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3.四回目の告白

読んでやろうと思ってくださりありがとうございます。一言注意点があるんです

が投稿してすぐは、読まないことをおすすめします。実は改行がいつもおかしい

まま投稿されてしまうのです。投稿してから編集を繰り返しているため、投稿して

すぐは、読みにくいと思います。それなので時間が経ってから読んでくださると

うれしいです。よろしくお願いします。

 今日も学校では、何事もなく過ごすことができた。問題は「学校では」という所である。

私は学校が終わり家に向かって一人歩いていた。私は歩きながら、ここ最近の事を思いだしていた。最近の私は学校が終わって一人で歩いていると男子に捕まり、よく知らないというよりは、何も知らない相手から急に告白されるという事態に陥っていた。

それも3人もの人間に。しかも皆、美少年というに相応しいくらい、顔の整った人達ばかりにだ。何なんだろうか?気づかない内に私が何かしてしまったのだろうか。この人生で最大のモテキに突入してしまった私は、どうすればいいのか、わからなかった。



「はぁ~。本当に何だろういったい。もうどうすればいいのよ。」

「何が?」

「だから人生最大の…。うわぁ。なななんですか?いきなりびっくりした。」

「おう。」


 私が一人で人生最大のモテキについて考えていた時、彼は現れた。まさか私の独り言に返事が返ってくると思っていなかった私は、ひどく驚いてしまった。マジで、心臓が止まるかと思った。危なかったよ。本当に。

その彼はちょっと笑いながら手をあげて声をかけてきた。この目の前の彼は、昨日の車に乗せようとしてきた彼だった。私はその事に気付くと咄嗟に昨日の車がないかキョロキョロしながらあたりを見回した。すると彼は、ちょっと不思議そうな顔をしていた。



「どうした?急に周りをそんなに見て。」

「いや、今日は車がないのかなぁと思って」

「なんだ。車に乗りたいのか?なら車呼んでやろうか?」

「いや、いいんです。別に乗りたいわけではないので」

「今日は、昨日みたいになるとめんどくせぇから。わざわざ歩いて来てやったんだぜ。喜べ!」

「はぁ…。」

「なんだ!その気の抜けた感じは!俺様が態々来てやったんだぞ。」

「(誰も頼んでないよ。)それより、何か用ですか?」

「ああ。それはだな。昨日邪魔が入って話せなかった事を話そうと思って来てやったんだよ。」

「はぁ…?話ですか?」

「そう大事な話だ。だからちょっとそこの公園で話そうぜ」



 私たちは、ちょうど近くにあった公園に入って行った。これってなんか前にもあったような。

あっ。そうだ。確か最初に告白をされた場所もここだった。しかも同じベンチに座ろうとしている。その時の状況が思い出されて何だか。恥ずかしくなってきた。


「どうした?大丈夫か?顔真っ赤だぞ。」

「いや、あの、その、なんというか」



言える訳ないよ。告白されたのを思い出して恥ずかしくなっただなんて。

そしてうまく言葉に出せないでいると、彼は何を勘違いしたのか。


「なんだ。もしかして、俺様としゃべるのに緊張してるのか。かわいいな、おまえ」

「違います。違うんです。本当に」

「まぁ照れんなよ。ホントかわいいな」


そういいながら頭を撫でられた。男の人にそんなことされたことのない私は何だかもっと恥ずかしくなった。しかもかわいいって何よ。そんなこと言われたことないよ。どう反応すればいいかわからないよ。

私は軽くパニックを起こしてしまった。


「ハハ、まぁいいや、これ以上やると倒れちまいそうなくらい顔が真っ赤だから。

 この辺にしとこう。それよりこのベンチに座ろうぜ。」

「は、はい!」

「よし、いい返事だ。いい子だなぁおまえは、そういうところ俺様は好きだぜ。」


ベンチに座った私たちは、まず自己紹介から始めることにした。


「俺様の名前は、有坂大我ありさかたいがだ。」

「私の名前は、近藤はるみです」

「知っている。」

「えっ?何で?」

「何で知っているかってそれは…。まぁ、それはいいや、また今度な」

「はぁ…」

「それより、これからが大事だ。はるみ」


 いきなり名前を呼び捨てかよ。初めてされたよ。そんなこと。どうしよう恥ずかしい。

変な顔になっていると思った私は、咄嗟に下を見つめ続けた。彼は、そのことには、何も言ってこなかったので。良かったと思った。

私が下を向いている間にも彼の話は、続いていた。それに軽く返事をするのでいっぱいいっぱいだった私は、彼の声が急に真剣なものになったことに驚いて顔を彼の方に向けてしまった。

彼は、声と同じ真剣な表情でこちらを見ていた。あまりに真剣で、肉食獣にでも見られているような気持になり、私はまた顔をずらそうとしていたら。

彼の手が私の両頬に添えられて動かすことができなかった。


「顔をそらさないで、聞け。お前が好きだ。はるみ。俺様の女になれ。」

「えっ」

「本気なんだ」

 

 その言葉に何を言えばいいのか。わからなくなった。冗談として受け取ることが

できないくらい顔も声でさえも真剣なものだったから。私は激しく動揺してしまった。それからのことは、あまり覚えていない。気付くと家についていた。












最後まで読んで下さりありがとうございます。

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