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孤独の騎士

作者: 夜不可視

現実は僕を追い詰める

冷たい視線が背中に突き刺さる日常

ひとつずつ消えていく宝物

容赦ない罵声と暴力の毎日

苦痛に顔を歪めながら立ち上がろうとするも

傷口に塩を塗りたくる悪童たち

聖職者たちは僕を見て嘲笑う

雲の隙間から見えた一筋の光は

呆気なく僕を裏切り

さらに深い闇の中に突き落とす

暗い闇の中で僕は

小さな救いの光を見つけ

手を伸ばす

掴み取った光に身を委ねると


冷たい光沢が


鮮やかな赤色と交わり


僕の中に入ってくる


深く深く


入ってくる


やがてそれは心の臓に突き当たり


僕の息の根を止めた


僕は負けてしまった。どうか貴方達は負けないでほしい。勝って、生きて下さい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 印象的な詩でした、例えがとても良いです。
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