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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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62/103

#62 男同士の夜に

みなさんこんにちは!アオです!

今回は恋愛要素を入れていますのでお願いします!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

その日の夜、俺はベッドに入って寝たのだが真夜中の3時、なぜか

この時間帯に起きてしまった俺はなかなか寝られずロビーへ向かう。

まさに深夜帯なので受付の人もいない、しかし夜に活動する冒険者も

いるのでロビーはどの時間帯でも解放されているようだ。

俺しかいないかなと思って天井を見上げてボーっとしていると.......

?「あれ?ゆうさん?」

俺は声の主を探す。すぐに見慣れた顔を見つけた。

俺「きみさん、なんでこんな時間に?」

きみ「いえ、それはこっちのセリフですよ!僕はちょっと考え事をしていて」

俺「そうなんだ。俺は変な時間に起きちゃってなかな寝ることができなくてね」

きみ「そうなんですね......」

しばらくの沈黙が続く。そして再びきみさんが口を開く。

きみ「こちらの世界にきてもう二か月ほどが経ちましたね......」

俺「そうだね......きみさんって確か中学三年生だったよね?」

きみ「はい、その通りです。これから高校受験だっていうときに.......」

そういえば、そうだ。こちらの世界に来てしまった発端はあの公式オフ会だ。

開催日が12月だ。確か高校受験は1月中旬から1月下旬に行われたような.......

そう思うときみさんは本当に大事な時期だったのかもしれない。

きみ「元の世界ではどうなっているんでしょうかね?」

俺「さあ?公式も含めて大きなニュースになっているんじゃないかな?

  "集団で突然で消えた者"として」

きみ「確かにそんな感じで出そうですね.......」

しばし天井を見上げるきみさん。窓に目をやると、星が瞬いていた。

きみ「ゆうさんとあまいろさん同じ高校のクラスメイトだったんですね」

俺「そうだな、俺も知ったときは驚いたよ」

きみ「ゆうさんはあまいろさんに恋心とか抱かないんですか?」

まさかこのタイミングで聞いてくるとは思ってもいなかった。

俺「まあ.......なんていうんだろうな.......俺は.......」

俺自身でもこれが"恋"なのかわからない.......ただ一つだけわかることは.......

俺「きみさんやあおさんたちと一緒で同じゲームをして同じ異世界に飛ばされて

  ここまで仲が深まったのもあってそんな感じの気持ちかな」

きみ「思っていた回答と違いました........」

俺「その話を切り出したってことはもしかしてあまいろさんのことを

  気になっているとか?」

俺は少しからかいも入れてきみさんに質問を投げかける。

きみ「そっ.......そんなことはないこともないですが........ゆうさんと同じで

   自分の気持ちがわからないんです.......」

俺「ほう.......」

きみ「この世界に来た時に一緒にいたのがあまいろさんで、一緒に

   旅をしているうちになんか.....そんな気持ちがあって.......」

俺「いいね、その感情。やっぱりきみさん恋をしているんだよ」

きみ「やっぱりそうなんですかね?でもそう思っちゃうと緊張して

   戦闘が上手くいかなくならないか不安で......」

俺「別に今まで通りのきみさんで良いと思うよ。変に意識しすぎると

  きみさんが言った通りになっちゃうから」

きみ「そうですよね.......話を聞いてくださってありがとうございます。

   胸の奥にあったもやもやがなくなった気がします!」

俺「それは良かったよ、でも俺たちなんでこんな時間に恋バナを?」

きみ「別にいいじゃないですか!こっちの世界に来てから恋バナをしたことが

   なかったので!秘密ですが、僕結構恋バナ好きなので!」

俺「そうなんだ。うらやましいよ」

きみ「えっ?なんでですか?」

俺「なんか積極的にみんなの輪の中に入れて、みんなで楽しんで.......

  俺はそういうの体験したことがないからさ......」

きみ「現実世界ではそうかもしれませんが、この世界に来てそういう経験を

   したと思いますよ。まさにあおさんたちと一緒に行動をしたことが」

俺はこれまでのことを振り返る。

俺「言われてみればそうかもしれないね。なんだか自信がついた気がする!」

きみ「よかったです!ってもう一時間程度過ぎてしまっていますね......」

きみさんの言葉に俺も時計に目をやる。本当だ.......

俺「どうする?夜の散歩もかねて外に行くのは?」

俺はそうきみさんに提案する。きみさんも笑って

きみ「そうですね、そうしましょう!でもあおさんたちにはどうすれば?」

俺「大丈夫、メッセージの方で伝えておくから!」

きみ「ありがとうございます!では早速行きましょう!」

そして俺たちは町の外に出かけるのだった。辺りが明るくなり俺たちは

冒険者の集いに戻る。食堂にはあおさんとあまいろさんがいた。

あお「おはよう!いきなり外に出かけるってどうしたの?」

俺はきみさんと笑って

俺「いえ、ちょっと夜の散歩に行きたかっただけですので!」

きみ「そうですよ!」

あお「まあ、それならいいわ。とりあえずご飯食べるわよ!」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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