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[プレイヤーのレベルが上がりました]

[テイムモンスター:ローヴォのレベルがあがりました]


 空き時間の出来事。

 比較的近くで、レベルアップが期待出来るとしたら?


 キバウオ狩りだった。

 新しく解放された川の向こう側、マングローブの密林だな。

 筏を短縮精製して、連結させて疑似水上闘技を行ってみた。


 洪家拳の鍛錬みたいで笑える。

 そうだ、足場制限つくって、仲間内で遊べる様にしよう。




プレイヤーネーム:ローレント

職業:中級無属性魔法使いLv40

信用度:76

残存スキルポイント:13

生産スキルポイント:0


◇テイムモンスター

テイムネーム:ローヴォ

【ラッキーウルフ】幸運狼:Lv12

グレイウルフと同じ性質を持つ。

その瞳は幸運の翡翠が宿り、淡く輝いている。

[グレイウルフの基本スキル]

[強運の瞳]

テイムモンスター装備

【合わせ翅と翡翠の首輪】

※躾けるには【調教】スキルが必要。




 ローヴォのレベルアップには早過ぎるよな。

 もしかして、契約魔法が原因かな?

 あれだけプレイヤーを狩ったのにレベルが上がらなかったし。

 契約を結んだ魔物には戦ってなくても経験値が行ってしまうのか?


 うーん、総じて俺のレベルアップが遅くなるのかな?

 まあ、その分狩り時間を増やせば問題ないだろう。

 どうせ常に連れてないと行けない訳だし。


 とうとう四十台の大台へといたってしまったか。

 スキルはどうする?

 大正義アスポートだな。

 スペルバイブレイドは、少し待っておこう。

 というかそっちに降り過ぎてアスポートのレベルがパラメーターが中々上がらないわけだし。




【アスポート】

・精度Lv5/30

・距離Lv5/30

・重量Lv5/30

・詠唱Lv1/1



【アスポート】

・精度Lv8/30

・距離Lv10/30

・重量Lv10/30

・詠唱Lv1/1




 これでスキルポイントはゼロになってしまった訳だ。

 だが、100キロだぞ?

 十メートル圏内100キロの転移ならば使えるだろう。

 例えば今乗っかっている筏、どうでしょう。

 流石に重たいかな?

 無理みたいだな!


 俺の身長体重が180cmで85kgだから、そんなに持てない仕様なのな。

 少しがっかりだった。

 まあ、スキルレベルを上げれば最大300キロ。

 マックスボーナスで解放されるだろう。

 それに期待しよう。

 でも、もう少し小さい物だったら?

 そんな事を考えていた。


 さて決勝トーナメントが始まる。

 指定場所へ移動しておかないと。

 今日は予選もあったし、初戦が行われるのかな?

 初戦もしくは二回戦までが行われて、それに次ぐ戦いは明日への持ち越しになりそうだった。




[GMのベータです! 闘技大会トーナメントの進行役を務めさせて頂きます!]


[同じく助手のデルタです。荒れに荒れた予選会場でしたが、いかがでした?]


[各々が力を出し切った戦いだと思いますよ! 一部、とんでもない状況になっていたみたいですが……。ああまた先輩がストレスでガリガリになっちゃうよ!]


[トッププレイヤーの方々にはシード権をお渡ししているんですが、今回先週のトッププレイヤーであるローレントさん。まさかの予選からの出場となっております。えーと? これ、既定路線でしたっけ?]


[うんにゃ? 普通に彼がメールを読んでなかっただけだと思うよ。戦いが盛り上がる様に、強い者同士が初戦でぶつからない様にシード権配ってるけど、意味なかったよね!!!]


[ある意味で、盛り上がってましたけどね]


[ってことで、予選を勝ち上がった者達よ!! いでよ!!]




 ディスプレイに映し出されるMCの様子。

 ゲームマスターはギリシャ文字で現されてるのね。

 俺にメールを送っていたのはアルファ。

 今回MCを努めていたのはハットをかぶったハイテンション紳士っぽい姿のベータ。

 その隣には真面目な口調がだが、ノースリーブヘソ出しボディコン姿のデルタ。


 男勢が多いに盛り上がっている様だった。

 そして彼等の号令にあわせて、視界が変わる。

 予選を勝ち上がった決勝トーナメントに挑む者達が、ステージの上に集められた。


「よ!」


「トモガラじゃん」


「あたしも居るよ」


「おっすローレント!! ひっさびさだなあ!」


「……相変わらずだな」


 ステージが光りだしてトーナメント表を映し出す。

 そしてその四方に四人、今回シード権を得たプレイヤーが出現する。

 これの為にメール送ってたの?

 そして出現したトッププレイヤー達に会場が大盛り上がりだった。


「金髪のねえちゃんーーーー!!!」


「俺だーーーー!! 結婚してくれーーー!!」


「るせええええ!!! 俺のだ馬鹿野郎おおお!!!」


 小柄なスキンヘッド、久利林ことクリバヤシが吠えていた。

 BCoEでは六頭星っていう名前で一緒のチームに居たんだったな。

 そして昔、十八豪と同棲していたって?


「ローレント、気にすることはないからね」


「あ、ああ」


「よしローレント、ぶっ殺してやるぞ!」


 気合い十分って感じだな、相変わらず。

 後は、見た事ない奴がシードに居る。

 一体誰だ?


「カミソリって覚えてるかい? 同じチームに居たツッパリの」


「思い出した」


 無手組の中でも際立って口が少なくそして強かった。

 特に無双組手イベントで、文字通り無双していた八極拳の使い手。

 ……だった気がする。

 腕を組んで指を二つ立ててピってやってる。

 相変わらずキザだな。


[さあ、ここからランダムで対戦相手が振り分けられて行くぞ!]


[RIO社の超性能AIを使って一番面白い振り分けが決まります]


[その前に! 我こそはこいつと戦いたいという奴が居れば! シードに一番近い場所に率先して向かってもいいぞ!]


[明日の準々決勝が白熱しますね]


 トーナメント表の四隅が光る。

 シードの隣だな。

 ここだけ激戦区と言うか一試合多い。

 もちろん行かせてもらいますとも!


[おっとやっぱりローレントさんだ! どこへ向かう!?]


[八番です。迷わずトモガラさんの方ですね]


 もちろんですとも、因縁の相手っていうか。

 先週勝ち逃げされたしね?

 ポイントでは抜き去ったが、実際にやられた分はやり返さなきゃ!


 他に移動する人はいないようだ。

 ランダム選考画面が表示され、俺とシード権を持っている人以外が埋められて行く。

 俺の隣、七番に来る奴は?


「俺だああああいやだあああああ」


 ガンストでした。

 いらっしゃい、またあったね。

 正々堂々戦いましょう?





闘技大会本戦始まります。

さっくり終わりますよー決勝以外

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