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えー……気づけば5月半ばとかマジですか。
ちょっと転職してました。慣れるまで時間の使い方わかんなくなりますね。。。引継ぎも問題なく終わってよかったです。
三か月ぶりですが、あの、バカップルがバカップルしてますのでよろしくお願い致しますm(_ _;m
結局涼華が口を割ってくれなかった件について。
ちぇ。
消せる可能性があるならどんな方法でも試してみたかったんだけど、心の準備が!! って、顔真っ赤にしてホンキで恥ずかしそうにするので一旦保留にした次第。
私をオカズにしてることが私にバレること以上に恥ずかしいことってなんなんだろうかとは思ったけど口には出さないでおいた。
まあ、ぽろっと涼華が漏らした台詞があるからそれを検証してみようとは思うけど。
検証というか、確認?
間中あたりに聞いてみたらきっとわかるんじゃないかなとか思ってる。
慌てて口塞いでなんでもないって叫んでたけど、なんでもないなら叫ばないと思うのよ。涼華さん。
うん、まあ、なんていうか、エロ本にそういうのあるっぽいよ?
今の私みたいに頭の上に数字が見えるようになる主人公の話がさ。
漫画がどうのって言ってたけど話の流れ的にたぶんエロ本だと思う。普通に週刊誌とかの漫画なら恥ずかしがる意味わかんないしねぇ。
ま、とりあえず意味があるのかないのかはおいといてなんかの取っ掛かりになればなぁ程度に思ってる。
そもそもエロ本読んで解決すりゃ世話ないわっていうね。
だからさ、涼華ちゃん。
そろそろ顔隠すのやめてこっちみない? おねーさん涼華ちゃんの可愛い顔見たいなー。ん? だって誕生日私の方が先でしょたぶん。誕生日いつって? 5月。うん、もう過ぎちゃったね。涼華は? 9月? ほら、私の方がお姉さんじゃん。
あれ、なんで凹んでるの。お祝いし損ねた? あはは、そんなん気にすることないって。来年は祝ってくれるでしょ? もちろん? うんうん。じゃあ、誕生日デートしような。来年も一緒にって当たり前じゃん。
はにかんで笑う彼女がマジ天使。
消す方法はまた心の準備が出来たらでいいからね。数字? ここしばらくずっと見えてるモンだし今更多少伸びてもかまわないって。自重する? ……増えててもなんも言わないよ? そういう問題じゃない。そっかー。まあ、そうか。
でもそもそもさ、数字がダントツおおきいのは涼華だったけど、涼華以外にも結構な数字浮かんでるヤツいたし細かいこと気にすることないって。
え? だから中垣内とか風紀委員の1年の子とか100超えてたし他にもそれなりに…………なんで落ち込むのさ? 前に言ったじゃん。ん? うん、モテるのはわかってたけど? 改めて思い知った? なんのこと………………あ。
あー、ね。そうか、そうなるのか。これレンアイカンジョーで好かれてるからなのか。あー……なるほど…………なるほどー。……いや、だからなんだって話だけどもね。だって私が好きなのは涼華じゃん? 別にあと誰にそういう意味で好かれてもどうしようもねえしどうでもいい。なんでビックリした顔してんのさ。
当たり前のことしか言ってない気がするんだけど。涼華だって誰に告られてもオッケーしないでしょ? あ、笑うなよ。私が自意識過剰みたいじゃん。そういう意味じゃない?
「ふふ……えっとね、嬉しいなって」
「嬉しい?」
「あたしが奏ちゃんのこと大好きなのものすごく伝わってて。ヤキモチ妬く必要なかったな」
えへへ、ってそんな照れたように笑われても可愛いしか感想が浮かばないのだが。
しかしヤキモチ妬かれてたのか。私が妬くならわかるけど逆は考えてなかった。いや、涼華のモテ方ハンパないからね? そんなことあるから。私でもって、そりゃあるよ。妬くことくらい。ナンパとかされてたらすごいイラっとするし。涼華にじゃないよ? 無断で声かけてきた身の程知らずにだから。
でもま、今のとこ涼華がものすごく私を好きでいてくれてんの身をもって自覚してるから不安とかはないかなー。……だからなんで両手で顔を覆い隠すのか。なに? ……かっこいい? 好きがすぎる? お、おう。ありがと?
さて、と。結構時間経って……ることもないな。まだこんな時間か。
涼華、親御さんとか大丈夫? まだ平気? じゃあ、ちょっと遊ぼう! ……なんで挙動不審気味になってんのさ。なんでもない? そう? まあ、いいけど。
「ああ、そこで詰まってんのか。編成見せて」
「これなんだけど……。こっちの子の方がいいのかなぁ」
「いや、このステージだとこのキャラダメなんだわ。ノーダメ連発されたっしょ? フレは私の連れてって、スキル全開放してるから」
そんなわけで後ろから涼華を抱きしめる形でソシャゲなう。
膝の間にちょこんと収まってるのが可愛いよね。私の彼女ホント何しても可愛いわ。
あ、バトル入った? そしたらそのキャラのスキル使って、そうそう。これでどうにかダメ入れれるから。多少運も絡むけど、耐えたら今度はこっちかなぁ。
うん? バフ効果すごい? でっしょー。このキャラ好きすぎて上限解放からなにから全部コンプしたからね。
このキャラが一番好きかって? いや、実はこっちの方が好きなんだけど、このバトルだとデバフ食らうから連れてけないんだよね。声優から何からツボすぎるんだけどさー……。
「…………」
「涼華?」
何? どした? なんでじっと自分の胸元見つめてんの?
おっぱいおっきいから? って、何が…………いや、違……違わ、ないわ。確かに二次元だとおっぱいおっきい美人系ばっか好き……落ち込まないで!? 二次元と三次元は別だから! 涼華だって好きなキャラは……クール系の黒髪ロングで背が高いどっちかというとイケメン女子? ほら、私とは違うじゃん。私クールでもイケメンでもないし。
「奏ちゃんはイケメンだもん!」
「いや、違うよ!?」
振り返って全力で主張するようなことかな!? ってか、別にイケメンではないよ!? え? でも、キャラより私の方がカッコいい? いや、たぶんこのキャラの方がカッコいいと思うんだが。あ、はい。や、嬉しいよ。嬉しいけども。
彼女の私への評価が高すぎる件について。
いや、ここまで私を思ってくれてんのはホント嬉しいんだけどね。顔面偏差値天元突破の涼華に褒められるとむず痒いというか。
涼華こそ自分の容姿のことちゃんと把握してないよなぁ、とはちょいちょい思う。上目遣いでね? ぷくって頬っぺた膨らませてね? 私を大好きっての隠さないオーラ全開でね? うなじにキスマークつけ……たのは私だけども。とにかく、自分が冗談抜きでめちゃ可愛いことを自覚して欲しい。逆にわかってやってるなら恐れ入るけどね! 1ミリも疑うことなく100パーセント天然。
とりあえず可愛すぎたのでちゅーしといた。
あ、数字点滅した。前からちょっと思ってたけど私の彼女チョロインでは? や、いいんだけど。私限定なのわかってるし。
点滅はえーっと、発情だっけ? ……発情かー。
「ねえねえ、涼華ってさ」
「え、あ、な、なに、かな……?」
「私を抱きたいの? 私に抱かれたいの?」
ゴンっていったぞ? え、すっごい音して前のめりに倒れたけど大丈夫? 机に思いっきりおでこぶつけてなかった? 平気? でも完全におでこ赤いんだけど、冷やさなくて……いいの? そう。漫画みたいな倒れ方してたんだけど。
そんなことより? いきなり何でって……いや、発情かーと思ったらなんとなく気になって。
点滅、うん。してる。割と脈拍くらいのスピードで。
「あ、ぅぅ……」
「や、ごめん。無神経だったな。考えずに口に出しちゃった」
「い、いいの! 大丈夫! 気になるのは当たり前だと思うしあたしももしそんな数字とか見えてたら絶対聞いちゃうと思うしそれにそもそも後ろから抱きしめられてる段階で奏ちゃんのおっぱいが当たっててドキドキしっぱなしだったから点滅してるのも仕方ないっていうかいや仕方なくはないんだけどやっぱり意識しちゃうっていうか実際抱かれたらとか妄想したことないっていうと嘘になるしでもあたしもしてみたい気持ちもあるけどだから…………ぁ」
「くくっ ……うん。落ち着いた?」
弾丸テンパり自爆トークが楽しくなってきたんだけど。
あわあわしてる涼華の頭を撫でておく。うんうん、ちょっと楽しいから構わないよ。また余計なことをって余計じゃないって。本音聞けるのは嬉しいし。
でもこの子これくらいで真っ赤になってるから実際そんときになったら羞恥で動けなくなりそうだよね。……私もベンキョーしとくかな。数字の件兼ねて間中にエロ本借りる(確定)し、ついでに。いざってときはいつ来るかわかんないってねー。いや、己次第だけど。
ま、いまはちゅーくらいで。
ねえ、涼華からしてちゅー欲しいなー。だめ?
このあとめちゃくちゃちゅーs(ry




