勇者の相手だって楽じゃない
「痛ってー」
おれはクラウスに蹴り飛ばされた
身体能力はレベルが関係するのは勿論自分でみがくほど強くなれるらしい
なのでこうしてクラウスと戦ってボコられている
ただクラウスは力の加減を知らないのかめっちゃいたい
ここは城の中の演習闘技場で広い
学校の体育館よりでかいんじゃないか?って思うくらいだ
「とりあえず今日はここまでにしておきましょう」
とクラウスがいう
一時間しかたっていないのにもう練習は終わった
「クラウスなにか用事があるの?」
とクラウスに疑問をなげかけた
「はい、今日は勇者がくる予約が入っているので」
「よやくぅ?!」
なんで勇者予約入れるのおかしくない?
異世界なのに世界観ぶち壊してくれるもんだ
「とりあえずここを使いますのでコウスケ様は自分の部屋へ」
「わかった」といいつつあとで勇者とクラウスの戦いを見たいので出てったふりをして隠れていると
「こんにちはー!」
と元気な勇者の声が
「こんにちは」とクラウスも答える
これから戦う人たちとは思えない
しかも勇者の周りには誰もいない
普通勇者は魔法使い、攻撃か防御に徹する役、回復させる役、最低でも4人のはずなのだがこいつは一人だ
そんなことを考えていると
「ドカァァァン!!!」
クラウスが勇者を蹴飛ばし壁にぶつかる衝撃音がした
薄々気づいてはいたがクラウスは強すぎる
流石死神その名前は伊達じゃない
もう俺を鍛えるよりクラウスが戦ったほうがいいんじゃないか?
とにかく今回はクラウスの強さが間近で見れてよかった
そして勇者
あの勇者まじでドンマイ