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シュガーアンドウォーター

水のような僕に

甘味な君は濃く深く溶けてくれた


例え辛味が重なって

濁った水でも君は

水を注いで再び溶けてくれた


例え苦味が連なって

自己嫌悪になった僕に

君は声をかけてくれた

「誰でも混ざり合って、和ませるあなたは素敵」

甘い言葉だった


だんだんと濃く深まっていくコクを感じながら

依存して

負味から逃げて

甘味を求めて

君と一つに溶け合う


じゃあね

そう辛味を言う君

今までが甘かったからよりいっそう

失望した


もう戻れない

一つに溶け合っちゃたから

君がそうした

君がそうさせた

だから

僕は悪くない


甘味だった君を

甘味に濁った僕が

侵す

再び濁らせて

濃く

深く


そんな濁った僕に

君は水を注いで

甘く優しい言葉をかけてくれた

「誰でも混ざり合って、和ませてあげて。私がいなくても、大丈夫だから」


濃すぎた甘味は

しだいとスッキリして

いい甘さになった


酸味も

辛味も

苦味も

もちろん甘味も


全て溶け合って

和ませて


君が教えてくれた

特別な君が

僕を

救ってくれた


そう言ったら

きっと君は

「違うよ、あなたがやった事だよ」

って


甘美に言うんだろうな



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