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今日は頑張ってもう一本更新。


 九節鞭だ、鎖鎌だ、分銅鎖だ。

 角指に寸鉄、手甲鉤にに吹き矢。

 そして全てを装備して戦ってみた。


「うおああああああ!! だ、だれでも良いから押さえ込めや!」


「ち、近づけないっすよ!!!」


「壁を作れ! 壁だー!!」


「だったらお前がいけよ!! 地獄だぞ!!」


 複数の武器を扱う際、己のことを台風の目だと思えば良い。

 自分を中心に円を描くようにして扱うのだ。

 古来より、円運動とは武道の極意とされて来た。


 力を受け流す、太極拳の化勁。

 力を外へ反らす空手の回し受け。

 そして相手の力を己の力とする柔術でいう球の極意。


 いつもなら、制空圏を極限まで薄くして攻撃に備えている訳だが。

 今回は護衛ということもあって、九節鞭や鎖鎌を使って約半径三メートル近い物にしてある。

 感覚設定を最大に、痛覚設定百パーセントに設定してある今。

 ごちゃごちゃしているこの状況でも大体十メートル近辺で俺にあたりうる攻撃は把握できる。

 そしてコンマ数秒で自動迎撃もやぶさかではない。


 さて、時間も時間なのでそろそろ戻りたい。

 だがわらわらと群がってくるマフィア達。

 そこへ、上から突如として巨大な何かが飛来した。


「ぐわああああ!!」


「投石か!?」


「な、なんなん!? 隕石っ!?」


「キィッ」


 ルビーだった。

 マフィア達を適当にぶっ飛ばしながらルビーが空から迎えに来てくれたらしい。

 するとメッセージが入る。

 エアリルからだった。


『何やってんのよ! そろそろ本陣にたどり着くんだけど、マフィア達がプレイヤーキラー雇ってるらしくって、かなり苦戦してるのよ! あなたのうさぎちゃんが迎えに行ってくれたから早く来なさい!』


 了解と短く返事しておこう。

 おかしな奴も拾ってしまったが、時計塔マップでも収穫はかなりよかった。

 と、いうか。

 プレイヤーキラーを倒した時点でレベルが上がっていた。


 ついに57レベルです。

 本当にありがとうございました。

 プレイヤーキラー美味しいです。


「え、なんなんこのでかいうさぎ!?」


「良いからしがみつけ」


「え?」


 話が理解できてない様なので、九節鞭と鎖鎌で俺の背中に括り付けてやる。

 そして迫り来るマフィアにエナジーブラストとマナバーストをお見舞いして蹴散らすと、ルビーの背中に飛び乗った。

 しがみつく場所が耳しかないのだが……良いのか?


「キィ」


 気にしてなさそうだったので、とりあえずしがみついておく。

 ボゴッと地面を蹴る音がして空に飛び上がった。


 ボッボッボッボッと空気を蹴る音が響く。

 空の眺めというものも、なかなか良いものだな。

 次に契約するモンスターは鳥がいいかな。

 俺としてはコンバットエイプかレギオンコングあたりを検討している。


 なんでかって?

 お互い死んでも死にきれない様になったら無限組手がハマりそうだから。

 そしてゆくゆくはエンゴウやグレートコングの様な強者に育てたい。

 そう思っていたり。


「あかん! こわっ! うわっ! ちょっ! ひぇっ!」


 カイトーは軽くジェットコースター状態だろう。

 身体を俺に括り付けられて両手両足は空中に投げ出されている。


「黙ってろよ」


「無理やて! あかんて! あきまへんて!」


 空中を移動するとかなり早い。

 ブラウ達は既にマフィアの本陣、アジトの敷地内へと侵入している様だった。

 下方を確認していると、誰かからメッセージが入っていた。


『妾とコーサーで既にセバスチャンは救い出しましたですわ。たまにはコーサーをもう少し褒めてやってくださいます?』


 アンジェリックだ。


『コーサーよくやった』


『妾にではなく直接コーサーに言ってやることですわよ』


『承知した』


 さすがはアンジェリックだ。

 いつのまにか何処かへいなくなったと思っていたら、しっかりコーサーの補助に回っていたのか。

 俺より手塩をかけてコーサーを鍛えている様だし、なかなか良い師匠かコーチになれそうだよな。


 さて今回色々とエアリルをカッカさせてしまったので、お詫びに少々本気を出して戦おう。


 正直、みんなで戦っているとあんまり手を加えないでいいかって感じの空気になってしまう。

 というか、トモガラ以外とだと本気を出したら引かれるんじゃないかってね。

 今は大丈夫だとは思いたい。

 闘技大会で引かれるだけ引かれたはずだ。


「カイトー、降りたいか?」


「降ろして! 降ろして! 装備がないと高所怖いやんか!」


「よし、じゃ降りるか。ルビーはそのままみんなの援護と遊撃に回ってくれ」


「え?」


 マフィアのアジトの上でルビーから飛び降りた。

 身体が浮遊感に包まれる。


「あっひぃぃやあああああああ!!!」


 カイトーの叫び声が夜空に響いた。

 ちなみに背負っているがこいつはパラシュートではない。


 セバスチャンの救出は既に終わらせている様だし。

 あとは殲滅するだけ、俺の得意分野だ。


 では久々にやりましょうか。

 石柱の雨。




プレイヤーネーム:ローレント

レベル:57

信用度:140

職業欄▽

[中級魔術師(無)]

[漁師]

[契約魔法師]


残存SP:36

ボーナスパラメーター▽

効果値:30

消費値:10

速度値:0

詠唱値:20

熟練値:30

見識値:30


ステータス▽

※※※第二弾アップデートから公開※※※


スキルツリー▽

【スラッシュ】Lv10

【スティング】Lv10

【マジックブースト】Lv3

【魔闘】Lv45

【エナジーブラスト】Lv5

【マジックエッジ】Lv3

【マナバースト】Lv5

【スペル・インパクト(P)】Lv43

【ナート・エクステンション】Lv32

【ナート・イクイップメント】Lv32

【アポート】LvMAX

・制限解除、無詠唱、ストレージ

【アスポート】Lv47

【契約魔法】Lv5

・空き契約数0

・[ローヴォ:バッドラックウルフ]

・[ノーチェ:ナイトメア]

・[ルビー:クリムゾンコニー]

・[コーサー:ボス]

・[トンスキオーネ:アンダーボス]

【投擲】Lv30

【掴み】Lv30


生産スキルツリー▽

【操船】Lv5

【漁具】Lv13

【潜水】Lv8

【採取】Lv10

【工作】Lv12

【木工】Lv1

【石工】Lv1

【解体】Lv23

【鑑定】Lv17


称号▽

【とある魔法使いの弟子】

【道場五段】

【復讐者】

【毒殺者】

【達成者】

【ハルピニアの盟友】

【外道】

【蹂躙者】

【魔闘家】

【相談役】

【防衛者】

【魔法剣士】


武器▽

【悪鬼ノ刀】

【魔樫の六尺棒】

【弾機銛】

【魔銃】


防具▽

【戦闘服(上)】

【戦闘服(下)】

【戦闘帽】破損

【戦闘靴】

【魔甲の脛当て】

【鎧魚の手甲】

【軽兎フロッギーローブ】

【黒帯五段】

【クリアオニキス・ブレスレット】

【兎のミサンガ】

【魔銀の首環】


契約モンスター▽

【ローヴォ】バッドラックウルフ:Lv7

特殊能力:悪運の瞳

装備:合わせ翅と翡翠の首輪

【ノーチェ】幻影馬:Lv3

特殊能力:残像

装備:馬装一式

【ルビー】クリムゾンコニー:Lv5

特殊能力:空蹴

装備:無し

【コーサー】ボス:Lv51

特殊能力:組織化、カリスマ

装備:鋭い黒鉄のレイピア

【トンスキオーネ】アンダーボス:Lv89

特殊能力:組織運営、カリスマ、商才

装備:魔銃



ちなみに背負っているがこいつはパラシュートではない(?)

謎表現。

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