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事故

「おはようございまーす…」


 そう言いながらだるい身体を引きずるように自分のデスクに腰掛ける。


「あっ陽斗はると君。おはよ〜。昨日はごめんね〜無理にお酒飲ませちゃって。あんなに弱いなんて知らなかったんだ…」


 申し訳なさそうに苦笑いしながら両手を合わせて俺に謝る陽葵ひまり先輩。


「あっ大丈夫ですよ。こちらこそ家まで送っていただいたみたいで…ありがとうございました。」


「そんなこと、全然大丈夫だよ!……そういえば、昨日送った時に家の鍵開いてたり、家の中すごく片付いてたけど、陽斗君ってもしかして彼女いるの?」


 少し食い気味で目をキラキラさせながら俺に聞いてくる。


 ゆうのこと話したら絶対色々聞かれたり面倒臭かなりそうだから、ここは誤魔化すか……っていうか、家の中が片付いていたら彼女がいるって思うのか?そんなものなのか??


 少しつっこみたいところがあるが、ひとまずは誤解を解くことにした。


「いるわけないじゃないですか。彼女いない歴イコール年齢の俺に彼女ができたら大問題ですよ。」


 苦笑いをしながら陽葵先輩にそう言う。


 自分でそう言っておきながら少し心が苦しくなるな…


「そうなんだ…家の中を片付けるのはいいことだけど、家の鍵はちゃんと閉めておいた方がいいと思うよ〜。」


「そうですよね…気をつけます…」


 そうして、俺たちはお喋りをやめ、仕事に戻った。


□■□


「それじゃあまた。」


「じゃあね〜。」


 たまたま会社を出る時間が一緒になった俺と陽葵先輩は途中まで一緒に帰り、分かれ道で別れた。


 今日は残業もなかったし、機嫌直しも兼ねてゆうと遊ぼっかなー…


 そんなことを考えながら横断歩道を渡っている時、事件は起こった。


 辺りに街灯が少なく、薄暗かったせいか俺に気づかずに軽トラが突っ込んできた。


 薄暗く、俺も軽トラの存在に気づかなかったのもあって、俺は……交通事故にあってしまった。

間があいてしまい、申し訳ありません。

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