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怖い話と噂

作者: 見えない人

怖くはありません。

創作というよりかは語りに近い作品となってきます。

この話を読んでる方々は怖い話が好き、もしくは興味がある人で数々の怖い話を読んできた前提で話を進めさせてもらいます。


今回のテーマは「噂」ですがそもそも噂と怖い話って似たようなものだと思いませんか?


噂はその人や世間が興味をひく話が、怖い話も非日常や恐怖に好奇心を含め言葉やメディアを通して人々に広がっていきます。

過去には「口裂け女」「人面犬」など噂が広まり過ぎて実生活に影響を与えたものもありました。

怖い話は実体験と伝聞による話が主ではありますが、どちらも創作が多いと思われます。非日常がそんな簡単に起こってたらまともな生活ができませんからね。

しかし嘘というよりは話し相手を怯えさせたり非日常の感覚を味わう話のネタのようなものでしょう。


さて、今回私が話すのは怖い「噂」の発端が誰なのかという話です。

現実にあった話であろうが創作であろうが始まりがなければ広まることもありません。

実体験は体験者が伝聞は体験者もしくは創作者がその解答となりますが、色んな怖い話を読み聞きしてきた私はそれだけではないと考えています。

 


これは昔読んだ投稿サイトのお話ですが、その話の投稿者は怖い話が大好きでよく投稿サイトをPCで見ていました。

その投稿者の友人に霊感があるのかは知りませんが投稿された話が本物なのか創作なのかがわかる人がいました。

ある晩二人が電話をしている時投稿者がそのサイトを見ながら友人に尋ねたそうです。

「今見ているサイトに本物はないか?」と。

友人も電話越しに同じサイトのページを開き「これ創作、これも創作」と答えていったそうです。

いくつも続けている内に「あ、これ本物」と答えたので投稿者が「え?どれ?どれ?」聞きました。

しかし返ってきたのは

「どうしてわかったの?」

と友人の声と電話の切れる音で、その後の友人の消息は不明というお話でした。

まぁこれも創作かもしれませんが(笑)



次にこれは私の父から聞いた話です。

父は隣県までお客様を送迎することとなりました。

その時代カーナビなどもなく2人で会話をしながらお客様の自宅に向かって行ったのだが、会話の中でお客様がいきなり


「そういえば私には自殺した友人2人がいたんです。昔の話ですがギャンブルで二人一緒に首を吊ってね」


父はただの思い出話だと思い聞き流したそうですが、その後お客様の実家に着いた時に夜も遅いし泊まって行かないかと聞かれたが今日中に家に帰れると思い断りを入れて家に帰りました。

深夜に家に着いてすぐに寝床に潜り熟睡したそうですが深夜2時にパッチリ目が覚め、ふと隣の誰も使ってない部屋から2人の男性の声が聞こええてくるのです。

そして二人の話し声が笑い声に変わりそれがどんどん大きくなり部屋の襖や窓ガラスが全壊する怪奇現象が起こりました。

父が言うにはあの話で二人と縁ができて憑いてきたとのこと。二人がお客様の口を借りたと。


そう…人ではない存在が噂を出すこともあるのかもしれません。読み手がそれを知って繋がりが出来て罠に引っかかるのを待つために。




今回も沢山の噂に関する怖い話が投稿されています。

ほとんどが創作だと思いますが中には「当たり」があるかもしれません。

皆様引き続き気を付けながら色々な噂をお楽しみください。 









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