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断罪された大聖女は死に戻り地味に生きていきたい  作者: 花音月雫
第一章

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断罪されましたわ

初めましての読者さまもいつも読みに来て頂いている読者さまもこんにちは!

新しく連載を始めました♪またまたゆるりと更新していきますので楽しんで頂ければ嬉しいです!

よろしくお願いします。

何故このような事になってしまったのでしょう?


6歳の誕生日に両親からプレゼントされた絵本は我がエバンズ家から誕生する大聖女様の話でしたわ。


エバンズ家に生まれた女性は例外なく聖女様の力、いわゆる聖力を持って生まれるのです。その中で大体100年周期で大聖女様が誕生していましたわ。

私はそんな事は知らなかったけれど今がその100年目辺りになるらしいですのですの。


だから私が鼻息荒く


「わたし、だいせいじょさまになる!」


と、声高らかに宣言した時、家族は誰も反対する事もせず、よくぞ言った!ぐらいの勢いで私の肩を掴んで喜んでいましたの。


でも10歳の聖女鑑定の時に鑑定石が全然光らず聖女様としての力は無いと結果が出たのですわ。へ?このエバンズ家においてそんな事があるのかしら?と、思いましたけれど結果は結果として受け止めましたわ。泣きました。ギャンギャンと一晩泣きましたの。


何故かこの事を皮切りにどんどん私の人生は良くない方へと向かってしまうのだけれど。


諦めきれずどうにかして聖女様になれないかしら?なんて考えてた矢先、私が王太子の婚約者にと神託がされたと言われましたわ......。

ええ?そんなの困りますわ!だって王太子の婚約者になってしまったら王妃教育が始まって聖女様を目指すとどころじゃなくなりますもの。聖女様になれなかったのなら大聖女様にもなれない。私の人生お先真っ暗ですわ!


嫌だと言いましたけれど神託は絶対だと。渋々承諾した私は12歳で初めて15才の王太子に会ったのだけれど......。


「こ、こんな不細工......が私の婚約者だと!?神託が間違っているのだ!神官を呼べ!今すぐにだ!」


......これ、私と初顔合わせの時に王太子か言った言葉ですのよ?失礼にも程がありますわよね?

なんなのです?いくら自分の好みじゃなかったとしてもそのいい方は酷いわ。


悪いけどこれでも私はお父様とお母様そしてお兄様から今は絶世の美少女で将来は絶世の美女になるって毎日言われているのですわ。自分でもそう悪くないお顔だと思っていますの。


仕方なく王妃教育を受ける私をたまにお茶に呼びその度に


「本物にお前は醜い。自分の顔を鏡で見た事はあるのか?お前の家族は可愛いと溺愛しているようだが頭がおかしいのではないか?」


なんて言ってくるのですわ。

このクズ野郎......。あっ、ごめんなさい。つい本音が......。


ぶち殺してもいいかしら?

会う度にこんな事しか言わない婚約者。

やっぱりぶち殺してもいいですわよね?


鏡?ええ!毎日見てますわ。毎日可愛いですわ!あの麗しいお父様とお母様の娘よ?普通に可愛い......と思ってますわ!王太子の目の方がおかしいのではないのかしら?私の家族はおかしくないのです!


そんな毎日だったけど家族が支えてくれて辛い王妃教育もがんばれましたの。

でもある日、お母様が何者かに毒殺されてしまったわ。犯人は分からずでしたの。

太陽の様な存在だったお母様。

大好きだったお母様。

何故?誰が?


辛い時期を何年もかけ家族3人でやっと乗り越えた時でしたわ。私に王太子毒殺未遂の疑惑が浮上したのは。


ええ。そりゃぶち殺したかったですけれど家族に迷惑かけるのだけは絶対に嫌ですもの。だから何を言われても何をされても無言で耐えてきたのにそんな分かりやすい事をするものですか!


「この私専用のカップに毒を入れていたところをシャーロットが見ていた。言い逃れはできぬぞ!」


はぁ?そのカップは絶対に私には触らせてくれなかったですわよね?辛気臭いのが感染るとかなんとか仰られて。しかもシャーロットにしか触らせていないのに私がいつ毒を入れられるのかしら?


シャーロット......私の幼馴染。いつも私を気遣ってくれて励ましてくれた優しい二つ歳上の大好きな親友。何故そのシャーロットが......。


「私は......毒など入れてはおりませんわ......何故そんな嘘を?シャーロット?」


「ほう、きちんと喋れたのだな。お前はいつも小さな声でボソボソ何か言っていたがこんな大きな声も出るのだな。しかしこのように声まで汚いとはどこまでも可哀想な女だ」


は?このクソ野郎。今、なんと言いました?今は毒の話をしているのですよね?私の声質など関係ないのではないのですの!?


前にクソ野郎が


「お前は話すな!お前の声など耳に入れたら気分が悪くなる!側で同じ空気を吸うのでさえ気持ち悪いのだから!」


なんて怒鳴って私に殆ど喋らせなかったくせに。あぁぁ、やっぱりぶち殺してもいいかしら?あっ、でも毒は入れていませんわよ?


あれよ、あれよと私は幽閉されてしまいました。18歳のお誕生日にですわ。お父様とお兄様が会いに来てくれて絶対にここから出してあげるからと言ってくれましたけれど......。

それからもう何日経ったのでしょうか?

私は石造りの汚いこの部屋にずっと幽閉されているのですわ。


「うーん。やっぱりあの王太子、殺しておけばよかったですわ。ここから出たら真っ先に......」


「それは無理だね。お前は今朝方処刑されたからな」


すぐ後ろで声がしたので振り返ってみるとそこには天使が立っていましたわ。

びっくりです。

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