表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/34

ただの脳細胞

なにもしない

なにもしない

僕らはただの脳細胞


一日中

なにもしないで

怠惰に過ごしている


何かしようとしても

働かない

それは僕らだけが悪いのではない


なにもしない

なにもしない

僕らのご主人


一日中

なにもしないで

怠惰に過ごしている


だから考える事もない

感じる事もない


何かしようとしても

一日と続かない


僕らが促しても動かない

何をしても何もしない

どうしよう

このままじゃ

酷すぎる

あまりに酷すぎる人生と脳生だ


そう思っていると

主人は動くようになった

何もしない主人に

彼女ができて

主人は考えるようになった


僕らも必死に働いてた

しかし脳は足りず

結局失敗に終わった


主人は怒った

怠惰な僕らに怒り狂い

ついには僕らに当り始めた(物理)


自傷行為をし始めて

脳を抉り

飛び散る脳床

死んでいく僕ら


一体どこまで殺るんだ


でもまあいっか

次の主人に期待しよう

僕ら脳細胞は一つ一つに魂がある


一つ一つ転生していく

幸せになれよ

僕ら


なにもできない

なにもしない

どうしようもない


だって

僕らは

ただの脳細胞だから



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ