氷血少女1
久しぶりに小説を書こうと思いました。よろしければ見てください。感想とかあると嬉しいです。
♪咲き誇る〜紅色の花たち〜その上に立つ1人の少女〜罪を重ね重ねた〜何も感じなったわ〜また咲くそれとともに鳴り響くメロディー
「うわぁぁあ!!!!」
終わることのない(終わらせてならない)メロディー(メロディー)“メロディー”そのたびに花が咲く〜
「やめてくれ!!頼む!なんでもするから!うぁあああああ!」
散りゆく花たち〜
「ああああぁあああぁぁぁぁああああ!!!」
進む私は、何も感じず、何も持たずに、花を手に取って天にばら撒く、わたし、わたしは、なにをしてるのか、わからないまま今宵も
赤く染まった満月の下で眠るわ〜
「“ノルマ”達成!!!!」
満月の中一匹のカラスが宙をまった。
今日も100人殺した。いつの間にかわたしは人を殺すことに何も感じなくなった。人というのは習慣がついてしまえばこうなるのか。息を吐くように人を殺し、ベッドの上で眠るように殺した相手の上で寝る。わたしはいつまでこんな生活をしなくちゃあいけないのだろう。そんなことを考えていると頭が痛くなる。
「もう寝よ。おやすみ。」
♪キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン♪キーンコーンカーンコーン
「規律!礼!着席!」
クラス委員長狭間雄大は委員長の中の委員長のような人間で真っ直ぐな目で見つめられるといつも僕は小さくなってしまうのだ。そんな、彼の号令には似合わない人間が教壇に立った。
「えー、あ、ふぁああ。出席をとりまーす。はい。全員いるね。おけ。んじゃあ、授業頑張って。特に連絡がないので朝のホームルーム終了。」
本当にこの人は教師なのかと思ってしまうほどのやる気のない僕達、地士沼学園二年一組担任合田春歌はいつものように朝のホームルームをものの15秒という速さで終わらせた。はずだったが、スタスタとまた教壇に戻った。
「あ、えっと。一つ、言い忘れてたことがあったわ。最近連続殺人が隣町のかぐち村で起こっている。くれぐれも下校時は寄り道しないように。死ぬなよ。」
死という言葉が心に響くのはなぜだろうか。他の人ではない担任の合田先生に言われる死という言葉は何故か僕の心に深く残った。
その後何事もなくいつものように授業が終わり。帰宅部に所属している僕はスタスタと下校していた。
「なあ、神直也。合田先生が言っていた連続殺人の話なんだけどさ、どんなやつか知ってるか?」
噂話や都市伝説が大好きな僕の幼なじみ佐久間稔は僕に質問を投げかけた。正直僕もどんなやつか知りたいという気持ちがあったからいつもテキトーに流していた佐久間の話を僕は真剣にきいてみた。
「わからない。どんなやつなんだ?」
「それがな!聞くところによると、鼻歌歌いながら毎日100人殺して隣村またその隣村へと町をポツポツ移動しているらしいんだよ。ということは今度は僕たちの村地士沼村で100人殺されるかもしれないんだよ!」
「その人ってどんな人なの?」
「それが、少女の姿だったんだって!刀を持った少女が氷のように無表情で斬りかかって血の影響で瞳に写った目が赤眼になってそれはそれは恐ろしい姿だったんだってさ!」
「そうなのか。気をつけないといけないな。早めに今日は家に戻るか。」
「怖いよなーでも、どんな奴か気になるんだよね!」
「殺されても知らないぞ」
「君たち!今日は真っ直ぐ家に帰るんだ!」
後ろから委員長の中の委員長。狭間雄大かま降臨した。
「狭間くん!いや、僕ね帰ろうとしてたよ!でも神直也くんがさぁ」
こいつまじかよ。
「そんなことはどうでもいいんだ!真っ直ぐ帰る!神直也くん!だめじゃないか!」
「はぁ。」
帰る方向が一緒なので3人揃って歩いて帰っていた。その時。女の子が前から歩いてきた。
「ねぇ。もしかして、あの女の子が」
「な訳ないだろ。刀なんて持ってないし持ってたとしても振り下ろせるほどの力なんてもってないだろ。」
「その通りだぞ!大体失礼だぞ!佐久間君!女の子をそんな連続殺人に見立てあげるなんて!」
「悪かったよ。冗談のつもりだったんだ。」
前から歩いてくる女の子は身長が小さく小学2年生くらいの見た目だった。女の子は目に手を当ててしくしく泣きながら歩いていた。
「泣いているじゃないか!」
そう言って委員長の中の委員長狭間雄大は女の子に声をかけた。
「どうしたんだい?迷子にでもなってしまったのかい?それにしても見ない顔の子だね。」
すると次の瞬間、狭間雄大の顔が地面に転がり落ちた。
いかがだったでしょうか。面白かった!続きが見たいってなったら作者のマインドも上がるのでぜひお気に入りとかに入れていただけたら嬉しいです。