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第十九話 さよなら、女王様~カスティーナ視点・12月25日~
私はお母様のいる塔へと向かっていた。お父様を殺してから私は元に戻り、すごい反省している。
「お母様、ごめんなさい」
私は呟いて仮面をつける。顔を覆う仮面。お母様にバレないようにするため。
「あら、誰かと思ったら」
「死んでしまえ」
「……カスティーナ」
「っ! 」
お母様は優しく微笑んだ。どうして、声も変えたのに。フードだってかぶっているのに。
「今日はパーティーがあるわね。カスピアは出してくれはしないけれど、ミーナちゃんが食事をくれるわ」
「……」
「なぜ、ここに来たのかは大体想像つくわ。いいわよ、もう後悔なんてないから」
「お母様、ごめんなさい……」
銃でお母様を殺す。ああ、お母様、私にも分からないの、どうしてなのかな。
そう、あの人が悪いんだ。カスティーナお姉さまの旦那さんが。なんでお母様を殺せって命じたの?
裏で起きた殺人事件。




