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プロローグ

初めまして、初投稿なので色々至らない点も多いと思いますが、試行錯誤でやっていこうと思います!

生暖かい目で見てくれたらありがたいです!

「………………………………」


目を開けると、ぼやけた視界が飛び込んできた。


ぼやけ過ぎて何が何だか分からない。


処理の荒いモザイク画像でも見ている気分だ。


薄らと色と大体の大きさぐらいは分かるが、それ以外はどうもハッキリしない。


そんな視界の中は殆どが大きな白色で占められていた。


(この白いの何か動いてるぞ)


グイ。


視界の中の白を観察していると、体に圧迫感。


一気に白いものに引き寄せられる。


(ぐえっ……!重い!何だ、いきなり!)


状況が把握できないので当然混乱状態だ。


ベロン。


混乱している最中、生暖かく、弾力があって、湿っぽいものが顔面全体を這った。


視界が一瞬ピンク色で埋め尽くされた。


(舐められた!何かに舐められた!比喩でも何でもなく物理的に舐められた!)


矢継ぎ早に来る不明な状況に更に混乱。


舐められたせいか、少し視界がハッキリしてきた。


色と大まかな大きさぐらいしか把握できなかった視界が、輪郭が分かるようになってきた。


(これならどうにか今の状況が分かるかも……!)


「ハッハッハッハッ……」


輪郭がわかるようになって眼前にあったのは、白く大きな毛玉。


もこもことした分厚い体毛に全身を覆われ、どことなく愛嬌ある精悍とはかけ離れた外見の大型犬……


セント・バーナードの顔だった。


白く見えていたのは眼前の大型犬の腹毛だったみたいだ。


顔や背中には茶色の毛の部分もあるのを確認した。


(犬かー。なら顔面舐められるのも分かるわー。だって、犬だもの)


犬飼い名物涎パックは伊達ではない。


動物は嫌いじゃない。


むしろ、大好きだ。


故に、目の前にいる大型犬の顔の触れようと手を伸ばす。


すると、視界に白く小さな前足が飛び込んできた。


(ん?仔犬がいるのか?)


と思いはしたものの気にせず、更に手を伸ばす。


鼻先に触れたみたいだ。


湿っぽい感触と呼気が伝わってくる。


(ん?)


視界に写っているのは小さな前足が大型犬の鼻先に触れている光景。


どうにもそこに何か違和感が……


(感触はある。だが、目に写っているのは獣の足が大型犬の鼻に触れている光景……まさか!?)


咄嗟に首を下に向け、自身の体を見る。


視界に飛び込んできたのは白い腹毛と前足。


(肉球がピンクでプリティー……現実逃避してる場合じゃねえ!俺、犬になってる!!)


そこでようやく自身の状況を初めて理解した。


史上最大の混乱とともに。


始まりました。

いや、始まってしまいました。

犬になってしまった男の運命は如何に!?

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