お邪魔します
俺はポケットに入れていた新居の鍵を取り出し、ドアを開け、ゆうと家の中に入った。
鍵にはひとつもストラップ等がついてないし、家の中も所々にダンボールが積まれていて、まさに引っ越して間もないオーラが漂っていた。
「お邪魔しまーす…」
ゆうは恐る恐る家の中に入り、キョロキョロと周りを見ている。
俺とゆうがこれから暮らす家は、築100年以上だが、リフォームされていてまあまあ綺麗なアパートの2階の1番端にある1Kの部屋だ。
「ザ・一人暮らしの部屋って感じだね。」
部屋をだいたい見たゆうは、ベットの上に座りながら足をパタパタさせている。
「それ、遠回しにこの部屋が狭いと言っているのか?」
「そ、そんなことないよ…」
図星をついたのか、俺からそっと目をそらした。
「じゃあ今から風呂入ってくるから。」
クローゼットから取り出した着替えを持った俺は、お風呂に向かった。
~数分後~
俺が風呂から上がり、ベットのある部屋に戻ると、ゆうが寝息を立てながらベットの上で寝ていた。
チラッと壁に掛けてある時計を見ると、11時を指していた。
結構長い間公園にいたんだな。
俺はそんなことを考えながら、ベットのすぐ横にあるソファーに寝転んだ。
明日は初出社だし、今日はもう寝るか。
これからどんな生活が待っているのか考えながら、俺は眠りについた。




