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読んでくださる方から反応があると嬉しいものですね、身が入ります(チラッ
少し遅くなりましたが投稿です、3日以上はあかないようにしたいですね。
「全くシェリアまでからかって・・・」
シェリルの爆弾発言にシェリアが乗っかる形で散々追い詰められたが、今更中身が男ですなんて言えるはずもなく拗ねる事でなんとかはぐらかす事に成功。
「申し訳無かったですわヨルノ、機嫌を直してください。」
「ごめんなさいヨルノちゃん、からかいすぎてしまいました」
「別に良いけどさ、それよりもそろそろ外周街だよ。私も現に外周街に住んでるわけだし、そんなに警戒することも無いと思うけど念のため二人とも私から離れないでね。」
「分かっていますわ、でもヨルノは前に襲われた事があるんですのよね?」
「私の時は特殊だったみたい、夜も遅かったしね」
「ヨルノちゃんもいるし、きっと大丈夫ですよ。何かあったらお願いしますね、ヨルノちゃん」
腕っ節に自身があるわけでもないが(むしろ無い)毎日訓練もしてるし、実戦も何回か経験している。
確認出来ないので恐らくだが着実にレベルが上がっているであろうこの体もある程度動かせる、もうたった一人に遅れを取ることは無いだろう。
それでなくてもこんなふうに頼まれたら男として断れない、女だが。
「も、もちろん任せて、二人は絶対守るから」
「ヨルノがこんなに頼もしいのなんてあの夜以来ですわ」
「まぁ投石の天才シェリルがいれば今回も完勝かな」
「なんか不名誉な称号ですわ!!」
「さっきのお返し!」
その後、外周街への入り口のすぐそばにある鍛冶屋で頼んでおいた短めの剣を受け取る。
特殊な製造法である刀はこの世界には存在していないため、修復も不可能だった、そのため特別に普通のものよりも短めの剣を作ってもらった。
新品の剣を腰に吊り、二人がみたいと言っていた露店が立ち並ぶ通りへ向かう。
「まるでお祭りみたいですごいですね、毎日こうなんですか?」
「天気のいい日はほとんどね、朝から夜まで賑わってるよ」
一通り見て回った後、通りを抜けるとその先で人だかりができているのを見つける。
何かのイベントかと思ったが、余り良い雰囲気とは言えない。
「何かあったのでしょうか」
「行きますわよ!」
シェリルがそう言って人だかりの方へ走り出すと、シェリアもそれに続く。
「ちょっと、二人共離れないでってばー!」
人だかりはどうやら何かを囲むようにしてできているらしい。
「何かあったんですか?」
近くにいた若い男に尋ねる。
「その格好、ギルドの冒険者か?喧嘩だよ喧嘩」
「まぁ、喧嘩とは物騒ですのね、ヨルノを連れてきて正解でしたわ、それより人が多くて見えませんの」
好奇心もとい野次馬精神を発揮して必死に人の壁の向こうをみようとぴょんぴょん跳ねているシェリルと、そんな姉の袖を掴んで恥ずかしそうに必死に抑えるシェリア。
「ヨルノなんとかなりませんの?」
「ちょっと見てくる、二人共ここから動かないでね」
「二人共女の子なんですからもう少し謹んで下さい!」
こんな人だかりを見て気にならない訳が無い、止めようと伸びてきたシェリアの腕をひょいとかわすと人混みの中をすり抜けて進む。
(戦闘で不利なのは嫌だけど意外と小柄なのも便利だなー)
そんなことを考えながら最前列まで到達すると、現場が見える、そこにいたのは白目を向いて完全にのされた男達と、端っこの方で小さく丸まって震えている幼い男の子、それを庇うように立っている人物。
「レイカさん!?」
長い茶髪の美女は呼ばれたことに反応してゆっくりとあたりを見渡し、目が合うと一瞬驚いたような顔をしてすぐに笑顔になると、軽く手をふる。
「あらヨルノちゃん久しぶりねぇ〜、会いたかったわぁ〜」
2ヶ月と少し前に出会った、まさに命の恩人とも言える人物がそこに立っていた。




