの活動を活発化させることを目的として生み出したものであると判明。彼らはMDAの戦力を削ぎ落とすとともにその戦力を利用しているのであった。
しかし肝心なその目的はやはり不明のまま。子吉の故郷を守るため、鉢川班は周辺の班やセブンスターズ・レオとその声かけに応じた有志班とともに長野の甘木村を防衛。そこで靖樹は自分の母が元祖セブンスターズであると判明し、その能力を開眼。星3を討伐する。夢で母が話した『その日』の真実を探るために彼らはさらなる調査を開始する。
多くの犠牲を払いながら、長野班や地元班を吸収し50人の班を再編成した鉢川班は、その後いよいよ地の王族との直接対決を何度も経験する。多大な損失を受けながら、やがてセブンスターズが集結しやがて勝利を収めていく。
そして旭川にて世界中からの有志を引き受けて200人規模の義賊軍が発足。戦いの最中、鉢川は両親の遺書により靖樹の両親やその日の真実を知る。セブンスターズや鉢川班の主戦力を中心とした選抜メンバーがホットスポットであるハワイ島に到着。長良恋、改、地皇圭恋は彼女の夫の真実を語り、彼女の率いる元祖セブンスターズ軍と共に義賊軍と共同戦線を張ることを宣言。その日が始まる。
旭川での戦いは収束し、やがて戦いの舞台はハワイ島全土へ。そして地の王が現れ、蘇生を始める。可逆反応を起こした圭恋が反撃を開始。
鉢川班
初期メンバー
鉢川愛菜 班長。同年代の集まりを率いる
深田望 仕事にストイック。鉢川を班長として立てようとする。槍を使い一撃が大きい
志良政宗 気さく。班長にも友達のように接するので望と衝突する。打数の多さが特徴
琴岡ひかり 大人しい。力は弱いが感性が鋭い。
神場巴 14歳。幼いながらタフで逆境力がある。
元木班出資
長良靖樹 身体能力が高い。出力方向が異常
足利鳴
釜石蛍 靖樹らを嫌うが無駄のない動きをする。
クーデター後加入
御影萌 影が薄い。隠密行動のプロ。
弥生一 元祖の末裔。靖樹と二枚看板。
佐村玄大 最年長45歳。加速が早い
徳島由利香 元気で勝ち気。戦闘は慎重でリスクマネージメントが上手い。
地の王族
MDAを利用して正のメロディアを弱め、負のメロディアの優位状態を生み出し、社会的なムーヴメント、つまり戦争を引き起こすことで覚醒状態を作る。覚醒状態にある負のメロディアは地球上の一点ホットスポットに集まる。そのは100年前に地の王族が拠点とした場所だ。覚醒した地球中のメロディアにより蘇生をする。
地の王は、20年の研究で負のメロディアを発見したそれを操作できる技術を会得。100年前に計画を開始した。初めに拠点を築き、アメリカ国家を掌握した。その後20年で40の主要国を掌握し、MDAの戦力に制限をかける。
その後30年かけて元祖セブンスターズを撲滅させ、戦力封じ込めに成功。
平行して200の独立国を支配しきる。
また邪獣を生み出しMDAの活動を活発化させる事で正のメロディアの消費を早めさせた。MDAの戦力は規制しながら活動は弱めさせないということをしていた。
計画98年目に表向きの活動を開始しその存在がセブンスターズに認知される。99年目に鉢川班、長野班らに認知され対立構造が生まれるが、政府を利用し、彼らを賊軍に貶める。
100年目の元日が『その日』である。ホットスポットを見つけ出した鉢川班(長野班や対特3班、その他有志班を吸収)やセブンスターズを始めとする『義賊軍』は、ホットスポットで長良恋とエンカウント。そこで彼女は本名(地皇圭恋)を明かす。彼女は地の王族所属の日本人の称号である地皇の苗字をもっていた。つまり、靖樹の父親が地の王族ということになる。
靖樹の父親は地皇靖といい、地の王族の一員でありながらその野望を打ち砕こうとしていた反乱者であった。ある時彼は組織を抜け出し自力で見つけ出した元祖セブンスターズの末裔である木曽圭恋と結婚し、共に妥当地の王族の計画を進めた。2人は負のメロディアにより蘇生が行われた後に起こす『可逆反応』のための触媒、つまり正のメロディアの湧き出る逆ホットスポットをホットスポット周辺に設置。そして世界各地を巡り元祖セブンスターズの末裔たちに協力を仰ぎ、セブンスターズ制施行に貢献し、靖樹を産んだ。しかしホットスポット設置時に組織に見つかり靖は殺される。その後圭恋は一人で再び逆ホットスポットの設置を始め、その日に息子たちと合流した。
夫婦は靖樹を鉢川家に託していた。理由は鉢川愛菜が同世代であること、鉢川夫婦の能力を靖が高く評価したことである。つまり愛菜が夫婦の能力を遺伝すれば順当に優秀なリーダーになり靖樹と共に活躍してくれるだろうと言う算段だった。靖樹の親権と共に『その日』の真実を聞かされた夫婦はその日の半年前に娘たちに告げるつもりでいたがその前に殺される。結果、その日の数日前に帰省した愛菜が遺書を見つける形で真実を知る。
そうして『その日』の詳細を知った鉢川班改義賊軍はホットスポットに向かう。こうして決戦は始まる。
地の王、アース=ランドエンペル
作中最強にしてラスボス。何処を損傷してもすぐに復活できる生命力の高さと負のメロディアを駆使した全方位対応の攻撃が圧倒的。可逆反応とともに戦闘は勃発。スタンシーと圭恋の二人を中心に鉢川班や長野班が戦闘に参加するもほぼ全滅。到着した後援部隊の靖樹やガイアル、巴らが参加し少し優位になるもまだまだ手も足も出ない。ついに全員が参戦し大乱闘状態。圭恋は死に際に靖樹に蘇生体の負のメロディアを使って覚醒するよう助言。地皇の血を受け継ぐ靖樹は負のメロディアにより復活した蘇生体から大量の負のメロディアを受け取り、覚醒。彼を中心に攻勢に入った義賊軍は長い戦いの末勝利する。
靖樹は力尽き死亡。鳴と鉢川は彼の勇姿を讃えその息子に彼の文字が入った靖鳴と名付ける。
25年後、日本MDAの局長に就任した鳴と、アカデミーの学長となった愛菜の息子の靖鳴はセブンスターズに就任。名前の通り靖樹と鳴の能力を兼ね備えた彼は『歴代最強』と謳われた。
邪獣は現れなくなったがMDAの兵隊としての能力は評価され、セブンスターズを筆頭に今もなお正義のために戦う。
地の設君
シリカ=ランドエンペル
説君のリーダー格。王族で唯一正のメロディアも操作できて非常に応用力が高い。札幌での戦いでは驚異的な力でスタンシーらを本気にさせても尚余裕の戦いを見せていたがセブンスターズ・ガイアルの裏切りによりあえなく退場。
アルマ=ランドエンペル
攻撃を不可視化して隙をついた攻撃をする。もっとも出場が遅かったがその驚異的な能力は多くの犠牲を出した。スタンシ義賊軍を苦しめた。覚醒した巴と蛍、レオ、ジェシカ、復帰した靖樹とガイアルにより討伐。
カールス=ランドエンペル
硬い防御を持ちまた接触した相手を自分と融合する。一橋、ロット、ソトニコワ、長野の活躍で討伐
カリュー=ランドエンペル
爆発を起こして攻撃。札幌戦で敗退。
ランキング
アース
長良
シリカ
アルマ
スタンシー
スチル
カールス
圭恋
カリュー
ソフィル
レオ
一橋
ガイアル
弥生
ジェシカ
神場
ソトニコワ
カロン
佐村
足利守
ロット
シェル
釜石
長野
室
地皇飛鳥 捕虜にされた中間管理職の人
ナンサムヨン 長野班副班長
御影
深田
志良