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■ノークタウン/乱闘イベント/ステージ:密林



「中途半端に斧キャラ被ってんだよバーカ」


「……トモガラァ」


 来ると思っていた。

 来ないはずがないってね。


 爆発物でそのまま消し飛べばよかったんだが……、傷一つ負っていないところを見るとかなり距離を取っていたのが伺える。

 密林のどこかに息を殺して潜み、そして乱闘イベントに参加してPKを中心に倒していたのだろう。

 爆発でたくさん倒した俺の次点につけている時点でよくわかる。


 トモガラはPKKではなく、実を言うとあくまで一般側。

 今までに一度もPKに倒されたことがないみたいだしな。

 PKもPKKも全てのポイントが大きく加算される。

 俺が一掃しなかったらトップはトモガラだったと思うな。


「今回俺は闘技大会には参加しねぇから、ここいらで一つオメェからキルとっときたかったんだが警戒してうごかねぇんだもんな……ビビリか?」


「お前がだろ」


 俺の手の内も知っているし、一度爆発物は見せていたから。

 迂闊に近づくことはせず、息を殺して密林に隠れていた小心者は絶対こいつ。


「とりあえずオメェ倒して、前回の雪辱は晴らさせてもらうぜ?」


「やってみろ」


 ゲームでは負け越していた、だが、そんなトモガラも前回超えた。

 もう初心者だからってからかわれて、訳も分からず負けるような俺ではない。


「てめぇー! 勝手に入ってきて邪魔すんじゃねー!」


 トモガラと対峙し、戦いに移ろうとした時。

 周りにいたプレイヤー達が急に乱入したトモガラにヤジとともに攻撃を向け始めた。


「……うぜぇ」


 魔法、矢、諸々が飛んで来るが、鬼滅のスキルを持つトモガラには全く聞いていない。

 かすり傷一つすら追わない回復力と防御力。

 ぷしゅう、と湯気をあげながら、トモガラは雑魚達に向かって地面を蹴った。




 ──ゴバッ!




『へ?』




 地面がめくれる音がして眼前を覆った塊に、雑魚プレイヤー達がアホみたいに口を開けて固まっていた。

 津波のように密林の木々や土砂が雑魚達を押し流していく。


『うおおおおお!! 更地になった一角で、さらにとんでもないことが起こったああああーー!!』


『さすが、身体強化スキル一強時代の雄とも言われたプレイヤーですね、GMベータ』


『でも、プレイヤースキルに裏打ちされたもんだから、みんなはちゃんと攻撃スキルも取得しようね! 攻撃威力の倍率が俄然違うから!』


『時点で身体強化+攻撃スキルのバランス前衛タイプが大きく指示を集めていますね。その次に、遠距離狩人型、支援魔法型、攻撃魔法型とプレイヤー層も大きく分かれていることを補足します』


『でも魔法もある意味大器晩成型で、うまく使えば遠距離近距離で高威力だから身体強化スキルと双璧をなす魔法スキルの双頭とも掲示板では書かれてるよね!』


『確かに魔法は強いですが、ソロに向かない職でもありますから、いまいち人気はないようです』


『でも、ソロでも十分に強い人は頭一つ抜きん出ているもしくは──現状トップに立ってるよね、彼みたいに』


 ん?

 俺のことか?


 GM達の解説によって、視線が禿げた密林の一角に集まっているのがよくわかった。

 トモガラと俺は互いに一定の距離を保ちながら走る。

 と、いうより彼の接近に合わせて俺が距離を取っているのだ。


「ちょろちょろ逃げやがって!」


「見た感じ硬そうだから、削らせてもらう」


 ちょくちょく銛を投げて牽制しつつ、ついでに俺らの戦場の通り道になっているプレイヤーを引き蹴散らす。


「う、うわああ!! くそっ! やってやる!! 俺だけでも──」


「せめて一太刀でも──ッ」


「邪魔」


「邪魔だオラッ!」


「「アヒーッ!」」


 俺は首をへし折り踏み倒し、トモガラはそのまま全身の骨がバキボキになってんじゃないかってくらいの勢いで派手にぶちかましていた。


「ひいっ!? 人はシャドーでけせませぇん!」


 ツクヨイはスカートがめくれて黒いインナーが丸見えになっているにもかかわらず、そんなことはどうでもいいとばかりに頭を抑えてうずくまっていた。


「あらまあはしたないですよ、ツクヨイさん」


「一歩間違えれば轢き殺されやがりますけど!?」


「大丈夫ですよ、さすがにそのくらいの分別は──しょぇっ!?」


「ほらぁっ! 今かすめた! 今トモガラさんのトマホークがかすめましたってば!」


「……そうですね、とりえあず向こうも相応に危険なプレイヤーがいっぱいいると思うんですが……この場よりはいいでしょうし……移動しましょうか!」


 モナカとツクヨイは、巻き込まれないように戦いの間を塗って、まだ爆風から逃れたプレイヤーが潜んでいる密林の中へと進んでいった。


「ひーん、こんなことになるなら参加しなければよかったですぅー!」


「まあまあ、とりあえず上位入選しやすい状況でもありますから、頑張りましょうねツクヨイさん」


 そんな様子を見ながら少し広くなった乱闘ステージで、一般プレイヤーを巻き込みながらトモガラを相手取る。


「逃げ回ってんじゃねぇ!」


「逃げてない、避けてるだけだ」







すごく忙しくて、忙しいんですが、更新頑張ります。(汗

トモガラはこういう時はPK関係なしに襲い来る。

まさに脅威。

最近書いてる自小説って、みんな個性が強いというか。

普通に現実生活送れるのか心配になるくらい、強烈だなぁとよく思っています。

あと、感想書いてくださる皆さんも、実に映える個性っぷりですな。笑


いつも応援ありがとうございます。

よろしければ、これからも応援願います。





書籍、電子書籍でてm──(ボソッ


ローレント「──露骨な宣伝はやめろエナジーブラスト」

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