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完結●歌詠みと言霊使いのラブ&バトル  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中


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女子トーク

「そんな。だって模擬挙式でしょ。本当に結婚したわけじゃないんだよ⁉」


「それは分かっています。でも菅家はすごく優しくて、さっきも丁寧に結界について教えてくれて……。回復についても教えてくれたんです。すんごい素敵なんです!」


「え~~」


姫天皇ひめみことは納得できない、という感じだ。


「どうして姫天皇ひめみことは小町を応援してくれないんですか⁉ ライバルが減るのに~」


小町のその一言で姫天皇ひめみことは「あ、そうか」と目を輝かせた。


だが。


「でも、なんで主様あるじさまラブだったのに、そんなに簡単に心変わりするの⁉」


「……。心変わりというか、姫天皇ひめみことがあまりにも主様あるじさまを独り占めしようとするから、小町もついムキになちゃって……」


「え⁉ 本当は好きじゃなかったっていうこと⁉」


「違いますよ~。主様あるじさまを好きなのはデフォルトでしょ」


「まあ、そうよね」


そうなのか⁉


「歌詠みの人はみんな自分たちが選んだ言霊使いと思っているけど、そういうわけでもないじゃないですか」


「まあ、小町の言う通りね。言霊使い側で『この主様あるじさまと一緒にいたい、この主様あるじさまのためなら体を張って頑張れる』って思って合図を送るんだもんね」


そうだったのか……。


でも確かに、金色に輝くからこれだって指さしていたもんな……。


「もうその時点で主様あるじさまのこと、みんな好きでしょ」


小町の言葉に全員頷いた。


……紫も、頷いた……!


俺の心臓は急速に高まった。


だが。


「でもその好きって、自分の主様あるじさまとして、歌詠みとしての好きですよね。恋愛の好きとは別物ですよね。小町の恋愛の好きは今、菅家に向かっていますが、主様あるじさまのことはちゃんと好きですよ!」


「うーん、まあ、姫天皇ひめみことはどっちでもいいや。ライバルが減ったのは嬉しいし~」


俺は蒼空の話を思い出していた。


――

「もし歌詠み側から想いを告げたら、言霊使いは断りづらいと思うんだ」


「え、でも言霊使いにだって感情はあるんだ。好意がないなら断るだろう?」


「彼女達の従順さはあるじへの好意が根底にあると思うんだ」


「え、あるじのことを好きという言霊使いが選ばれるということか⁉」


「違う、違う。恋愛感情の好意じゃなくて、人間として好ましい、一緒に何かやり遂げるならこの人とやりたいと思える好ましさ、そう言った意味での好意だよ」


「ああ、そういうことか。それなら明確じゃないか。いわゆるビジネスパートナーとして最高の相手、ってことだろう」


「でもそんなに単純じゃない」


「えっ……」


「人間として好ましいという意味での好意と、恋愛感情に基づく好意、これは表裏一体だと思う」


「つまり……相手を信頼すればするほど、それが恋愛感情の好意に変わりやすいと?」


「そう。そして相手を信頼することで生まれる好ましいという気持ち、これは相手への好意、恋愛感情の好意なのではないかと思ってしまうこともある」


「言霊使いは元々あるじとして、歌詠みのことを好ましいと思っていた。そこに歌詠みから想いを告げられたら、そもそもとして主従関係からも断りづらい。


さらにもしかしたらこの好ましいという気持ちは、恋愛感情からくる好意なんじゃないかと思ってしまう。その結果、言霊使いは歌詠み使いに請われたら想いを受け入れてしまう、ということか?」


――


紫が好きと頷いたから俺は喜んでいたけど、これで俺が想いを告げたら紫は……。


それでなくても紫は真面目だ。


自分の中の好きという感情を恋愛感情と思い込み、俺の想いを受け入れる……。


でもそれは本当の恋愛感情とは違う。


ああ、俺の恋は終わった……。

いや、始まってもいなかったよな。ははは。はぁ……。


「それにしても主様あるじさま、遅くないですか?」


姫天皇ひめみことの大声に俺は我に帰る。


どうしよう、ここにいたと分かったら、盗み聞きしていたと思われる……。


「もしかしたらあまりにも気持ちよくて湯舟で寝ちゃっているとか⁉」


小町の言葉に姫天皇ひめみことが立ち上がった。


「もしそうなら大変。ちょっと様子を見に行こう」


三人は連れだって部屋を出て行った。


俺はホッとして部屋に入った。


本日公開分を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次回、スペシャルゲストが登場します。


それでは明日も11時に公開となるため、迷子にならないよう

良かったらブックマーク登録をよろしくお願いいたします。


それでは午後もお仕事、勉強、頑張りましょう!

明日、また続きをお楽しみください!



【お知らせ】5作品目、毎日21時に更新中


『千年片想い~ピュアな魔王の純愛記~』

https://ncode.syosetu.com/n8017hs/


天界との戦に負け、アジアの島国・日本に堕とされた魔王。

魔力もなく、羽もなく、無一文になった魔王は

残された側近――美貌の秘書と2人の騎士のために

千年守った禁欲の誓いを遂に破るのか⁉

快楽を好む悪魔だったのになぜか童貞の魔王。

その秘密が次第に明らかになり……。


Hなのにピュアな魔王のキュンキュンなところが見どころです。

全41話、毎日更新でサクサク読めると思うので

ぜひチェックいただき応援をいただけると幸いです。

ご訪問、心からお待ちしています!

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