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一人前の勇者になる為に!~本当は農業をry~  作者: kanon
1章 学校生活~Fクラス~
3/25

3話 仕返し

なんかもうこんなシリアス展開になったんだけど。

・・・小説ってムズカシイ

その後の授業も終わり、今日の学校は終わった。

「よし!カノン行こう!」

待ってましたとばかりにはしゃぐジェイン、教えるのはお前じゃないんだけどな。

「あれ、そういえばリンは?」

ふと気づくとリンがいない、もう先に行ったのか?

「先に行ったんじゃないか?リンだけ最後の授業は他のクラスと合同だったし。」

最後の授業は魔法訓練だった、Fクラスでリンは魔法の才能がいいのでよく合同になる。

「そうかもしれない、でもまぁ魔法訓練所まで行ってみるか。」

リンがまだいてるのかもしれない、そんな気がした。

俺とジェインはリンの向かった魔法訓練所に行くことにする。


魔法訓練所は縦長い建造物の中にある。

これは魔法を放つ際、遠距離相手への攻撃等を行うからだ。

今日の俺たちは教室で座学と魔力を感じる練習で、基本この内容しか授業ではやらない。

それは他のクラスを優先しているからだ、まぁFクラスじゃ魔法打てるのリンとかレンくらいだけどな。

っとそれはさておき到着したが、リンの姿がない。

やっぱり先に行ったのかな。

「カノン、リンはやっぱり先に行ったみたいだね。」

ジェインがそう言い振りむいたとき、ふと気になる物をみつけた。

それは、リンの靴が無造作に転がっていた事。

「ジェイン、この靴ってリンのだよな?」

ジェインに見せると匂いを嗅ぎ始めたので頭を思いっきり叩く、変態かお前は。

「いたたた・・・でもこの匂いはリンの靴だよ!しかもまだ最近脱いだみたい!」

なんでわかるんだよそこまで、やっぱり変態じゃねーか、イケメンが台無しだわ。

「でもなんで脱いでるんだ?基本土足だろここ。」

訓練所も教室もそうだが、基本は土足で入る、靴を脱ぐことはまずない。

するとジェインがくんくんと周りを嗅ぎ始めた、お前は犬か。

「くんくん・・・カノン!こっちからリンの匂いがするぞ!」

ジェインはそういうと走り出した、こいつ勇者より犬の方が向いてるんじゃないか。

俺はジェインが走り出した方へと向かった。


「くんくん、この部屋の先から匂うよ!」

ジェインは辺りを嗅ぎ、ここだと答える。

「・・・ここって、倉庫だよな?」

倉庫の扉に耳を澄ましてみる・・・



「あんた達本当最低ね!!何が目的なの!!」

「別に?あの村育ち野郎に見せつけるのさ!僕に歯向かうからこうなるってな!」

「模擬戦闘で負けたからって!本当クズね!」

「うるさいなぁ、とっておきの魔法打たれたくなかったらおとなしくしてろ!」



リンの声と・・・レンの声だろうか、いつもと違う声質だがしゃべり方はレンだ。

他にも何人かいるのだろうか、ふひひと声が聞こえる。

今手元には何もない、何かあるかとジェインに聞こうと思ったその時

「お前達!リンになにしてんだ!!」

ジェインは扉を開けていた、なんてこったい。

「な、なんでお前たちがここにいる!!」

ジェインは叫び、指をさした。

そこには手足をつかまれ身動きがとれないリンと、ズボンのベルトを外したレンがいた。


そして、その姿をみた瞬間俺の何かが切れるような音がした。



「お前ら、何してやがる?」

ドスの聞いたような声を俺は出した、自分でもこんな声が出るとは思わなかった。

「けっけっけ、まぁいい、お前を倒してからお前の前でこの女をヤってやるよ!!」

レンはベルトを締めなおしリンを抑えてた男たちはリンを縄で縛りつけた。

「くらえ!!ファイアーボール!!」

レンは俺に向かって頭一個分程の大きさのファイアーボールを放ち、他の男たちは手元にあった木刀で襲い掛かってきた。

「カノン!!!」

ジェインが俺の前に出ようとするが、突然後ろから別の男が現れ身動きが取れなくされていた。

目の前まで迫るファイアーボール、よけたら後ろでジェインに当たる。

そのままファイアーボールは俺に直撃した。

「カ、カノン!!!」

ジェインが騒ぐ、リンは口をふさがれて声が出せていなかった。

ファイアーボールが当たったことによる爆風で煙が舞う。

「けっけっけ!さぁ次は君だジェイン!!」

レンはジェインにむかってファイアーボールを放つ。

そしてレンを捕まえてた男はレンを前に押し出した。

「う、うわっ!!」

ファイアーボールは直撃した、そして爆発し爆風が再び煙を舞わせる。

「・・・あ、あれ!?」

ジェインは自分に当たったと思ったのに無傷だった。

それは・・・

「大丈夫か?ジェイン」

手に何かの魔法陣が刻まれ、手の先に宙に浮く盾でファイアーボールを防いだ俺がいた。

煙が消え、ジェインの前に俺が立っていたことにレンが驚く

「な、なんだその盾は!!」

俺もよくわからない、俺にファイアーボールが飛んできた時思わず手で防ごうとしたら手のこうに魔法陣が現れ、手のひらの先から盾が現れた。

現れたと同時で体内の魔力が減っていく感覚からこれは魔法の分類なんだろうけど、うん、よくわからん。

「カ、カノン?なんだいそれ?」

ジェインが聞いてくる、俺が聞きたい。

「くそ!!いけ!おまえら!!」

レンが他の男に指示し攻撃してくる、もう立派な悪役じゃんお前。

俺は盾を敵の件にめがけ、攻撃を防いでいく・・・が、数が多すぎてほとんど避けてる。

「カノン!剣は使えないのか!?」

いや!使いたいけど!!どうしたらいいのかわからないんだよ!!

っとその時、盾が光だし剣に変わった。

剣を思い込んだからか?そして剣というより木刀。

木刀は手に持つことができ、反撃していく。

「ぐぇっ!」

しっかりと攻撃を当て、一人一人倒していく、思いのほかこいつら弱いぞ?

「カノン!俺がこいつらを相手するからお前はリンを!」

ジェインが倒れた男から木刀を取り他の男に攻撃していく。

こいつらはジェインに任せて俺はレンをぼころう。

「いつも・・・いつもそうだ!君は卑怯だ!!」

レンは木刀にファイアーソードを唱え、炎を帯びさせる。

「君は!君はあああああ!!!」

レンの木刀の炎はさらに激しく燃え始め、周りに引火していく。

そして引火の影響でリンの後ろに束ねていた2Mほどの棒の紐が切れ、リンに向かい倒れてくる。

「リン!!!!」

リンにむかって突進、その場からリンを押し出した。

そして、倒れてきた棒は・・・



俺の方へ倒れた。

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