光のもとへ
夢は太陽 おろそかにした日々
亡くした奇跡を追いかけたままで
屍は空へ舞い落ちていく 今
燃える落日は声さえ失う
横溢する光に
飲み込まれ行く巫女たち
授けられるは永遠の命
土塊に埋まる すべての源は
心の臓を突き 月まで射貫いて
星の重力ごと 飲み干していく
愛さえないがしろにされたとしても
もう二度と会えなくても
満たされていく氷点下の魂よ
鳴りやまない 降り注ぎ続ける
稲光にも似た 壊れだす地球は
誰であれ汚せないシンパシーを生んで
言葉は枯れて 口ずさむことさえ忘れて
瞬間の美しさを内包したまま
輪廻し死に絶え生きて
幻想からあなたの傍へ
心は辿りて
光のもとへ