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長らくお待たせしました。再び更新再開です。遅れを取り戻します。


 おかしい、レベルアップが無いってどういうことだよ!

 それだけが悩みだった。

 パーティを組んでる成果?


 ノーチェに騎乗するのは俺とアンジェリック。

 その横をローヴォが疾走する。

 エスメラルダは?

 流石に乗せれないのでミツバシに預けて来た。


 アンジェリックに言い含められ、ミツバシに巻き付いたエスメラルダ。

 彼女は中々お気に召しているとの評価をしていたのだが、肝心のミツバシは顔面蒼白になりながら出陣する俺達に手を振っていた。


 御愁傷様。

 でも何かあれば守ってくれるだろうよ。

 そう願っておこう。


「ちょっとボーナスパラメーターに振っていますわ」


「はいよ」


 後ろにいるアンジェリックレベルが上がったのだろう。

 彼女のレベルは36だった。

 対する俺は?




[テイムモンスター:ノーチェのレベルが上がりました]

[テイムモンスター:コーサーのレベルが上がりました]

【ノーチェ】ナイトメア:Lv10(8→10)

特殊能力:幻覚→幻惑

装備:無し

【コーサー】ボス:Lv27(25→27)

特殊能力:組織化

装備:鋭い黒鉄のレイピア




 ノーチェとコーサーのレベルは上がっているのに。

 未だに俺とローヴォのレベルアップの気配はない。

 コーサーめ、サボってるな?

 テージシティに戻ったら、お仕置きしてやる。

 そう心に決めながらノーチェを駆る。


 ところで、ノーチェの特殊能力が変化していた。

 ローヴォの能力が幸運から強運に変わったのと同じ様に。

 幻覚から幻惑へ。


 あたかも異常状態にかかっているかの様に見せる幻覚から。

 戸惑いの心を育む幻惑へと進化している。

 人間相手には中々凶悪な能力だと思うが……?

 魔物相手にはどうだ?


「一瞬ですが、攻撃を躊躇いませんでした?」


「ああ、うん」


 それが幻惑の能力か?

 他の騎兵と違い、俺が突撃をはかると、振り返ったコンバットエイプや使役されているゴブリン、コボルト、オーク達が躊躇して先制攻撃を許す様になった。


 騎兵相手に、その一瞬の躊躇いは大きな隙となる。

 俺の合図に、アンジェリックの騎兵達は一気になだれ込み、分断する。

 まったく、良く練磨されてるのが悔しいくらい。

 彼女の私兵達は強かった。


「良く訓練されている」


「ホホホ、妾の私兵でしてよ?」


 さも当然とばかりに彼女は後ろで笑っていた。

 そして彼女も彼女で、精霊魔法かなにか知らんが、異常状態に陥りやすい火の魔法でモンスターを蹴散らしている。


「負けてられないな」


「棒術でモンスターを吹き飛ばす方がありえないですわ」


 個人的にはそんな事は無いんだけど。

 むしろ、ゲームの世界において、レイドボス相手に組み付いて生還したトモガラ辺りをありえない勢として押したい。


「旋回しますわよ!」


「「「御意!」」」


 相変わらず練度が素晴らしいな。

 そう言う部隊が俺も欲しい。

 ホームモニュメントを手に入れたら一度我が国を創設するのもありだな。

 いや、そんな事より裏社会を統べる事が先決か?

 まあいいや、レイドボスに集中しよう。


「ローレント様、空に鳥のモンスターが集まってましてよ?」


「俺は馬を駆るから、連絡よろしく頼む」


「わかりましたわ」


 戦場を縦横無尽に駆け回る騎馬隊は、付かず離れずの位置を保つ。

 目の前の敵に集中できない様に側面にピッタリとつけたり。

 隙が出来たら分断し、一撃当てて直に距離を取る。

 盾役が居ない前衛プレイヤー達は、分断された魔物を二人一組で狩って行く。


 そんな図式が出来ていた。

 ゾンビ陣のお陰で無駄に増えた魔物達、馬の耐久は持つかな?

 ギリギリまで粘ったら撤退して、馬を休めた方が良いかもしれないな。

 名馬と普通の馬には大きく性能の差があると頭に入れておいても良いだろう。


「制空権は?」


「一応レイラ様には伝えてありましてよ?」


 そんな会話をしている時、空の戦場に変化が合った。

 大嘴や鷹の群れが、翼の制御を失った様に散けだした。


 微かだが、気流が変わったと言うか?

 風向きがグルグルと変化している感覚がする。


「やりましたわ! 魔法隊の方々、風制御系の魔法スキルで詠唱時間を稼いでいるみたいでしてよ!」


 エアリル辺りだったら風魔法に長けているから出来そうな戦法だ。

 弓隊は後方支援として面攻撃を担当している、故に手を抜けない。

 必然的に魔法隊の撃ち込みに重点を置かなければならないのだが……。

 詠唱がネックだからな、魔法って。

 俺も魔法使いだからよくわかるよ。


 何かの強制力が働いているのか、散けた魔物達は再び隊列を組もうと集まって行く。

 そこへ、十分な詠唱時間を稼ぐ事が出来た魔法職の本領が発揮される。


 火属性、水属性、風属性、土属性。

 それぞれの属性が派手に空に射ち出されて行く。


「うおおおおお!! すげええええ!!」


「勝てるんじゃね!? これいけるんじゃね!!」


「緊急イベント勝利に混ざれるとかラッキー!!」


 ド派手に空の魔物を蹴散らしてみせたプレイヤー達を見て、各所で歓声が上がる。

 順調そうに見えた第二の戦場。

 今までサボっていたレイドボスは、ようやく重い腰を上げるのだった。


「ヴォン!!」


 ローヴォの警戒する鳴き声が響いた。

 それが何を指し示しているのか伝わってくる。


「ゴアアアァァァァアアア!!!!!」


 最前線で歓声を上げていた物達に、巨大な火球が叩き込まれた。


おかげさまでもうすぐ30000ポイント逝きそうですね。

私も昇天しかかっていますよ。


最近何をしてるかと言いますと、新作書いてました。

王道テンプレで一つ、やってみたかったのです。

何本か色々書いておりますが、近々上げれたら良いなと考えております。


二月に巻き起こる聖なる夜は、少し変わったプレゼントを皆さんに上げれたら良いなと思っています。

そういえば、す○めし食べに行ったらゲイカップルが隣の席にいました。

周りにお客さん居るのにすごい甲高い声で歌ってました。びっくりです。

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