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更新遅れました。


 戦いをやめて、みんながとりあえずジョバンニを見つめていた。

 レッドネームが目立つプレイヤーを避けて一般プレイヤーたちが集まるので、自然と二手に分かれて奴の言葉に耳を傾けることになる。


『……』


『……』


 不干渉を貫くGM達も、二人ともすました表情で耳を傾ける。

 あいつらもあいつらで、なんかきな臭いというか。

 この状況をあらかじめ知っていたかの様にも思える。


 予選が終わったらPKイベントです。って言ってたよな。

 だったらさっさとどこぞに消えて、明日の本戦にでも備えておけばいい。

 不干渉なら、わざわざ見る必要もないというのに。

 まあ、面白半分で眺めているってことも想像できるけどな。


「明後日から第二弾アップデートが入りますよねえ?」


 いったいジョバンニが何を語るのか、黙って見据えていたのだが、俺の予想とは全く違う方向に、奴は話し始めていた。

 それは、GMがいる方向。


「簡潔に説明しますと。レッドネーム制度やめませんか?」


 奴の言葉に、プレイヤー全体がざわつく。

 いったい何を言っているんだとか。

 そんなもんできるわけないだろとか。


 件のレッドネームを持った連中も、話に全くついていけないようだ。

 隣同士で顔を見合わせて困惑した表情を浮かべている。


「あとですね。次のアップデートで渡航可能な地域に魔人の住まう都市も含めていただければな、って思っています。でも、お願いというか、まあこっちが色々な条件下でクエストクリアした分、おおかた認められるということを前提で話しているんですけどね? あ、最初のレッドネーム廃止はあくまでお・ね・が・い……ですけど」


『……なるほどねえ』


『何を言い出すかと思えば、そういうことですか』


 沈黙していたGM達がようやく反応する。


「いやあ、昨今のGSOは本当にPKに対しての風当たりが強くて強くて、ついでに信用度もなくしていただけるといいんですけどね? レッドネームだから信用度なしなんて、プレイするなって言ってるんですか?」


 ……何を言ってるんだこいつ。

 そんな自分本位な陳情がまかり通るなら、なんでもありじゃないのだろうか。


『それについては承諾しかねるかな〜? ねえ、GMデルタ』


『はい、プレイヤーのライン引きとして機能しております。そもそも信用度を必要としないNPCも世界各地にごまんといますので、無くす意味は薄いでしょう。一部スキルによっては、それすらも必要ないことがありますので、それは皆さん、ご自由に頑張って取得ください』


「はーい、さすがにこちら側本位の要求を通すのは無理ですねえ、ククク」


 そう言いながら、クツクツと笑うジョバンニに、


「ちょっと何よそれ! まるで信用度以外の要求が通るって言い方に聞こえたけど!?」


 レイラが吠えた。

 そんなレイラにジョバンニが言い返す。


「ええ、通りますけど」


「はあ!?」


 断言するジョバンニ。


「レイラの言う通り、一方的な要求すぎるわよ!」


「そうだぜ、レッドネーム廃止? 俺らがどれだけマナーが悪いプレイヤーに迷惑かけられたって思ってんだ!」


「初期にアイテム根こそぎ取られた記憶があるぜ! ガハハハッ!」


 レイラの後ろから、口が達者なエアリル、ミツバシ、イシマルが抗議の声を上げる。

 だがジェバンニは、


「そんなもの、レッドネームじゃなくてもマナーが悪いプレイヤーは一杯いますけど?」


 と、片付けた。

 さらに両腕を広げながら言葉を続ける。


「レッドネームだって今までたくさん虐げられてきたじゃないですか。街に入りづらかったり、商人と取引できなかったり、まあ、好き放題やってきたことは十分わかりますけど。相応のペナルティは背負ってます。アイテムボックスに入っていないものなら略奪可能なのはNPCも同じ、唯一違うところはランダムでプレイヤーからも物を奪えると言う点ですが、負ければこちらが全ロスト。相当の覚悟を背負ってやってるんですよ、こちらも」


「はあ……?」


 長々と語られるジョバンニの言い分に、周りのプレイヤーは置いてけぼりにされていた。


「第一生産組の薬師さん、それとプレイヤーの皆さん、いいですか? 別にプレイヤーキラー側に有利に事を運ぶつもりは毛頭ございません。ククク、なんたって私は平等主義者ですから」


 笑うジョバンニに三下さんが言い返す。


「人様に迷惑かけて平等たァ、テメェいい度胸だなァ?」


「うーん正直申しますと、あなた方の台頭をあまりよく思ってない方々の思惑も色々と混ざってるんですが……そうですねえ……此処はひとつ、簡潔に述べさせていただきましょう」


 首を二、三度ひねったジョバンニは、一度間をおくと、


「──もっとリアルで自由な世界、作りましょうよ」


 そう、宣言した。


「自由? どう言う事だ?」


「さっきから話が見えねー」


「って言うか一人で勝手に話進めんなよな」


 プレイヤーキラー達も首をかしげる中。


「実はですね、アップデート前に少しだけ情報を得たといいますか……犯罪者を収容するエリアが新しく設立されているみたいですよ? NPC達によってね。どうやらプレイヤーもNPCも関係なく……ぶち込めちゃうみたいです」


 この一言によってプレイヤーキラー側と一般側に大きな激震が走った。


『あ〜、ネタバレだめだってのに〜……って言うかどうやって知ったんだろうね、彼ら』


『GMベータ、公式からは一切情報を漏らしていないので、おそらくNPCからの情報をかき集めたのでしょう』


「……ククク、やっぱりPK虐げられてる」









更新一日遅れてしまいまして、申し訳ございません。

なぜか電池が切れたように何も思い浮かばなくなってました。

後遺症かもしれません。


とりあえず、ジョバンニのセリフ、書いててなんだこいつ意味わんねえってなんてたんですが。

逆に、意味わかんないくらいがちょうどいいかもしれないってことで、そのままアップします。

一度書いたものは引っ込めないのです。



(その前に誤字修正しろってよく言われますが……)

(時間ができたら必ず、必ずやりますので!!!!)





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