表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ループ

ずきんずきんと音がして、僕の頭のてっぺんを殴られたような衝撃が走った。

背中にひやりとした汗が伝う。


「―――――」


ああ、あの時きみは何と言っていたのだろうか。


一緒に歩いた小道も、一緒に見た映画も、一緒に食べた物も、何もかも忘れたものなど何一つないのに、あの時の言葉だけが思い出そうとすると靄がかかったように霧消してしまうのだ。


ふいに目に留まったのは真っ赤なルビー。

真っ赤な、ルビー。


僕の指に、不自然なほどきらきらと輝くその石は確かに僕がきみにあげたものだった。

僕が、きみに。


そういえば「きみ」って、誰なのだろうか。

目の色は?髪の色は?長さは?声の調子は?身長は?どんな顔をしていた?


鏡に映るのは真っ赤なルージュ。


「わたしはお前だよ」


何度も何度も「きみ」の言葉が頭の中をぐるぐると駆け巡る。



「―――――」



いま、僕はなにをしていたっけ?


何もしてない。そうだ。僕は今日もまた現実から目を背ける。

久々に小説を書いたのでまとまりの出ない文章になってしまいました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ