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 イラストは、イラストコミュニケーションサイト「pixiv」等で活動されておりますイラストレーターのみらくる☆様にお願いして、描いていただきました(みらくる☆様、ありがとうございます!)。なお、著作権は作者であるみらくる☆様と使用者の諸葛亮が共有しており、無断での転載・複写等、著作権を侵害する行為はお断りさせていただいております。なにとぞ、ご了承ください。

○フランメリック

挿絵(By みてみん)

 フェルナース大陸を旅する冒険者の少年。愛称はメリック。18歳。

 3年前まで、とある小国の王子だったが、宮廷魔法使いカリコー・ルカリコンに父王を殺され、その後起こった王位継承争いに嫌気が差して国を飛び出し、冒険者となる。過去を思い出すのが嫌。

 忘れっぽいうえに間抜けでよく転ぶが、根は真面目で優しい少年。言葉遣いはぞんざいだが、元王子ということもあって、礼儀には自分なりのこだわりを持つ。

 本人は無自覚だが、整った顔立ちの美少年。また、剣術馬鹿で、その腕はなかなかのもの。




○ウィンデュラム

挿絵(By みてみん)

 メリックの冒険仲間その1。槍を使って戦う妖精エルフの美青年。愛称はデュラム。120歳。

 自らを高貴な種族と見なす妖精エルフらしく、高慢ちきなすまし屋。だが本当は仲間思いで、仲間の危機には必ず駆けつける。普段は沈着冷静だが、仲間のことになると平静さを失い、暴走することが多い。また、仲間以外の他人に対しては冷たく、なかなか心を開こうとしない。




○マイムサーラ

挿絵(By みてみん)

 メリックの冒険仲間その2。水の魔法を得意とする魔女。愛称はサーラ。18歳。

 さっぱりとした性格のつき合いやすい美少女だが、極度の世話焼き、お節介。メリックのことを弟のように思っており、隙あらば姉貴ぶって世話を焼こうとする。また、普段はしっかり者だが大の水浴び好きで、旅の途中きれいな川や泉を見つけると、人目をはばからずに服を脱ぎ出す癖がある。

 魔法使いの間では、かなり名を知られた存在らしい。




挿絵(By みてみん)

 イラスト「フランメリック、ウィンデュラム、マイムサーラ」




○マーソル

挿絵(By みてみん)

 メリック一行を危機から救った青外套マントの剣士。愛称はおっさん。自分もメリックたちと同じ冒険者であると語り、彼らの旅に一時同行することに。普段は温厚な好人物で、人を惹きつける不思議な魅力の持ち主。しかし一度剣を抜けば、獅子のように猛々しく戦う。人間離れした強大な力と、卓越した剣の腕を持ち、その強さは牛頭人(ミノタウロス)三頭犬(ケルベロス)のような高位の魔物をも圧倒するほど。ただし、妻であるリアルナには頭が上がらない。 




○リアルナ

挿絵(By みてみん)

 マーソルの妻で、彼との間に三人の息子がいる。常に貴婦人服ドレスを身にまとい、高貴な雰囲気を漂わせる長身の美女。しかし、その細腕で身の丈を超える大鎌を振るい、魔物の命を容赦なく刈り取るなど、冷酷な一面を持つ。その強さは、夫であるマーソルも舌を巻くほど。



○アステル

挿絵(By みてみん)

 マーソルとリアルナの息子。三男で、二人の兄がいるらしい。身につけている甲冑が不似合いに思えるような美少年で、性格も優しく穏やか。だが、いざというときは格闘術を駆使して戦い、リアルナに対してもはっきりと自分の意見を口にする、芯のしっかりした少年。




挿絵(By みてみん)

 イラスト「マーソル、リアルナ、アステル」




○ウルフェイナ

挿絵(By みてみん)

 フェルナース大陸を北西部と南東部に分ける二大国の一つ、フォレストラ王国の王女で、〈熊王〉と称されるべアトリウス王の愛娘。愛称はフェイナ、または姫さん。気丈で勇敢、国と民のことを真剣に考える生真面目な少女だが、その反面頭が軽く、思い込みが激しい。異国人に偏見を持っている。

 防具にあるまじき露出度を誇る水着のような革鎧を身にまとい、二頭の灰色狼に引かせた二輪戦車を駆って戦うことから〈狼姫〉という異名を持つ。弓の腕は本人が「神々の賜物、天賦の才」と語る通り、神業の域。




○カリコー・ルカリコン

挿絵(By みてみん)

 メリックたちの前に度々現れ、牛頭人(ミノタウロス)三頭犬(ケルベロス)といった魔物をけしかける赤外套マントの男。その正体は、かつてメリックの父であるイグニッサ王国のフランメラルド王を裏切り、殺めた宮廷魔法使い。




挿絵(By みてみん)

 イラスト「ウルフェイナ、カリコー・ルカリコン」




○メラルカ

挿絵(By みてみん)

 フェルナース大陸を支配する神々の一柱で、火の神。鍛冶を司り、かつて太陽神リュファトの命を受け、神授の武器をつくった神でもある。

 カリコー・ルカリコンの黒幕で、彼が「主」と呼ぶ存在。その目的は、すべての神授の武器を自らの手に取り戻すこと……らしい。

 カリコー・ルカリコンが倒れた後は、自らメリックたちの前に姿を現し、彼らに神の強大な力を見せつける。




○ラティルケ

挿絵(By みてみん)

 自らを火の神メラルカの「娘」と称する、踊り子風の身なりをした美少女。愛称はラティ。

 メラルカを「パパ様」と呼び慕い、メラルカも彼女には父親のように優しく接しているが、神話や伝説の中にはメラルカに娘がいるという話は見当たらず、二人が実の親子なのかどうかは不明。

 特技は踊りダンスで、歌も好き。また、きらきら光るものに目がなく、メリックがデュラムとサーラのために買った装身具アクセサリーを泥棒した。



挿絵(By みてみん)

 イラスト「メラルカ、ラティルケ」



○トゥポラ

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

 大地の女神にして、人間の創造主。神々の中で最も古い神の一人。太古の昔、自分の左腕から引き剥がした肉を石臼でひいて土をつくり、大地を創造した。人間も彼女が月明かりの下、ろくろの上で粘土をこね、命を吹き込んでつくり上げた種族とされる。作中で語られることはあまりないが、神々の王、太陽神リュファトとその妻、月の女神セフィーヌの実の母親。

 浅黒い肌をした大女の姿をしており、髪は黒髪、瞳も黒。いつも無口・無表情・無感動で、笑うことは滅多にないが、親しい神や気に入った人間に対しては、ごく稀に微笑んでみせることもある。

 戦うときは素手で戦い、凄まじい怪力で敵を叩き伏せ、捻り潰す。体に巻きつけている蛇皮は、かつて彼女が自ら退治した大蛇のもの。




○チャパシャ

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

 水、特に淡水を司る女神で、魚と水棲人の創造者。水色の髪と瞳をきらきらさせた、いつも天真爛漫、無邪気な女の子。常に大きな水瓶を抱えている。

 神という自分の立場に対してはかなり無頓着で、メリックたち地上の種族にも「一緒にご飯食べようよ、人間さん♪」と、友達のように接する。ただし、彼女が泣いたり怒ったりすると大雨や旱魃が起きるので、地上の種族からは親しまれると同時に恐れられてもいる。

「毎日いっぱい食べて飲んで、遊んで寝る。それさえできれば幸せいっぱい♪」という単純な思考の持ち主のため、人間が抱える深い苦悩や心の闇には疎いが、本人なりに理解しようと努力はしている。

 実は海神ザバダの母にあたり、息子のことは「ザバちゃん」と呼んで愛している。しかし、幼い女の子の姿をした彼女と、荒々しい偉丈夫の姿をしたザバダが並ぶと、彼女がザバダの娘にしか見えない。また、「ガルちゃん」こと森の神ガレッセオから想いを寄せられているが、彼女が無邪気なお子ちゃまなため、なかなか仲が進展しない様子。




○ガレッセオ

挿絵(By みてみん) 


挿絵(By みてみん)

 森を司る神で、獣と妖精の創造者。恵み深き樹木と草花の父であり、畏怖すべき獣の王。彼の両腕は、時に木の実や果物をたわわに実らせた木の枝と変じ、時に獅子、熊、狼、鹿、猪といった巨大な獣の頭と化す。

 普段は獣のように野性味あふれる顔立ちの精悍な青年の姿をとる。毛皮の衣装を好み、弓矢を背負ったり、腰に鉞を提げたりと、狩人やきこりのような格好をして現れることもある。

 メリックに対しては、「神を舐めるんじゃねぇよ」と威圧しつつ、神々に対して必死に人間の意地を貫き、自分の意思を主張しようとする彼のことを気に入ってもいる。

「パシャ」こと 水の女神チャパシャに想いを寄せているが、彼自身が不器用なこともあって、いつまで経っても仲が進展せず、何千年も友達以上、恋人未満な関係が続いているらしい。




○ゴドロム

挿絵(By みてみん)

 雷神。人間をはじめとする地上の種族はもちろん、他の神々からも恐れられる、強大な神。

 普段は暗雲を思わせる灰色の襤褸をまとい、同じく灰色の顎鬚を垂らした禿頭の巨人の姿をしている。武器は「白熱の撥」と表現される稲妻そのもの。

 メリックたちに対しては常に尊大で偉丈高な態度をとり、ことあるごとに稲妻を振りかざす。そのため、メリック一行の障害となり、邪魔ばかりする敵役という印象が強いが、本当は「壊す」ばかりで何一つ「創る」ことも「護る」こともできない自分自身に歯がゆさを感じている、悩める神でもある。いつも眉根を寄せてしかめっ面をしているのは、実はそのため。メリックたちのことは、表向きは「生意気な人間どもめが」と見下しながらも、内心では必死に戦い、生きようとする彼らの心意気を認めている模様。




○レオストロ

挿絵(By みてみん)

 フェルナース大陸を北西部と南東部に分ける二大国の一つ、サンドレオ帝国の皇子で、〈獅子皇帝〉と称されるレオストレム皇帝の息子。幼い頃から優れた剣術の才能を示し、若くして数々の魔物退治を成し遂げたという武勇伝の持ち主。その神業めいた剣さばきと勇猛果敢な戦いぶりから〈獅子皇子〉の二つ名で呼ばれる。祖国では神々の王、太陽神リュファトの血を引く英雄として、民衆、特に戦士階級の者たちから絶大な人気を誇る。

 しかし向かうところ敵なしの強さゆえに、競い合う好敵手がいない人生に退屈しきっており、普段は見るからにやる気のなさそうな気だるい表情、輝きのない曇った目をして、贅沢と遊興に耽っている。

 おっさんことマーソルを二十代まで若返らせたかのような、浅黒い肌、長い金髪の美青年。いつも豪華な絹服を身にまとい、胸元をだらしなくはだけている。肩にかけたマントには、かつて自ら屠った獅子の頭と毛皮がついている。


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