魔術師の贄設定集
地理
三国
ルーフェン
大陸の東側に位置する国。
肥沃な大地を持ち国力も三国の最高クラス。もっとも栄えた土地である。
現国王は戦況を見通しよく考える、思慮深き人物であり現在の繁栄を作った名君である。
ただし、軍上層部は頭の固い人間が多く国王の悩みの種である。
現在、魔術師の数が最も多く軍事力的に最強の国である。
フロスガー
大陸の北西に位置する国。
国王から民の一人に至るまでを階級上同列とし、役職に応じて職務全うに必要な
最低限の金銭を分配する共産主義を掲げて尚上層部の腐敗が起こらなかった稀有な例。
国王はただただ優しい人間であり、国民の一人が死ぬことに一々憂し生まれる毎に
歓喜の雄叫びを上げる。その人徳が有り、共産主義の元国がまとまっている。
軍事力はルーフェンには劣るものかなりの水準を確保している。
アリンゴス
大陸の南西に位置する国。
大地に恵まれず、三国の中でも最低の国力の国。
貧民街も多く、飢える民も居たがなんとか助け合いのうちに平和を築いていた王国。
しかし、ある日人の感情を増幅させる植物が発見されそれを期に政治は腐敗し平和は瓦解した。
現在最低の国力と軍事力を持つ国。しかし麻薬の効果によりその軍事力を一気に上昇させ
一騎当千の兵が多くいる兵力の実数と効果の釣り合わない国。
人物
リヴィア・ブラッド
役柄「主人公」
性別「女性」
概要
血の魔術を扱う魔術師でプロローグではルーフェンの砦の一つを扱う将校だった、しかし、魔術師メリッサをその戦いで失った後軍法会議にて降格される。
その後上官の命令に背き追放された魔術師。されど彼女の功績は凄まじく、魔術師としてより知将として世界に恐れられる名将。
彼女自身の戦果も素晴らしく、魔術師としても非凡な評価を受けている。
メリッサ
役柄「脇役」
性別「女性」
概要
リヴィアの親友であり絶望を司る魔術師。彼女の魔力は直接的な殺傷能力は無に等しいが、触れた相手の心を瓦解させ絶望の末に死に至らしめる。
現時点までに存在するどの魔術師よりも残酷な魔術を扱う。また、魔術の扱いに長けており魔力の制御は全魔術師中でも最高と称される。
リヴィアとの相性も抜群に良く二人一組で戦場に駆り出せばその効果は何倍にも膨れ上がる。
また容姿が幼い少女のようであるため敵の油断を誘う局面も少なくない。葉巻きさえ嗜まなければ諜報員にも向いていただろう。
心の芯が強く、優しくあろうと心がける彼女の性格はリヴィアにとって大きな支えになっていた。
しかし、魔術師アラムと交戦後自らの行った術によって回復不能の状態に陥り、親友たるリヴィアの手によって心臓を抜き取られ殉職。
その後二階級特進し大佐となった。
ベルタ
役柄「主人公の母親」
性別「女性」
概要
ルーフェンが誇る世界最強の魔術師であり、その魔力は命を自在に操る。
神にも等しい魔術師であり、同時に最古の魔術師である。魔力が残っている限り、心臓に剣を突き立てられたとしても何事もなかったかのように戦い続けることができる。
また、身寄りのない魔術師の少女であったリヴィアを引き取り育てるなど人間らしく優しい側面も持ち合わせている。
ユリア・ブラッド
役柄「主人公の娘」
性別「女性」
概要
回復の最高峰の魔術を持つ魔術師であり、その魔力は命を与えるに至る。
ベルタ並みの回復力を持つが命を奪うことはできない。ただし瀕死の状態からの自己回復は不可能である。
戦争孤児であり、リヴィアを母と慕う。元来優しい性格であり、優しさが過ぎるため虫を殺すのもためらうほど。されど、殺さねば生き残れないことを自覚しているため必要最低限の殺戮はためらいつつも行う。
戦時には向かない人間である。
ヴラド
役柄「主人公の伴侶」
性別「男性」
概要
ただの人間にして魔術師最強と同列の怪物。
その実、人間性に富んでおり。優しく紳士的である。
しかし、あまりに高い戦闘能力のせいで警戒されがちだが警戒の必要のない男。
(作者の理想の男性像の一部を担ってます。)