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頭の上に数字が見えるようになったんだけど誰かコレが何か教えてください  作者: けだま@回復努力中


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9

お、おひさしぶりです。

難産でしたし何の解決もしてないような気がしますし、早めに続きかきたいです。


……逃避のFGOとかトライナリーに本気出しすぎてました。……恋ヶ埼さんが可愛くて。

あー……眠い。

朝はどれだけ寝ても眠いよね。仕方ない。遊びに行くときは一瞬で起きれるからそういうもんなんだよ。

あれ、父さんおはよ。今日は遅いんだね。休み? ああ、代休。いつもお疲れ様です。


冷蔵庫開けて牛乳を取り出す。なんかたまーに飲みたくなるんだよね。牛乳を飲みながら食パンをトースターに突っ込む。あ、ラピュタパンにしよ。卵卵……と。

ん? ああ、おはよ。妹。目ざといなー、はいはい。お前も同じのな。……父さん、言いたいことあるならいいなよ。うん、そうな。はい、卵追加ーっと。


三人前のラピュタパンをさくっと作って三人でいただきます。母さんはすでに出かけてた。休みなのに早起きしてた父さんは母さんを見送ってたんだろう。ホント仲いいわ。まあ、両親の仲悪いより良い方がいいに決まってるけど。


ちゃちゃっと食べていってきます。妹も気を付けて行けよ。言われなくても? あー、はいはい。さっさと行け。

30を頭の上に乗っけてきゃんきゃんと朝から吠えてる妹と反対方向に出発。中学と高校の位置真逆なんだよね。


いつものバス停まで特に変わりなく到着。要するにすれ違う人の数字相変わらず見えたまま。

涼華だけに任せるわけにもいかないと思って、昨日寝る前まで頭悩ませてみたものの結局答えっぽいものは何も思い浮かばなかった。まあ、ここ数日ずっと悩んでわかんなかったんだから、急にわかるわけもなかったよね。

っていうか、途中から間中に言うべきなのかどうなのかの方に意識行っちゃったからなぁ……。

まあ、とりあえず黙っとくという結論にだけは達した。涼華に黙って勝手に言っちゃいけないよなと思ったし。


ってわけで、おはよう。間中。何がどういうわけだって? 気にするな。細かいこと気にするとハゲるそ。怖ェこというなっていわれてもなー。だって、間中の親父さん……やめろ言うなって、あ、うん。正直すまんかった。


触れちゃいけないこともあるよね。悪かった。


学校に到着。あれ? 風紀委員立ってない? 今日服装チェックだっただろ、ってマジか。いや、まあ、別に違反とか何もしてないからいいけど。持ち物? お前みたいにエロ本持ってるわけないだろ。持ってねえって? えー、ほんとにござるかぁ?


適当に間中をからかってたら順番になった。

リボン緑。一年の子か。……この子数字めっちゃ多いな!? 192って涼華の次くらいじゃね? 顔見知り以外でこんだけ多い子初めて見たかもしんない。

まあ、いいや。とりあえずチェックよろしく。うん、普通に何もないよね。そりゃ。お勤めごくろーさま。…………あの、キミ、大丈夫? めっちゃ顔赤くない? 平気? あ、そう? うん、まあ、がんばってね?


なんだったんだろう。

っていうか間中引っかかってるし。先行くからなー。ピアス外し忘れてたとか阿呆だな、あいつ。


靴箱前で履き替えてる涼華発見。私にはまだ気付いてないっぽい。

後姿ですら可愛いとか、ほんともう、天使かな。

なんとなく悪戯心が芽生えたので後ろからそーっと近づいて耳元で声をかけてみる。



「ひゃんっ」



…………。

なにこのかわいいせいぶつ。


涼華的にも予想外の声を上げてしまったみたいで、振り返った顔が真っ赤で涙目だった。かわいい。

うん、あの、ごめんって。涙目で睨まれても可愛い以外の感想が浮かばないんだけど。身長差で上目遣いになってるからね? 今度やり返すもんって、まあ期待しないで待ってるよ。ん? ああ、うん。おはよ、涼華。


和みながら教室へ一緒に向かう。

昨日はお疲れ。またデートしようね。いや、ちょっと、なんでどもるのさ。単語? 単語に照れた? どういうことなの。……うん、耳まで真っ赤なんだけど。私なんかおかしなこと言ったっけか? 言ってない? ならいいんだけど。


ならなぜ真っ赤になってるのかという疑問はあるけど、なんとなくツッコんだらさらに赤くなりそうだからそっとスルーしておくことにした。教室着くまでに普通に戻そうね。うん、ってはにかんで答える涼華が心底可愛いんだけどコレ誰に自慢すればいいんだろうね!


阿呆なこと考えながら和んでたら教室到着。涼華の表情は戻ってる。うん、よし。あんま可愛すぎるの見せたくないしね。まあ、何もなくても超絶美少女だけど。


ドアを開けようとしたところで服の裾が少し引っ張られた。

ん? どした、涼華。昼休み屋上で話そう? おっけー。お昼持ってる? お弁当あるのね。私も弁当だし、じゃあ4時間目終わったら屋上一緒に行こう。ふたりきりで? 嫌なわけないでしょ。モチロン。


嬉しそうに笑う涼華と教室に入る。

私と涼華の席はちょっと離れてるからいったん解散。

おはよ、三谷。なんで涼華と一緒って、仲いいからかな。羨ましい? ふふふ、いいだろ。眼福? あんま見るな、減る。何がって、何かがだよ。可愛さは減らねーよ。

そういや間中はって? あー、検査引っかかってた。ピアス外すの忘れてたみたいよ。アホだろ。


涼華の可愛さと間中のアホさを肴に笑ってたらチャイムが鳴った。

1時間目は数学かー。さて、真面目に頑張りますか。



因みに涼華の数字は415になってた。涼華だけ数字の増え方おかしくないかな。マジで。

主人公。惚れると一直線。

涼華。奏の無意識の台詞とか誉め言葉とか慣れないし照れるし期待しちゃうし割と必死。


次回ようやく本題へ。入る、予定。

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