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たっぽい、転生  作者: ハラスメン虎
6/11

たっぽい、転生6話

次回、更新大幅に遅れます

盗賊たちは不意に現れた騎兵に驚いたのか、逃げ惑う人々を襲ってバラけていた人数をなんとか、集め迎え撃とうとしている。


アホウ!!集めてどうする!


それでも、クロスボウを持った幾人かは、集団後方に広く展開し様としているのは弓兵の本能だろうか?

やっかいだが、今はまだ前衛が邪魔して、射角はとれない筈。

クロスボウでは曲射出来ないからな。


俺は、単騎イワシミズを敵集団を右に見て集団を嘗める様にイワシミズを進める。


・・信長何処だよ!、お市様は?

イワシミズの背中で、一人繰り返したシュミレーション。

丘の上で、独り呟いたこっぱずかしい台詞

色々台無しな現状に、ふつふつと怒りが湧く。

八つ当り?それ褒め言葉ね。怒りについては目の前の輩にぶつける事はもう決定事項。


女性を襲う様な奴等に、なんの遠慮もいらない。

先程、逃げ惑う集団の中で、見掛けた女性の衣服は・・。

・・はだけていた・・・はだけていたのだ!!

その光景を大事にリフレイン・・じゃねぇや、その光景に爆発させる!・・怒りをね。


・・・俺の釣りだしにかかった一部の盗賊が、俺の進路を塞ぐように横に広がる。


「馬鹿め、突っ込めえ!!」


単騎の俺につられて、横に伸びた盗賊の集団にむけて、後方からイチロー達が、始めて拍車を入れて加速する。

5人はイチローを先頭に、密集する事無く、適度に間隔をあけて、速度を上げながら、盗賊の集団に突っ込む。


・・・流石やね。

槍衾に盾を構えて密集した重装歩兵でもあるまいし、算を乱した盗賊なら、広くぶちあてた方が良い。


イチロー達は槍を振る事も無く、速度にあかせて盗賊達に馬体を叩きつける。

盗賊を弾き飛ばし、集団を貫いた5騎は、そのまま後方の弓兵を蹂躙する。面白いほど弾け飛ぶ盗賊達。

交通事故みたくなってる・。


5騎が盗賊達を吹き飛ばして、中央を突破するのを横目で見て、俺も馬首を右に返し、俺に釣られて出て来た盗賊の集団に突っ込む。

人数は8人!

槍を振るう間も無く、イワシミズが跳ぶ。


「ぶひひひーんん!!」


推定500kgが、推定時速40kmでのぶちかまし、宙を舞う盗賊達。

凄いぞ!イワシミズ、やれば出来る子イワシミズ。

残った雑魚には目もくれず、イチロー達に突破されてボロボロの盗賊達に今度は真横から単騎襲い掛かる。


後方の弓兵をぷちぷち潰してるイチロー達を横目に、荒ぶるイワシミズに負けぬ様に右に左に槍を振るう。

気性荒いなイワシミズ・・・・。

盗賊の親分格らしい男の首を薙ぐと、はね上がった首が俺の顔の横を通り過ぎる。


ハロー、ナイストゥミートゥー、そしてさようなら。


後方の弓兵を潰したイチロー達が、後ろから包囲するように襲い掛かると、さしたる抵抗も出来ずに盗賊達は逃げ惑い、追撃されて全滅する。


逃げ惑っていた避難民達は、俺達を味方と判断したのか、さして遠くない街道沿いで戦闘を見守っていた。

・・・その判断の甘さは大したもんだと思いながら、怯えさせ無い様にイチロー達に待機を命じて、単騎で近付く。


・・判断が甘かった訳では無く、身を寄せ合いヘタリ込んでいたのか。女子供ばかり、50人程、乳飲み子を抱えた女性もいる。

突如襲った惨劇に虚ろな目をしている者もいる。

だったら尚更、事情を聞かなければならないだろう、向こうでは多分まだ惨劇は続いているのだから。


・・・俺のへっぽこ英語が通じればな。


俺が近付くと、一人の年配の女性が集団を庇うようにヨレヨレと近付いて来る

後ろの集団は、見た事も無い異装の騎兵を、身を寄せ合って見つめている。助けられたとは言え、恐怖心はあるらしい。

俺は、軽く息を吸い込み、声を掛ける。


「はろー」

「お助けいただき有り難うござました。」

うん。知ってた。

チート万歳。














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