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16.なぐさめ会in遊園地 前編

いつも読んで下さりありがとうございます。今回は長くなりそうだった

ので、前後でわけることにしました。なので前編だけだと短いですが

ご理解いただけるとうれしいです。ではどうぞ。


結局、遊園地に行く事になったのですが、それを彼らは「なぐさめ会」

と称していた。



なぐさめ会当日


行く事が決定してからあれよあれよという間に当日になってしまった。

事前に何処に行くのかと話し合った結果。とてもマイナーだが地元の

人に地味に人気があると言われてる”ぱぴるりランド”という遊園地

に決まった。有名な所に行こうという話も出たのですが、混んでいて

私達が楽しめないだろうという事になり、ここになったのです。

まぁそれはさておき、最初は乗り気じゃなかった私も同世代の人と

遊園地に行くのは初めての事だったので日付が近づくにつれてとても

わくわくしていた。そして当日となり待ち合わせ場所で落ち合い電車で

移動してぱぴるりランドに到着した。



「はぁ~。やっとついたねぇ~。」

「はい、着きました。」

「はるみさん、早速ですが、何にしますか?」

「そうですね。最初は、コーヒーカップとかどうでしょう?」

「近藤がそれにしたいならそれでもいいぜ、おれは。」


そう言った修君に他の3人も、頷いていた。

コーヒーカップの乗り場の前になると4人は何やら言い争っていた。


「これは最高4人までしか乗れないからここは平等に3人と2人に

 分かれた方が良いだろう。」


この言葉を聞いて皆が私と乗ると言い放ったのです。私が困っている

といち早く気付いた拓海くんがこんな提案をした。


「じゃあ~。ここは平和的にグーパーでわかれましょだねぇ~。」


その言葉を聞いてしぶしぶ納得していたようでした。

はぁ…。これは今日一日大変だぞと思った。


せ~のの合図でグーとパーを一斉に出した。











するとパーを出した一人が嬉しそうに声をあげた。



「やりましたぁ。はるみさんと一緒です。」

「はい、飛鳥くん宜しくお願いします。」


その言葉を聞いて嬉しそうにする飛鳥くん。そしてグーの

形のままの手を見ながらうねり声をあげる3人がいた。




飛鳥くんと私は早速ピンクのコーヒーカップに乗り込み

ちょっと心なしか落ち込んだ様子の3人は青のコーヒーカップ

に乗った。



「楽しいですか?はるみさん。」

「はい、楽しいですよ。飛鳥くん。」


そう言ってお互いにゆっくりと回していると。何を思ったのか

思いっきりカップを回す3人がいた。そしてコーヒーカップが

終わり降りると。


「はぁ~。楽しかったなぁ~。男だけだと思い切り回せて良いよね~。」

「おれは、何か疲れたぞ、ていうかちょっとおまえら回し過ぎだろう。」

「そうか?あんなもんだろう。俺様は中々楽しかったけどな!」

「はぁ~そうかよ。」


少し疲れた様子の修君に大丈夫ですか?と声を掛けると大丈夫だと、

ちょっと苦笑された。

次は、ジェストコースターに乗りたいという拓海くんについて行く事

になった。そして誰と乗るかという事になった時、修君は先程の

コーヒーカップがきいたのか疲れたとの事で休む事になり、また

飛鳥くんは先程一緒に乗ったのでずるいという2人の意見に仕方なく

同意した飛鳥くんも外れて2人の男の勝負となった。



勝負はじゃんけんです。そしてじゃんけんぽんと二人の気合いの

入った勝負が始まると、これが中々どうして、あいこが続き、

決着がつかないでいると16回目のあいこの後、勝負は決着を

見せた。勝者は…。














「よっしゃあ。やったね。うふ。」

「ちきしょう。俺様としたことが!!!」




拓海くんの勝利で幕を閉じた。

いざ、うれうれとした表情の拓海くんについて乗り込むと。

がたがた揺れるジェストコースターが登り始め、登りつめた所で

急降下したり、ぐるぐると縦方向に一回転したりとハイスピード

で動いた。

「きゃあ~。」

「うほ、楽しいぃ~。」



私は降りた瞬間、がくっと力が抜けてしまった。そんな私を支えて

くれる拓海くん。

それに怒りを見せる3人というカオス状態が出来上がっていた。

少し休憩した後。

今度は俺様の番だという大我君の提案で、おばけ屋敷に入る事になった。

これには、今まで大人しくしていた私も反抗した。

嫌だ嫌だという私にニヤリと笑った大我君は、がしっと私の腕を

掴むとそのまま入っていった。

そんな私達に呆気に取られていた3人は後で回って来る事になった。

そんな事に気付かない私はあまりの恐怖で大我君のそばを離れる事が

出来ませんでした。


「キャ~、怖い怖いよ~。」

「クス。大丈夫だつうの。ほれ俺様に掴んどけ。」


そういう大我君の腕に自然としがみついている私がいました。

そんな私を嬉しそうに見ている大我君がいた。

そして気が付くと外に出ることが出来た。

後から来た3人は私が大我くんにしがみついているのを発見し、

べりっと引き離しにかかるのだった。




最後まで読んで下さりありがとうございます。いかがだったでしょうか?

4人全員と行動すると争いが絶えなくて大変そうですね。まぁ楽しそう

でうらやましいですが!楽しい雰囲気が私の文章で伝わっていたらうれしい

です。次回は後編となります。どうなるか、わかりませんが楽しんでもらえる

ように頑張ります。ではまた次回よろしくお願いします。

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