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序章

 全てには始まりと終わりがあった。

気付けばそれらは既に、当たり前のように存在していた。

その始まりから、光と闇が在った。

それらは意志を持っており、いずこから共に生まれ、共に成長した。

二つの存在はやがて各々の世界を持った。



 闇は穏やかに、そしてゆっくりと世界を保持した。

物事の流れもゆっくりで、その成長と発展も緩やかなものだった。

ところが、光は余りにもその影響力が強く、世界が急激に成長してしまったために世界が長続きしなくなっていた。



 光は闇に言った。



「 ずっと世界を作り始めてから保ち続けてきたが、もはやこの光の世界に永遠はない。 我が光が永久でも、私は終わりが見えてしまった。 この世界はもうじき終わるのだろう 」



 闇は光に言った。



「 終わり……。 光の世界は無に還るのか? 」



 光は言った。



「 恐らく……だがこの世界を作り、終わりというものを今初めて知った私には、その終わりの先にあるものが無なのか分からない。 無があろうとなかろうと、そこにこの光の世界が存在するのかは……やはり私には分からない 」

 


 闇は言った。



「 そうか……。 ならば共にあろう。 せっかく互いに作った世界だ、無であれ何であれ後に続かないというならば。 私の世界は光のように輝いてはいない。 だが二つが一つになれば、互いの世界も調和し、長続きしよう 」



 こうして二対は二つの世界を一つにし、あらゆる物事は永久ではない代わりに輪廻を得、絶え間なく発展し続ける世界となった。

 これこそがこの世界、現在のユハ・ミシュテアにおける神々と謳われた存在の世界創造の原点だった。



初めまして。文高雪見と申します。

処女作につき至らぬ点等あると思いますが精進していきたいと思いますので

何卒よろしくお願いいたします。

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