表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい  作者: 花音月雫
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/33

悪魔に会いましたわ

振り返るとそこには鎖に繋がれた男性が居ました。

ここは監禁部屋なのでしょうか?

暗いのでよく見えませんが地下牢みたいな所ですの。


男性は壁から出ている鎖に繋がれていましたわ。


「よう、聖女様。ご機嫌麗しゅう?」


何ですの?その馬鹿にしたような言い方は。


「わたちは、せいじょであってせいじょではないのでっしゅ!わたちはだいせいじょさまにもせいじょさまにもなるつもりはありましぇーーーん!」


「でっしゅって。笑えるわ」


むむ。まだ私は3歳児ですの。仕方ないではありません?


「なんだよ、チビ、お前歴代の大聖女と同じ髪の毛と目を持ってるのになりたくないのかよ?人間は大聖女になりたい奴ばっかりだと思ってたけど違う奴もいるんだな」


あら?そうなのですの?同じ?


「ちびってゆうな!だいせいじょさまについてくわしいのでしゅね。それになんでこんなにくらいのにいろがみえたの?」


「別に詳しかねーけど。悪魔としての常識。あ?暗くても悪魔は目が見えるんだよ」


まあ!猫さんみたいですわね?

ん?今、悪魔だと言いましたか?あら?お札のようなモノがお顔に貼られていますわ。あぁ、あの絵に描かれていた通り悪魔も捕獲済みなのですね。


「あくましゃん?おふゅだ?」


「そう。俺は悪魔だ。そして札は俺の魔力を封じてる」


「あくましゃんは、わたしのちをのんでばけものになるよてい?」


「あちらさんの予定はそうらしいが俺にはそんな予定は無い」


ふむ。そうですわよね。悪魔だって化け物なんかになりたくないですわよ。


「なぁ、チビ。俺と契約しないか?この札を剥がしてくれたら一生お前の従僕になってやる。お前多分聖力使い過ぎてここから出る力も残ってないだろう?そしたらここで野垂れ死ぬぞ?」


「ちびっていうな!うえにいるひとたちがここにきたらすきをみてにげましゅよ!」


「残念だな。多分誰も来ない。上でバタバタしてたみたいだから皆んな死んでるか捕まってるかじゃねぇか?あ、魔力封じ込められてても少しは使えるんだぜ?俺は前魔王の息子だからな」


なるほど。普通の悪魔とは少し違うわけですわね?

なのに捕まるってどいう事かしら?


「まりょくちゅよいのに、なぜつかまった?」


「ああ、それは捕まれば聖女に会えると思ったからだ。わざとだ、わ・ざ・と。」


「なぜ、せいじょにあいたかったのでしゅか?」


「んー。好みだったら嫁にしようと思ってな。聖女って中々会えねーんだよ。特に悪魔はな。聖女側のガードが堅くてよー」


そんな理由でですか......。


「しかし、聖女がこんなチンチクリンなチビとは誤算だったけどよ。話は戻すがこの札とれよ」


なっ!命令になってますわ!


「でもうえのひとたちがつかまったならここもすぐにみつけてもらえるでしゅわね?」


「残念だがこの地下牢は俺の魔力を使って封印されていてな、アイツらの誰かが来ないと扉は開けられないし、この場所を見つける事さえ出来ない。俺の魔力を使うなんてよアイツらはただの馬鹿じゃないんだよなー。今はバタバタしてるから多分俺の存在すら忘れてる可能性が高いぞ?」


確かにそうですわね。そして悪魔の力を自分の力に変えて使えるなんて只者ではありませんわね。


そうだとしてもですわ。わざと捕まったのにその後自由を奪われるだなんてこの悪魔はどこか抜けてますわね。お馬鹿とまでは言いませんが。


ん?悪魔の力で場所が分からない?では何故私はここに来れたのでしょうか?


「だから、俺が力使えるようになったら直ぐにこんな場所ぶっ壊して出してやるぞ?な?早く契約......」


「そのまえに!なぜわたちはここにこれたのでしゅか?」


「あー?チビが大聖女になれるぐらいの力を持ってるからだろう?普通の聖女ぐらいの力なら来れてないわ。だって俺の魔力だぜ?半端なく強いんだぜ?」


それなのにその力を逆手に取られたわけですわね。


「おいチビ、お前中身はチビじゃないだろう?チビが理解するには難しい会話だと思うぞ?見た感じ2歳か3歳ぐらいだが......」


「ちびっていうな!さんちゃいでしゅ!さんさい!」


まずいですわ。中身が18歳だと知られては後々面倒な事に。


「3歳か。チビじゃねーかよ。でも中身は3歳じゃねーよな?」


「もうちびでいいでしゅ。そしてわたちはさんちゃーーーい!さんちゃいでしゅうーーー!!」


全身全霊で叫ばしてもらいましたわ。

はぁ、はぁ。息が切れます。


「分かった、分かった。3歳な。チビもう体限界っぽいぞ?素直に俺と契約しろ。死ぬぞ?」


死ぬのは困りますわ!家族を守れなくなるではないですか!

でもひっそりと暮らしたい私にとって悪魔と契約なんて目立ちますわ!やはり契約はしないほうがいいですわね。


「おふだは、はがしましゅ。でもけいやくはいらない。ここからだしてもらえればじぶんでかえりましゅ。もうかかわらないでほしいでしゃわ」


「欲しいでしゃわって、ホントおもしれーな。分かった。契約無しで。じゃあ札剥がしてくれよ」


「あい」


私は悪魔のお顔からぺりっとお札を取りましたわ。ん?あさっり取れますのね?

あら?目眩ですわ!もう立っていられません。


「流石大聖女候補だな。呪文無しで札を剥がすなんて普通はできねーぞ?やっぱりお前面白いから契約するわ。しばらく退屈しないなこれは」


何か悪魔が言っていますがもう私の意識が保ちません......。

グイッと体を引っ張られたと思ったら唇に柔らかい感触が。何ですの?確かめる気力もなく私は深い闇に落ちていきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ