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決死のバレンタインデー更新です。優しくしてください。

読者がKI☆CHI☆KU


「ちっ、魔術師風情が」


「あら、少し語弊がありましてよ?」


 身を低くして、駆け出すアセシノ。

 アンジェリックは扇子をピシリとたたむと、笑った。

 そしてグオグオグオって具合で土壁が誕生する。

 驚異的な反射神経でそれを躱して行くアセシノ。


「面倒ですね」


「あら、それはお互い様ですこと?」


 投げナイフとそれを打ち払うアンジェリック。

 意外と近接もちゃんと動けている。

 びっくりだ。

 服装は思いっきりお姫様って感じのドレスなのに。


「ちぃっ!!! その縦ロールを引きちぎって——ッ!?」


「あらあら、中々近づけないんですの? もっとしっかりなさいな」


「くっ、この!!」


「あら右から風ですわよ」


「くっ!」


「今度は左から、火ですわね」


「ああっ!? うあああ!」


 いつの間に詠唱を終わらせていたのだろうか。

 挑発に応じて飛びかかって来たアセシノをまるで手玉のようだ。


「ほほほ、カチンと来ましたが、本気になれば所詮この程度なのね」


 俺の心の中で熱い者が滾る気がした。


 魔法職で強い奴と戦った事無いよなあ。

 そういえばだけど。


 やだ、熱い視線を送ってしまいそう。

 ケンドリック陣営、こんな敵が居るならば攻めてもありだな。


「なんだか嫌な視線を感じますわね。殺気といいますか……」


「バレたか」


「何の事ですの!? って目が緑色に光ってましてよ!? 恐ろしい!!」


 そんな事を言いながらアンジェリックは水魔法をぶつけてアセシノを屋根から叩き落とした。

 HPを見る限り、最後の一撃で削れていた。

 もし残ってたとしても落下ダメージで下でドロップになっているだろう。


「やるじゃん」


「そんな事を言うローレント様は……ああもうとっくに終わってるんですのね。闘技大会も見ていましたけど、相変わらず対人戦ではえげつないことえげつないこと。プレイヤーキラーから襲われた事はありますの?」


「一回だけかな。殺されたよ」


「まあ、詳しくお聞かせ願いますの?」


「いや、一番最初装備も持たずに森に入ったらね」


 懐かしい。

 本当に懐かしいなあ。

 ヘジーとザックだっけ?

 もう名前も良く覚えてないプレイヤーだけど。


 あの時は何もかも新鮮で。

 俺もまだ弱かった様な気がする。


 制限付きっていうか。

 今も十分制限つけられてる感じがするけど。


 そうだ。

 アセシナートとソルジャーはとっくの昔に倒してある。

 俺に暴言を吐いたアセシナートは、蹂躙してやった。


 ドロップにすらしてやんねーよって事で。

 死体のまま放置している。

 そのまま消えればいい。


 高飛車な言動と共に攻撃して来た割りには、温かった。

 低い姿勢からの一撃を得意としているみたいだが。

 そう言う手合いにはもっと低い位置から攻撃を加えれば良い。


 中腰が四足歩行に勝てると思う?

 なんつってね。


 片足首切り落して。

 そっから股間を打ち、片金頂いて。

 ヘソに抜き手。

 そして生きてるうちに腸を引きずり出す。

 中途半端に。


 上半身にかけて身体の一部を奪って行くのだ。

 指、片手、歯、片目、鼻も片方破くし耳も片方引きちぎるよ。

 そうしたら狂った。

 アセシナートは覆いに狂ってしまったのだ。


「ひぇァっ! ぁっ! ぁぁっ! とらないでぇ! とらないでぇもう! やめてぇっ!」


 最後に命奪って終了。

 うーん、少し腹いせ感が強かったかな。

 まあ敵として向かってくるなら、このくらいの覚悟はしておけ。

 そして改めてソルジャーを見やると。


「う、うわああああああ!! 助けて!! カポレジーム!! カポレジーム!!!」


 そう言いながら逃げ出したので、弾機銛で捕らえて、引きずって拷問した。

 カポレジームとは一体なんなのか。


 大人しく吐いてくれたソルジャー君は丁重に瞬殺したよ。

 痛みを感じさせぬのはせめてもの情けであるとね。


 さて、このソルジャー君からはマフィアの構成をおさらいした。

 中央集権型の組織でね。

 企業と同じ様な構成になっていた。




ボス→コンシリエーレ

アンダーボス

カポレジーム

ソルジャー、アサシン

↓←ここから下は正式な組織の人間ではない下役。

アソシエーテ

クリミナル




 という形だった。

 カポレジームとは、そのチームを担当するキャプテンのようだ。

 このトンスキオーネファミリーマップ最初のエリアのリーダーが居ると言う事だ。

 屋上、地上、地下。

 この三カ所にだろうか?


 はっ!

 コーサーが危ない。


「コーサー!」


「うおおおおコンシリエーレ!! 私が死んだら絶対取り憑いてやりますから!!! うおおおおおおお!!!」


「なんだ、大丈夫か」


「十人に追われてんでしょーが!!!!!」


 十人くらい何とかしろよ。

 何人くらい殺して来たんだよ。

 そう思いながらレベルを確認すると、コーサーは一だけ上がっていた。

 ノーチェもだ。


 そうか、俺にも経験値行くから総じて一緒にレベルアップ遅くなるんだよな。

 谷底に落とすより、温室で強化した方がいいかな?




契約モンスター▽

【ローヴォ】ラッキーウルフ:Lv23

特殊能力:強運の瞳

装備:合わせ翅と翡翠の首輪

【ノーチェ】ナイトメア:Lv18

特殊能力:幻覚

装備:無し

【コーサー】ボス:Lv33

特殊能力:組織化、カリスマ

装備:鋭い黒鉄のレイピア




 早いところ俺もレベルを上げなきゃいかんし。

 下のサポートにアンジェリックを向かわせて、屋上マップは一人でやろうかな。


「アンジェリック、下の応援を」


「……本当ならば断りたいところですわ。でも、私が居たらレベル上げの邪魔ですわね? 敵もまだ弱いですし?」


「ありがとう」


「ほほほ! コーサーの子守は任せてもらいましてよ! 妾流の権謀術数と面の皮を仕込んであげますのことですわ!!」


 ……最後、なんて言ってるのかよくわからんけど。

 とりあえずありがとう。

 そんな笑顔だけでも向けておこうかな。





もう許してください。

新作の方も三回更新して、計六回です。

四時間に一回更新という大台にはのれたんじゃないですかぁっ!?


っていうかいつのまにか180話越えてるって、前作を大きく上回る更新っぷりですね!

本当に、ありがとう、ございます!!!!!!!

それもこれも、叱咤激励してくれる感想様のお陰です。

ええ、どmに成り下がってますよ。

うまい具合に調教された物書きからの後書き小話でした!



是非、新作読んでやってください。

っていうか読んでブクマしてこれから先も応援してください。


「奈落に落ちた俺が超能力で無双する」

http://ncode.syosetu.com/n5083du/


感想読みました。みんな鬼畜ですね。

気に入って頂ければ、ブクマと評価、応援の程をヨロシクお願いします!


あとツギクルのボタンもぽちっとお願いします〜!










……ってあれ!

もしかして拷問回が続くのって。

私の心境の現れなんですか?????



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