表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
邪道、唯我独尊  作者: YUUKA
1/3

カユイカユイ

俺の妹は、食べ物の好き嫌いが多い方だった。

肉や魚を粗末にしがちで、ご飯や果物、お菓子は好んで食べた。



嫌いで残した料理を家族の誰かが食べるならまだ良いと思うんだけど、妹はちょっと違うんだ。


嫌いなの知ってるでしょって怒ってトイレに流したり、母親の鞄のなかに入れたりするからたちが悪い。


粗末の意味が違うんだよな、あいつは。



ちょっと前から、妹が首の辺りを掻くことが多くなった。

一日中痒くて、市販の薬も効かないらしい。


ある晩、妹が起き出して、しきりに首を引っ掻くせいで皮が剥けてるもんだから、ちょっと見せてもらった。



妹は今にも泣きそうな顔して不安がってたからとにかく落ち着かせたけど、剥けてたのは皮じゃなくて、明らかに魚の鱗だったんだよなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ