爆裂‼︎蒼穹怒球弾‼︎‼︎
「うおおおぉぉぉ!!!」
2人の漢は魂の叫びを上げて、目の前の相手目掛けて走って行く。
先に攻撃を仕掛けたのは雅斗だ。空を裂くような音と共に刀を横に降る。だが清政はしゃがみ攻撃を避ける。そして右肘で雅斗の腹に反撃する。腹に攻撃が直撃した雅斗は声にならない声出し苦し悶える。
だが清政は透かさず雅斗の腹にパンチを何発を食らわす。そして指を2本雅斗の腹目掛けて突き出した。
「怒球弾!!」
「ぐわっ……!!」
雅斗の腹に怒球弾が直撃し、雅斗は勢いよく吹き飛ぶ。橋の下から飛び出るほど勢いよく飛んだ。清政は余裕ように挑発する。
「今回は橋の下から出てもアウトじゃねぇんだぜ……さぁ立て!!」
「わ、分かってる……はぁ……」
雅斗は刀を地面に刺し、立ち上がる。腹の辺りの服は丸く穴が空いており、肌が丸見えになっている。それに疲れが見え始めて来たのがよく分かる。
雅斗は再び刀を構えるが突如刀を下ろし、地面に突き刺した。
「お前が拳で勝負するなら俺もこの拳で勝負してやる!!」
手をパキパキと鳴らし、清政の方へと素早く動いた。清政は指を突き出し怒球弾を放つ。だが雅斗は放った場所が分かってるかのように避けた。
「何⁉︎」
清政驚き、一瞬の隙が出来た。その瞬間雅斗が目の前で右拳を上げていた。
「1度技を見切ったらそんな遠距離攻撃当たる訳ねぇんだよぉ!!!」
雅斗の拳は清政の顔面にめり込むように直撃した。清政も勢いよく吹き飛び橋の下に出る。
この光景に清政の部下達もザワザワとする。
「清政さんが珍しく押されている……」
「何なんだあいつ……」
清政は口から出た血を拭き取り、立ち上がる。そして橋の上にいる部下達に言い放つ。
「俺は大丈夫だ!!心配はいらん!!」
「はい!!」
そして雅宗の方へ向き、指を2本突き出し怒球弾を放つ。だが雅斗は軽く右に一歩動き避けた。
「ちっ……やはりもう見切られたか……ならこれはどうかな……怒球連弾!!」
指を何回も素早く小突く。雅斗の身体中至るところに怒球弾が攻撃された。1発のダメージは小さいが今の雅斗の少ない体力にはかなりのダメージとなる。
「ぐっ……ぐわっ……!!ぐわぁぁ!!」
1歩後ろに後ずさりし、左肩を抑える雅斗。そこでロジがやれやれとアドバイスをする。
(刀を出した時と同じくように魔力を上げろ)
「魔力を上げろだと……どうゆう事だ?」
「あぁ?独り言か?」
清政には分からないが雅斗はロジと会話している。
(魔力を上げれば力が溜まりパワーが上がる。気張るようにすれば良い)
「分かんないがやってやる!」
両手の拳を握りしめ、軽く屈み込み身体に力を入れる。すると周り1m以内の地面の草や土が宙に浮き始めた。
「うおおぉぉぉ!!!」
「な、何だあれは⁉︎」
兵治も雅斗の魔力を感じ取っていた。
「あいつ、魔力を解放してやがるな……力が増幅してるのがビンビンと伝わって来やがる……下手に魔力を上げると悪魔達が寄って来るぞ……」
清政の部下達もこの光景に震え上がっていた。
「な、なんだ⁉︎草が宙に浮いているぞ⁉︎」
「俺達は夢でも見ているのかぁ?」
相変わらず清政は余裕の表情でいる。
「今度は何をするつもりだ?さっさと来いよ」
すると雅斗は拳を握ったまま態勢を戻す。それと同時に宙に浮いていた土や草は地面に落ちた。そして雅斗は深く息を吸い、思いっきり吐く。
「すぅ〜はぁ〜……」
「何か変身でもするかと思ったら何も変化してねぇじゃねぇか」
「変化してないのは見た目じゃねぇぞ!!」
と清政の方へと素早く動き始めた。
「喰らえ!!」
清政も対抗するように怒球連弾を放つ。だが雅斗は1発1発確実に避け、接近を許してしまった。
「は、早いっ……⁉︎」
そして気づいた時には遅く目の前で雅斗が食いしばった顔で腹に拳を1発殴り込んだ。身体を貫かれるような激痛が清政を襲う。
「ぐはっ……⁉︎」
清政が再び正面を見ると雅斗は力強く握った拳を振り上げていた。
「うらぁぁ!!!!」
雅斗の拳は清政の顔面に直撃した。口からは血が飛び散り、そのまま後ろに10m程飛んで行った。
兵治も雅斗の魔力を上げた力を感じ取っていた。
「やはり魔力が大幅にアップしている……これが魔力の解放という事か……」
殴られた清政も雅斗のパワーやスピードが上がっている事を実感した。
そして雅斗も力が増幅した事を自分の手や足を見て実感している。
「本当は力が増えたのか……奴の技がよく見えた……これが魔力の力なのか……」
再び口や鼻から出た血を拭き取り、血の唾を吐き捨て立ち上がる清政。だがまだまだ戦う意志は十分に感じる。
「ここまで楽しましてくれたのはお前が始めてだ……ならこの技を冥土の土産にするんだな!!!見せてやる……蒼穹怒球弾を!!!」




