表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/103

#98 予想外の敵

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

きみさんの声掛けも無視してあおさんは一直線に魔王のところへ行く。

俺「どういうことだ!?あおさんに何をしたんだ!?」

俺はこれまでのあおさんの行動を振り返る。しかしヒントになりそうな

場面がこれ一つとして思い浮かばなかった。

魔王「説明してやろう。魔王城に入った時点でこの運命は決まっていた。

   こいつはすでに洗脳されているのだよ」

俺「なっ........何!?」

驚きの真実を聞かせれて俺は驚く。しかしきみさんは違った。

きみ「なるほど、だからあおさんの行動が怪しかったんですね........」

俺「きみさんは何か気が付いていたのか?」

きみ「はい、ゆうさんこれまでのあおさんの行動を振り返ってみてください。

   例えばこの魔王城へ入って初めてのボス。あまいろさんを犠牲に

   するなんていつものあおさんは絶対にそんなことしません」

俺「確かに言われてみれば.........」

きみ「それだけではありません。咆哮を多用するボスに対してなぜか

   耳栓を持っていました。もしかしたらあおさんだけが助かるような

   道具を持っていても不思議ではありません」

俺「でもそれが本当に洗脳されたあおさんかわからないじゃないか!」

きみ「確かにその通りです。その答え合わせは魔王にしてもらいましょう」

そうきみさんが言うと魔王のいる正面を見つめる。

魔王「今言われた推測がおおよそ正しい。それに加えて40階でのボスで

   こいつが自滅技を使っただろう」

確か両サイドからトゲの壁が迫ってきて絶体絶命のピンチの時の話だ。

魔王「それも本来こいつでは使うことのできない技だ。他にも先ほどの

   戦いでお前が使用した固有スキルも本来はお前は使えない。

   こいつがゲームのコマンドを書き換えてお前に付与した」

俺「........だが、なぜそんなことをするんだ!?運営なら一発で俺たちを

  殺せる手段だって存在するはずだ!」

魔王「確かにその通りだ。しかしそれでは面白くないと思ってな。

   お前たちの頑張りがあればあるほど裏切られた時の気持ちは

   計り知れない。現にお前たちだってそうだろう」

魔王の言う通りだ。ここまで協力してきたあおさんが実は操られていた

なんてウソであってほしい。実際そう思っている。

あまいろさんの表情をうかがうと絶望といった表情をしていた。

俺たちは今まんまと魔王の手のひらで転がされてしまっている。

魔王「私から説明することは以上だ。いい加減バトルを始めようか.........」

きみ「そうですよ!あおさんを助け出すためにもこの世界から脱出する

   ためにも僕たちは魔王討伐を目標にしていますから!」

俺「........そうだったな.......あまいろさんも頑張るぞ!」

あまいろ「.......わっ.......わかりました。現実を受け止められていないですが

     頑張って補助をしますのでお願いします!」

なんとか俺たちは協力し合って体制を立て直す。

魔王「ほう、さてどこまで戦えるか見物だ。いけ、あお!」

"あお"という言葉にびっくりする俺たち。すると向こう側にいたあおさんが

見たこともないような表情で俺たちへ攻撃を仕掛けてきた。

あお「リモートブレア!リモートブレア!リモートブレア!」

使っている呪文はいつものあおさんのはずなのにそこには

あおさんの面影を一切感じられない。まさに操られていた。

三発それぞれが違うところへ行ききみさんがかわす。

きみ「あおさん目覚めてください!ここまで来た俺たちですよ!」

魔王「無駄だ!!そいつは私によって洗脳されている。この洗脳は

   最上級魔法の中でもレベルがかなり高いものでごくごく一部の

   者しか扱うことができない。そんな呪文にお前たちの友情ごときで

   かなうわけがない!」

俺「ッ.......俺たちの友情をなんだと思っている!悔しいが.......ダブル雷斬り!」

絶対に仲間に攻撃はしないだろうと思っていたがこんなことになるなんて......

悔しさをかみしめながら俺はあおさんに一撃をたたき込む。

あまいろ「攻倍化!攻倍化!頑張ってください!」

あまいろさんの補助呪文、いつもの光景のように感じる。

あお「リモートブレア!リモートブレア!リモートブレア!」

再びあおさんの攻撃呪文がさく裂。俺は避けきれずダメージを受ける。

あお「情報開示!」

あおさんは俺たちに向かって情報開示で情報を読み取る。

どうしよう、俺たちにまともな回復呪文があるわけもない。

唯一のヒーラーはあおさんだったのだ......

きみ「属性付与!五月雨斬り!」

きみさんはあおさんの素早い攻撃を避けてその正面にいる魔王に攻撃をする。

魔王「私に手を出そうなんてこと考えない方がいいんじゃないか?」

華麗に避けた魔王は次の瞬間パンチだけできみさんを壁に打ち付ける。

きみ「うっ........」

あまりの痛さにその場に倒れ込むきみさん。

あまいろ「きみさん!大丈夫ですか!?」

心配になりその場に駆け寄るあまいろさん。かなりこちらが不利だ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ