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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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#9 初の依頼

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

朝目覚めると昨日の宿とは違う天井があることに気が付く。そういえば

フラビタエンに来たんだったな。そう思い出しながら体を起こす。

こっちの世界に来て何日目だろうか。すでに数えることを忘れている。

それにまだ、きみさんやあまいろさんと合流ができていない。

俺は少し眠さを感じながら食事部屋へと向かう。すると珍しくあおさんが

俺よりも早くいた。

俺「おはようございます。早いですね。」

あお「なんだかこっちの方がぐっすり眠れちゃってすぐに起きちゃったの。」

なるほど、あおさんが早く起きてくれれば早く出発できるから

当分はここの宿を利用することにしよう。

あお「で、今日は何をするつもりなの?」

俺「とりあえずは冒険者の集いで何か良い依頼がないか確認します。」

あお「いいね。ちょうど昨日登録したばっかりだしね。」

あおさんの言う通り。そしてしばらくはそんなことをしながらレベル上げだ。

あお「そうと決まれば早速向かうよ!」

もうご飯を食べ終わったのか、早いなと感心しながら俺も食べる手を進める。

そして昨日の夜も来た受付のところで依頼を受けたい旨を伝える。

受付「わかりました。現在のあなたたちのランクですとこちらの依頼を

   受けることができます。」

そう渡されたのは何十枚も紙が入っているファイルのようなものだった。

あお「これ、すごい量だね。全部が依頼なのかな?」

俺「多分そうだと思いますよ。低ランクなのでかなりの数をこなさないと

  報酬は少ないですが。」

これだけの依頼があれば当分は大丈夫だろう。

俺は目に留まった一つの依頼をあおさんに見せる。

俺「これなんかどうでしょうか?」

選んだ依頼は「ゴブリン15匹の討伐」だ。依頼者が町でときどき町周辺に出る

ゴブリンの群れを倒してほしいというものだった。

町周辺に現れる敵は町に侵入することができてしまうためそれを未然に

防ぐ目的だろうと俺は勝手に推測している。

あお「いいね!すぐに終わりそうだし、やってみよう!」

無事あおさんの了承も得ることができて俺たちは初めての依頼を受けた。

しっかりとした鋼の剣も持っている俺たちは30分程度で依頼をこなした。

あお「めちゃくちゃ簡単な依頼だったね。」

俺「そうですね。でもこの依頼は定期的に更新されるそうですよ。」

あお「そうなんだ。じゃあまたその時は受けよう。」

ちなみに町からの依頼ということで報酬は周りの依頼に比べて少し高かった。

俺たちに嬉しいことこの上ない。報酬は銀貨1枚で、両替した銀貨以外で

始めて銀貨を入手した。まだまだ時間はあるとのことで俺たちはかたっぱしから

依頼を引き受けることにした。ジャンルとしては今回のような敵を倒す系の

ものは少なく、一般的にはものの採取だったりアイテムの納品、おつかいなど

が大半を占めていた。まだ低ランクだから敵を倒すようなものは

少ないのだろうか。しかしそんなことにもかかわらず俺たちは一日だけで

かなりの依頼をこなして結果、ランクの昇格をすることができた。

ランクはEからDに上がりレベルの方もそれぞれ2ずつ上昇した。

ここまでかなり順調だ。そして俺は新たに氷斬りを習得した。

早くも2つめの特技を習得した俺はこのまま属性関係のものを習得するのだと

気が付いた。敵に対して有利な属性を使って戦いを進めていく。

当たり前のことだがそれを実際に自分でやるとなったらかなりわくわくする。

あお「今日だけでかなり依頼をこなしたよね。」

俺「そうですね。そのおかげで持ち物もかなり増えましたよ。」

あお「明日からはついにランクDの依頼を受けることができるんだよね?」

俺「そうなりますね。少し見せてもらいましたがDランクでもかなりの

  依頼の数ありましたよ。」

あお「おっ!それはいいね!腕がなるよ。」

ランクがDに上がりあおさんもかなりやる気を出している様子だった。

あお「そういえばこの町って武器屋、防具屋、よろず屋が多いよね。」

俺「そうですね。余裕が出来たら行きましょうか。」

前の町であるタイセンスタウンに比べて4、5倍程度増えている気がする。

今あげた店だけではなく食材がそろっているところもかなり多く

ここがこの世界の中心のような雰囲気を(かも)し出している。

町を歩いているだけで一日終わってしまいそうなくらいに大きい。

これだけ大きければ俺たちと同じような世界から来た人だっているかもしれない。

そういう人がいれば何かヒントを得られるかもしれないな。

この世界って祠とかってあるのだろうか。ゲームだとよく"祠"はRPGなどで

見かける。俺たちの行動範囲が狭いだけかもしれないがこの世界に来て一回も

祠を見かけたことがない。俺は不思議に思い受付の人に聞く。すると

受付「祠はありますが世界の掟により冒険ランクがA以上の人しか

   立ち入りが禁止されています。基本的にそこで出る敵が強いので。」

そうなんだそんなに危険だとは.....俺は受付の人にお礼を言って

昨日と同じ宿で一晩を過ごすことにした。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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