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変わる世界

不定期です、投稿不定期です

* * *




今日はとっても気持ちがいい!


だって昨日の夜、彼からのプロポーズを受けたんだから♪


いつもよりも弾んだ気持ちで私は自分の指に嵌った指輪をおもわず顔がニヤニヤしながら眺めていた


「お!?今日はご機嫌だね〜」



声のした自分の前に意識を向けると


黒色の長くもないが短くもない髪はボサボサで寝癖のような髪型をして、顔にはサングラスとマスクをして、薄茶色のロングコートをきた年齢不詳の男が

窓口の対面に座り、腕を組んでいた。



見るからにただの変質者にしか見えない男だが、私は不機嫌を露わにしながら目の前の男を睨んだ



「そんなに見つめられるとこまっちゃうな〜〜(//▽//)」



私が睨んだのをどう解釈したのか、気持ちワルく組んでいた腕で自分を抱きしめてクネクネし始めた

……キモイ。


「死ねキモイ」


あ、ヤベ心の声にプラスで本音を付けてだしちゃった


「グッサー!僕のハートにストライク!キミの瞳にフォーリンラブ☆!」


何かストライクさせちゃったらしい、そのままアウトになって早く帰れ!

ていうか、ホント帰れ(*´Д`)=з


話したくないけど、貴重な情報原なので仕方なく話し掛ける


「で?今日はなんなの?」



未だにクネクネしながら男は話しはじめた……メチャクチャ蹴り飛ばしたい。


「キミに、ハア、ハア、そろそろ、ハア、動いて、ハア、ハア、欲しいそうだよ、僕とキミとの距離も、ハア、そろそろ動いて欲しい(照)」


クネクネしながら汗をかいてハアハア、ハアハア、…コイツマジ死ね!



「グッハァ〜(嬉)」


思わず立ち上がって蹴り飛ばしてしまった(爽快)

蹴った相手がニヤついていたのは……


…追撃をかけようか。






「…了解したわ…」



「ハアハア(//▽//)

僕とキミとの仲も了解だよ(≧∇≦*)ゝ」

…この変態ゴミは…焼却してやろうと思ったら消えやがった

それと一緒に周りが動き出す


「先輩どうしたんですか?」


隣の窓口に目をやれば、若干怯えた後輩の女の子が顔をひきつらせていた



「なんでもないわ」



満面の笑みを見せて早々に会話を終わらせた


もうそろそろ幕が上がるって事なのかしらね


「ジリリリリ!」



非常用ベルが館内に響き渡った


周りは若干の混乱はあるものの落ち着いているようだ

ドタドタと、この建物に併設してある国兵詰め所から武装した人達が走って行くのが窓口から見えた


「先輩、何か嫌な予感がするんですが…」



あんた居たのかよ!嫌な予感してるなら先ず窓口から離れろよ!

他の奴らは私らみたいに座ってすらいないからね!

せめて立っとこうよ!


「あっちは金庫ですよね、泥棒でも入ったんでしょうか?」



一通り隣りの娘にツッコンで遊んでた(心の中で)…さあね~、ま、どうでもいいけどね。


国兵の皆さんが行って少し後、銃撃音や叫び声が響いてきた

それを聞いて周りはパニックになり建物から慌てて飛び出して行く…チラッ、と、隣りを見る…流石にいないか、これで居たらネジが数本飛んでるか、只の馬鹿だろう…私は馬鹿じゃないよ…


私は誰も居なくなったおかげで周りを気にする必要がなくなったのでとりあえず窓口に足を組んで乗せてみた…何かスッキリする


その体勢のままマッタリとしていると、

私の目の前をうんうん唸りながら大き過ぎるマントを引きづった黒髪の少年が出口に向かって歩いて行く



…何なんだコイツは…このちんちくりん、凄まじい血の臭いがしやがる、こっちには気付いてないみたいだが…


少年を観察しているとそのまま出口のガラス張りの扉を開けて外に出て行った…数歩歩いた所で何か閃いたのかしきりに頷いている


…コイツ空飛びやがった、数舜後、私の居る建物が何度も凄まじい衝撃を受けているようだった、天井の照明器具や時には天井その物が降ってきていた


私も存外、狂っているんでしょうね


これからが楽しみで仕方無い♪



それじゃ、あの人の指示だし私も動き出そうかな~



彼女は指に嵌めていた指輪を外すとその場から姿を消した

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