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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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89/103

#89 謎の数字とその脅威

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

あおさんに言われて今まで以上にモンスターからの攻撃に敏感になる。

そのせいで、攻撃の手が止まってしまっている俺たちだった。

あお「......おそらくだけどこの数字、モンスターから攻撃を受けるたびに

   数字が減っていくものだと思う。ここからは私の推測だけど

   この数字が0になったとき、待っているのは"死"だと思う.......」

あおさんの声はまるで元気がなかった。その言葉を聞いて俺も茫然とする。

俺「さっ.......さすがにそんなことはないと思いますが.......」

あお「それは私も思いたいわ.......でも私がやっていた他のゲームは

   どれも全く同じ効果だから......」

きみさんたちもあおさんの話を聞いていたようで茫然としている。

茫然としていて隙が生まれてしまったのかモンスターが全体攻撃を放つ。

俺「ッ......危ない!!」

しかし俺の言葉は間に合わず俺以外の人たちは攻撃を受ける。

それによって全員頭の上の数字が4になってしまった。

数字が減るにつれて"死"を実感してしまう......かなりやばい効果だ。

あお「でも私の見立てではこのモンスターを倒せば数字は消えると思うわ」

あおさんの言うことは確かに正しいと思った。だから早く倒すように命じたのか。

そしてできるだけモンスターの攻撃を避けながら攻撃すること20分。

俺たちの魔力にも限界が来そうになっていた。戦闘中はなるべくあまいろさんに

魔力の回復はしてもらわない方が良いという話になっている。

なんせ、魔力を回復するとあまいろさんばかりが狙われてしまうからだ。

それに今はまさに危険の絶壁に立たされている俺たち。

あまいろさんがそんな中標的にされてしまったら終わりかもしれない。

そんなことを考えながら歯がゆい気持ちになっていると........

あお「あまいろさん!みんなの魔力回復をお願い!」

俺「!あおさんそれだとあまいろさんが狙われてしまいます!」

あお「それはわかっている......でも今は魔力が無いといけない状況なのよ!」

これまで聞いたことのないような声で荒げるあおさん。

そしてあおさんの言っていることも正しいので言い返せない。

あまいろ「わかりました!皆さんの力になれば幸いです!」

そう言ってあまいろさんはあおさんから順番に魔力を回復していく。

きみ「.....ありがとうございます。大盾召喚!これで一発は大丈夫ですよ」

あまいろ「ありがとうございます。頑張って下さい!」

こんな危険な状況なのにあまいろさんは笑顔を忘れない。

俺「ありがとう、本当に無理しないでくださいよ」

あまいろ「わかっていますよ。皆さんが頑張ってくださっているので!」

なんとかあまいろさんのおかげで俺たちの魔力は回復した。

しかし魔力を回復したことによって標的になってしまったあまいろさん。

きみ「あまいろさんっ!危ない!!」

しかし時すでに遅し.......幸いにもきみさんの大盾召喚の効果によって一発防ぐ。

しかし一発だけであってその後も何回も攻撃を繰り出すモンスター。

避けようとするあまいろさんだがどうしても当たってしまう。

あまいろ「皆さん後は頼みました!」

そう言ってあまいろさんは避けることをやめて数字が0になる。

するとあまいろさんはその場にバたりと倒れる。あおさんの言う通りだった.......

きみ「あまいろさん!?あまいろさん!?」

きみさんがあまいろさんに駆け寄り声をかける。しかし返事はない。

あお「............」

あまいろさんが倒れてからあおさんはずっと無言でモンスターを攻撃し続ける。

俺も一緒に攻撃を行うがあまいろさんの方向をちらちらと見てしまう。

それから数分後、頭の上の数字なんか気にせずに無心に攻撃を続けていると

とうとうボスモンスターを討伐することができた。

あまいろさんの方を見るときみさんの蘇生呪文によって生き返っていた。

俺「良かった......無事で.......」

きみ「無茶しすぎですよ!これじゃあ命がいくつあっても足りません!

   そしてあおさん確かにあの状況で冷静な判断をしろというのは無理です。

   ですが、いくら何でも仲間を裏切るようなことくらいわかりますよね?」

きみさんがあおさんに向かって淡々と言い放つ。

あお「そんなこと.......そんなことわかっているわよ。確かに私の判断は間違い

   だった。でも全員倒れるよりは増しでしょ!?」

後半あおさんはまた声を荒げる。それにびくりと反応するあまいろさん。

あまいろ「二人ともやめてくださいよ!こうしてなんとか乗り切ったので

     よしとしましょう!次のフロアへ行きますよ!」

あまいろさんが先陣をきって階段のところへ向かう。

しかし、二人の表情は険しいままだった。正直、二人の意見に間違いはない。

でも俺的にはあおさんの判断が間違っていたのではと感じた。

階段を上がる途中きみさんがぼそりとつぶやく。

きみ「あおさんなんか変ですよ......」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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