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2 現実はそんな甘くない

僕は家に帰宅するや否や自分の部屋に戻りベッドに飛び込んだ。「なんでこんな奴に構うんだよ、、、」そう呟きながら枕に頭を埋める。

「もーいつまでねてるの?」「ん?、朝か?」ぼやける目を擦ると、そこにはエプロン姿でオタマを持つ白濱さんがいた。僕は寝起きの頭をフル回転させ気づいた、、(夢だ!)と。その時視界が暗くなり「ご飯よー」と叫んでる母の声が聞こえてくるや否や僕は目を覚ました。

「やっぱり、夢だったか、、、」僕は階段を駆け下りリビングへ行く。今日の晩御飯は焼き鮭に味噌汁ご飯と漬物で、まるで朝ごはんのような晩御飯だった。「いただきます」僕は焼き鮭の身をほぐす。「今日はどうだった?」と母がいい「普通」とだけ返し僕は醤油をしゃけにかけた。「何かいいことあったでしょ?」と微笑みながら聞いてくる母「えっ、、な、何もないよ」僕は動揺して身体が固まっていた。「好きな子でもできたの?」なんなんだ親って超能力者なのか?「そうちゃん、しゃけ、しゃけ」「うわぁー」みっともない声を上げた目線の先には、しゃけが醤油で溺れていた。「よそ見したらダメよ」と母は笑いながらいった。その後はなんの会話もなくご飯を食べて風呂に入り、ベッドに入らやいなやお祈りをした。(あの夢の続きを見せてください)そう願い寝たが、現実はそんなに甘くない。

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