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頭の上に数字が見えるようになったんだけど誰かコレが何か教えてください  作者: けだま@回復努力中


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ホント不定期で申し訳ありません……。ちょっと風邪引いたりケツァルさんに萌えたり仕事に忙殺されたりしてました。。。

そしてブクマがなんと500を超えて……ほんとにほんとにありがとうございます。嬉しいです。引き続きよろしくお願い致します。今年中にもう1話は書きたいなぁ……。作中は夏なのでたまに季節感が崩れそうになります。。。

あと先に謝罪します。予告詐欺ですすみません申し訳ございません……!

はい、ココア。あったかい方が美味しいけど、冷たいのもたまにはいいよね。

いいって、これくらい。奢る奢る。んー、じゃあ今度涼華が奢って? それでチャラね。

カシュっと缶のココアを開けて一口。甘ったるいけど嫌いじゃないんだよねー。涼華も開けてちょっとずつ飲んでる。

渡しといてアレだけど、涼華が歩きながら缶ジュース飲んでるってなんか不思議というか、違和感ってか、ミスマッチとまでは言わないけど、こんな超絶美少女も歩き飲みするんだ? 的な。わかる? わかんないかー。誰に聞いてんの私。


一気に飲み干したのでごみ箱シュート。あ、涼華急がなくていいよ? ゆっくり飲みなね。

ちびちびと飲む涼華と雑談しながら歩く。

改めてみると結構ちっさいなー、涼華。かわいいけど。なんだっけ。キスしやすい身長差が12センチとかだっけ? 違ったか? 理想のカップルの身長差だっけ? 忘れたわ。まあ、私と涼華は12センチも差はなさそうだけど、っていうか近い方がキスしやすいと思うんだけどどうなんだろうか。

ん? うん、聞いてる聞いてる。ねえ、涼華。私とキスしやすい? なんでイキナリって、あれ? いきなりだっけ? ごめんごめん。涼華可愛いなーと思ってたらポロっと漏れた。


正直に言ったのに力なく叩かれた。まあ、ちょっと赤くなってるから照れ隠しだと思う。

辺り見渡したけど人気(ひとけ)なかったから不意打ちでちゅーしてみた。ココア味。私もココア味だろうけど。一拍間をおいて耳まで真っ赤になったけど、なんだろうね。この可愛さ。ほんと好き。

大丈夫だって、誰もいないし。えー? 外ではだめ? ふたりきりならいい? ふむ。しゃーない。確かにこんな可愛いの万が一にも他人に見せたくないしな。うん? 私も? エロカッコいいから他人(ひと)に見られたくない? そっかー。


…………待って。エロカッコいいって何? いや、別にエロくないよね? なんで目をそらすの涼華! おいこら!


何回問い詰めても否定してくれなかったんだけど。

()せぬ。



ん、飲み終わった? 貸して、あそこにごみ箱あるから捨てとく。

いいのいいの。これくらいでそんな礼言わなくてもいいって。涼華と私の仲でしょ。


よいしょっと。さて、と。どこ行く? 涼華。普通に帰るには早いしカラオケでも行く?

なんでキョロキョロし始めたんだ。……いや、涼華。顔色がなんか赤くて青いみたいな感じだけど、どうした? 具合悪い? 帰るか? 大丈夫? ちょっと心構えを? なんのさ。

無理しないでな。帰るんなら送るから……家? 家がどうかしたか? 涼華の家? うん、だから具合悪いなら送る――――――



「具合は悪くないの! ……あの、えっと、でも、あたしの部屋に、来てほしいの」

「涼華の部屋? え、それは全然構わないっていうか普通に嬉しいけど、ほんとに身体平気?」

「ほんとに大丈夫! えっと、その、…………例の、数字のこと、話したくて」


そういや昼休みに数字のこと言ってたっけ。忘れてた。いや、涼華の頭の上にはバリバリ431って浮いてるのは見えてんだけど。

意を決して喋ってる様子の涼華の頭を撫でる。落ち着け、涼華。そんな死地に赴くような顔色するようなことなら別に私聞かなくても構わない……ダメ? 答えを知ってるかもしれない人がいるのに知らないふりは難しいしいずれ絶対気になる? ……う、まあ、正論。確かに。今はいいと思ってても後々やっぱ超絶気になるとかならないとは言い切れないものな。

でも涼華がそんなに顔色オモシロい感じになるようなジジツって……ここじゃ言いにくいの? 出来れば他人の目がないとこがいい? ん、わかった。じゃあ、涼華ン家お邪魔するね。


あれかな。菓子折りとか持ってった方がいい? 親御さんいるよね? 高校生が用意できるもんなんか高が知れてるけど、一応なんかそれなりの……気にしなくていい? 逆に気を遣う? そっか。じゃあ、正式なときにちゃんとするってことで。正式な時って何かって? そりゃー、あれじゃん? お嬢さんを私に下さい的な?


あはは、耳まで真っ赤。涼華も屋上で同じこと言ったのに。

あたしはいいの? じゃあ、私もいいじゃん。だめ? なんでさ!?


なんか納得いかないけどとりあえず照れた涼華が可愛かったので許した。

さて、そんじゃ涼華ン家行こっか。前に一回お母さんには会ったけど、綺麗な人だったよな。涼華、お母さん似だろ。そっくりだったし。今日もいるの? たぶん仕事? 代わりにお姉ちゃんがいるかも? 

え、マジか。涼華そういえば三人姉妹だったっけ? どっちのお姉さんがいるっぽいの? 産休中のいちばん上のお姉さん? へー、結構歳離れてるんだ。

私、妹しかいないからさ。お姉ちゃんって欲しかったなぁとは思う。妹? まあ、可愛いっちゃ可愛いけど生意気盛りだからちょっとワガママだよ。今度涼華がウチ来るときに居たら紹介するよ。似てる、かなあ。私的にはそんな似てないとは思うんだけどね。


喋ってるうちに涼華ん家到着。

改めて見るけど、でかい家だわー。古き良き日本家屋! みたいな。門をくぐって……前に遠目で見た鹿威しだ!? わー、やっぱすごい。普通の家庭の庭に鹿威しあるの初めて見たわ。鯉いるよ鯉。ねえ、これ錦鯉? 流石に違う? いや、なんか涼華ン家はもうなんでもありな気がして。


引戸ってオモムキあるよね。玄関広っ! 鹿のはく製!? …………涼華ン家ってなんか日本舞踊とかそういうのやってんの? あ、やってないんだ。いや、だってここまでTHE・日本! って家テレビでしか見たことなくてだな。

お父さんの趣味なんだ。凝り性なんだねぇ。ここまで来たら刀とか飾ってそう……あるんだ? え、あとでちょっと見せて? 模造刀? 全然いい。刀ってものを見てみたいだけ。


写メの許可も取ったのでお邪魔します。スリッパの違和感半端ない。



「えっと、こっちがあたしの部屋だよ」

「涼華の部屋は襖じゃなくてドアなんだ」

「うん。その……洋間に、憧れてて……」


恥ずかしそうに言う涼華マジ可愛い。

ってか、そっか。こんだけ和風! ってばっかりだったら洋風の部屋欲しくなるよねぇ。私ン家は基本洋間だからたまに畳の部屋で寛ぐし。コタツはあそこにしか出してくんないんだよね、母さん。


がちゃっとドアを開けてお邪魔します。

なんていうか、可愛い部屋だわ。女子力! 私の部屋とは大違いなのは間違いないよね。私の部屋モノクロすぎるな、こうして比べてみると。

別にあらゆるところがピンクで天蓋ベッドとかあるとかじゃないんだけど、要所要所で女の子らしさみたいなのが見える。

ベッドの枕元にはぬいぐるみが置いてあって、小窓の前には小さい観葉植物。白い棚がいくつかあって、几帳面に本が並んでる。漫画とかじゃなくて、小説っぽい。机はガラステーブル? かな? 綺麗にしてるなー。


「クッション置いてるからそこ座っててね? あたし、お茶淹れてくるから」

「了解。ありがと」

「うん! ちょっと待っててね」


涼華を見送ってクッションに腰を下ろす。ふわっふわだわ。え、なにこれ。このクッション欲しい。どこで売ってんのかあとで聞こう。

っていうか、なんかそわそわする。探索とかそんなことはしないけど。下着とか万が一見つけたとしても別に、まあ、体育の着替えん時とかに見てるしなぁ。少年漫画のラブコメ的なやつで下着見つけてどうのこうのってシーン結構あるけど、あんなもん下着だけあっても何も思わんくね? っていう。


あれ? あのベッドんとこにあるぬいぐるみ、こないだゲーセンで取ってあげたやつだ。

うわ、予想外に嬉しい。大事にしてくれてんだ。私の彼女マジ世界一。……ん? 枕元にあるやつはなんだろう。


ぼけっと部屋内を見渡してたら涼華が帰ってきた。お帰りー。

うん? 座ってたよ。なんでちょっと慌ててんのさ。なんでもない? なんでもなくはなさそうなんだが、いや、いいけど。

綺麗にしてんなーって思ってた。

そうそう、このクッションすんごい肌触りいいけどどこで買ったの? お姉さんのプレゼント? マジか。じゃあどこかわかんないかー。

聞いといてくれんの? やった! 部屋のクッションへたれてきててさー。新しいの欲しかったんだよね。


あと、あれ。ベッドんとこのぬいぐるみ。飾ってくれてんの、すごい嬉しかった。え? 勿論あんなんいくらでもこれから取ったげるよ。


「あ、そうだ。ねえ涼華」

「なあに、奏ちゃん」

「あの枕んとこにあるピンクのヤツはなんのキャラ?」

「枕元?」


うん。あそこに転がってる、アレ。よく見えないけど、ウサギみたいなやつ。ハロみたいなもん?


「……っ」

「え? なに?」


涼華? どうした? なんか顔色悪くない? やっぱ体調悪かったんか?


「ななな、なん、なんでもな、いの!! 違っ あの! ホント気にしないで欲しいっていうか別にあのほんとになんてキャラってわけでもなくて興味本位でだからそのヤマシイことはなにもないことはないんだけど検証の大義名分になるかなとかちょっと思ったのは事実で、あ、いや、違っ ほ、ほんとに違うの!!」

「わ、わかったから落ち着け涼華! ちょっと気になったから聞いただけで言いたくないなら別に……」

「バイブじゃないから!!」


「………………」


うん。なんかスゲー発言が聞こえた気がするけど気のせいかな? 気のせいじゃ…………ないな。

我に返って真っ赤になったり真っ青になって狼狽えてる涼華見る限り。

いや、大丈夫だから。嫌いにならないでってなるわけねえから。だからそんな走り去ろうとするなという。ってか、涼華ン家だからここ。どこ行く気だよ。

なんか一目散に部屋から逃げ出そうとした涼華をとりあえず後ろから抱きしめて捕獲する。よしよし、逃げなくてもいいからね。



うん、まあ、でも……そっかー。

バイブなんだ、アレ。

羞恥プレイ内容が「数字」に至る前に誤爆しました。

……なぜでしょうね。数字に行き着く予定だったのですが……涼華がアレすぎて、その……。

一応補足させて頂けるなら涼華は見た目全力で清楚系です。誰がどう見てもピュアで純真な見た目天使です。

中身は……アレです。今までを参照の通りです。加えるならややMです。何の情報ですかこれ。

次こそ本題の羞恥プレイ「数字」です。

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