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日間現実世界〔恋愛〕ランキング13位まで上がってました。スクショ取りました。ありがとうございます…!(土下座)
ちょっと短めですが、予告してた妹初出しました。
今回涼華不在です。
許容量超えたらしい涼華を愛でまくったのでした。
涼華からしてくれるのはいつになるんだろうなー。エロいのに初心で超絶可愛いからいいけど。
とりあえず今日は帰宅です。
涼華のご両親とかお姉さんとかが帰ってくる時間が近づいてきたらしいので。因みにその前にちゃんと飾ってある模造刀の写メは撮らせてもらった。かっこいいよね、日本刀。
挨拶しなくてもいいのかな、って聞いたんだけど、また改めて紹介したいから! って必死になった言われたのでまた次回きちんと挨拶をするつも…………あれ? 改めて挨拶するほうがハードル高くない? 本気で娘さんを下さいっていう挨拶になるのでは。
……まあ、いいや。ボチボチ考えよ。
相変わらず送る送らないの問答があったけど、勝利した。あんな可愛い子に送らせてひとりで帰らせるとか絶対無理だってば。
また明日ね、っておでこにちゅーして笑いかけたら腰砕けになってた。
涼華は本当にそろそろ私への免疫をもうちょっとつけて欲しい。まあ、可愛いからいいんだけど。面白がってないといえばウソになる。
そんなわけであいむほーむ。
あれ、母さん早いね。ご飯食べるよー。今日何? あ、シュウマイだ。やった。包むの手伝うよ。
自分の部屋に荷物放り込んでさっさと着替える。
手洗いうがいは大事です。きっちり済ませてキッチンへ。
父さんはともかく琴音もまだなんだ? ああ、部活か。そういや。
母さんと一緒にシュウマイを包みまくる。ちょっと楽しいよね、この作業。うちのシュウマイは小さめのひと口サイズだからめちゃくちゃ作る。100個くらい。だって母さんのシュウマイ美味しいから20個くらい普通に食べれるし。育ち盛りなんですー。
あ、そういや明日のお弁当私が作ってもいい? 珍しいって、たまに作ってるじゃん。はいはいって軽く流すなし。何? 玉子焼きは甘めで? わかってるってば。
母さんと一緒にシュウマイ作ったりスープ作ったりしてる間に父さんが帰ってきた。
おかえりー。今日は中華三昧です。まだもうちょいかかるからお風呂先に入ったら? 汗かいたしそうする? あー、暑くなってきたしねー、最近。
シュウマイは蒸し器でどんどん蒸してる。母さんは酢豚作ってるから、洗い物しとくかな。
洗い物しながらお弁当のメニュー思考。シュウマイはたぶん余んないし、メインは……鶏つくねだな。涼華好きって言ってたし。んで、卵焼きとー……ジャガイモあったしポテサラにしようかな。鶏つくねはタレ二種類くらい作ればバリエーションになるし、うん。決まり。
考えてる間に父さんがお風呂から出てきて母さんも作り終わってた。
んじゃ、テーブルに並べて、と。琴音遅いな。母さん、妹の分どうする? もう帰ってくるってLIMEあった? じゃあ待つか。
並べ終わったくらいで帰宅挨拶が玄関から。
ジャストタイミング。暑い暑い騒ぎながら妹がリビングに入ってきた。もうご飯できてるから着替えて手を洗ってこい。あん? お姉作かって? 母さんと一緒に作ったよ。母さんのシュウマイだからな、争奪戦だな。容赦はしない。
ああ、もう、ちゃんと待っててやるからさっさと手を洗ってこ─────
「…………」
「お姉? 何人の顔見て固まってんの?」
「……あ、や…………顔面まで土ついてるから顔洗った方がいいぞ阿呆」
「なっ 一言余計なんですけどー!」
ばたばたと洗面所に走り去る妹氏。
いや……よく軽口叩けたよ、私。え? あ、うん。座るよ。ぼーっとなんかしてないって。お腹空いただけ。
母さんに促されて座る。嘘ではない。お腹空いてるもの。
あ、父さんビールいる? 取ってくるよ。
スタスタと冷蔵庫からビールを取り出して父さんにパス。ビールって美味しいんかね。父さんに聞いたら喉越しで飲むものかなぁ、って笑ってっけど。
母さんも飲むの? はいよー。
母さんにもパスして席に座り直す。
オッケー、大丈夫。私は平常心。
たぶんあれだよ。見間違いとかそういうアレだよ。
ほら、母さんも父さんもゼロだし。全く初日から変わってないし。
お茶を飲んで一呼吸。パタパタとスリッパの音がして妹が戻ってきた。私の前の席に座る。
…………。
食べないのって、いや、食べるよ。大丈夫。身体どこも悪くないよ! いただきます!
シュウマイ美味しい。とりあえず無心で晩ご飯を食べ進める。適宜話題に相槌は打ちながら。あ、母さん醤油取って。
チラチラと視界に入るものは一旦無視で。無視の方向で。
……あとで涼華に相談しよう。そうしよう。ちょっと冷静になろう私。びーくーる。
いや、だってね? 流石の私も処理しきれないわけでしてね? むしろこんなもん処理できる人間いるの?
終始動揺を隠しつつ晩ご飯終了。洗い物当番は今日は妹。かちゃかちゃと各々食器をキッチンへ。
一応、ね。うん、一応。
見間違えだと思うし。だってアレだよ。反抗期真っ只中で私への扱い酷めの琴音だし。
食器を渡すついでに改めて頭の上を確認。ほら、私の勘違い────
──────37ですってよ。お姉ちゃんどういう反応したらいいんですかねこれ!
彼女がバイブ持ってても友達何人かに余裕で数字浮いててもあっけらかんとしてた主人公でしたが流石にテンパったようです。




