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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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#7 新たな動き

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

なんとか命からがら森から抜け出した俺たちは森が見えなくなった

ところまで来て呼吸を整えていた。

あお「はぁ.....疲れた.....何あいつ.....」

俺「わかりませんが.....やばいやつなのは間違えないです。」

呼吸を整えて町へ戻る。だいぶ日も落ちていて寒くなってきた。

町へ着いた俺たちはすぐに宿へ向かう。そして店主さんに今まで会った

出来事を伝える。

店主「それは災難だったな.....」

あお「はい、店主さん何か知っていますか?」

店主「.....実際には見ていないが小さいときからよく言われている。

   森に入ってもいいが決して奥にだけは行くなよと。」

俺「そうなんですね.....」

店主「ああ、中級者の冒険者ですら倒すのが苦労する敵らしい。」

そんな強い敵が出てきたなんて一体なんでだろうか。

そう店主さんと話しながら俺たちは夜ご飯を食べ始める。

店主「そういえばその森を突っ切っていくと大きな町があるんだ。

   そこに行けば冒険者の登録ができるらしいぜ。」

あお「冒険者の登録をしておくと何かいいことがあるんですか?」

店主「そこだと冒険者にランク分けがされていてそれによって

   受けれるクエストが違って報酬もかなり差がでるらしい。」

俺たちの目的はレベル上げだ。それと同時に人助けもできるなんてまさに

一石二鳥だ。少し早いが俺たちはその町へ行くことにした。

店主「そうか。たまにはこの町に戻ってくるんだぞ。」

俺「はい、わかりました。数日の間でしたがありがとうございました。」

店主さんのやさしさで宿の料金は免除してくれるとのこと。ありがたい。

翌日、時刻は6時。この時間に町を出発しても目的地に着くのは夜くらい

だという。だからこそ、早く宿を出発したのだが.....どう見ても

あおさんは寝起きのテンションだった。

あお「えぇ~.....朝早すぎじゃない......」

そう愚痴をこぼしながら昨日のサエルの森に足を踏み入れる。

店主さんによれば"あの"敵が出てくるのは夕方から夜とのこと。

朝からだと発見事例はないようだ。そういう修正なのか知らないが。

時々出てくるコウモリのような敵を倒しながら森を抜ける。

道中にあったのは薬草くらいだった。森を抜けると入る前と同じ草原が

広がっていた。時刻は8時くらいだろうか。全く予想がつかない。

ここからは森がなくひたすらに草原を歩いていくことになる。

何の面白みもなく、俺たちは話ながら町を目指して歩く。

あお「こっちに来た時最初はどうなることやらと思っていたけど意外と

   なんとかなるものなんだね。」

俺「そうですね。レベルの方も順調に伸びていますしね。」

あお「そうだね。ところで199はどこにいるのだろうか?」

俺「さあ?いきなり現れますからね。」

俺たちがそんな話をしていると.....199が現れた。

199【お呼びでしょうか?】

まるでランプの使いのような言葉を言いながら出てきた。

俺「びっくりした。199っていつもどこにいるの。」

199【それはこちらの制約上言えませんがあなたたちが助けを求めれば

   すぐに来ることができる万全の準備をしてあります。】

なんだかストーカーをされているようで少し気持ち悪い。

あお「次の町までどのくらいで着く?」

199【次の町であるフラビタエンまでは7時間程度で到着します。】

あお「次の町ってフラビタエンっていうんだ。」

199によって次の町の名前がわかったところでその遠さを実感する。

俺「そういえば、森を抜けて少し経ったけど全然敵がいないね。」

あお「そうね。こういうところでは生息しないのかしら?」

199【タイセンスタウン周辺に生息している敵とフラビタエン周辺に

   生息している敵は少し違います。】

そうなんだ。ていうことは敵自体はいるということだからたまたま

見かけていないだけか。そう納得しながらあゆみを進める。

普通のゲームでは歩いているだけでは体力を消耗しないがこちらの世界では

長距離を移動することで体力が減っていくようだ。

その証拠に俺たちのステータスでも体力は5分の1程度減っていた。

まあこの減り具合なら町まで持つだろう。

それにいざとなったらあおさんの回復魔法があるし。

あお「そういえば、向こうの世界はどうなっているんだろうね。」

俺「あおさんもしかして記憶なくしましたかっ!?」

あお「......あっ、いやそうじゃなくて普通に時間は進んでいるのかなって。」

びっくりした現実世界での方の記憶をなくしてしまったのかと思った。

俺「どうなんでしょうかね?進んでいるとしたら大慌てですよね。」

あお「本当にその通りだね。警察とか学校がメインで親も心配....」

あおさんはそこまで言って言葉を最後まで言わなかった。

俺もあおさんの心配したいことは痛いほどわかる。でも今の俺たちには

どうしようもない状況だった。とりあえず次の町であるフラビタエンを

目指さないと。俺たちは無言の決心のままさらにあゆみを進めるのだった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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