#61 猛獣討伐
みなさんこんにちは!アオです!
「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!
しかしすぎにあおさんがヒールをかける。さすが手慣れている。
あお「こいつ動きが早いけど一直線に来るからそれを避ければよいわ」
まさにイノシシのような感じだ。俺たちがそうこうしているうちに
猛獣はまた攻撃を仕掛けてきた。あおさんのおかげで無傷で突破。
きみ「それじゃあ攻撃を開始しますね!五月雨斬り!」
数発は外れたがダメージを当てることはできた。もしかしたら近距離での
攻撃が良いのかもしれない。そう思っているあおさんが攻撃を始める。
リモートファイアーを放ったが、外す。やっぱり思った通りだ。
俺「おそらくなんですが、近距離攻撃呪文・技を行った方がいいと思います!」
そう言いながら俺は"ダブル炎斬り"を放つ。思惑通り二発とも命中。
早く動くため遠距離攻撃だと外す確率が高いのだ。
あお「それじゃあ私の活躍の場所はなしってこと!?」
俺「すみませんが、そうなりますね」
きみ「じゃあ、これを使えば解決だね!.........."ストップアクション"!」
そう呪文を唱えると猛獣の動きがピタリと止まった。いいな。
あお「ありがとう!リモートファイアー!」
今度こそ猛獣に命中。命中と同時に猛獣がまた動き出す。
確か10秒だけしか止めることができないと言っていた気がするな.......
あまいろ「私は補助に回りますね!"攻倍化"!」
俺、きみさん、あおさんの順番に補助の効果が出てくる。
あお「ありがとう!さあみんな行くわよ!」
そう言ったのもつかの間、近くの巣から次々と猛獣の親が出てきた。
あお「やばいわ。ひとまず私の方は回復に専念するからよろしくね!」
すぐさま、攻撃から回復に回るあおさん。俺たちの攻撃頻度はさらに増した。
しかし猛獣の数が多くなったことによってダメージを受ける回数が上昇。
きみ「やばいですね........コンティ二ュエイションヒール!」
きみさんがそう呪文を唱えると一定時間ごとに俺たちの体力が回復していく。
いわゆる継続回復というものだろう。助かるな。
俺「エクスポーション!」
久しぶりに全体攻撃の呪文を唱えた俺。これだけの数がいるとそうせざるを
えない。しかしいつまでたっても猛獣の数が減らない。
三十分程度経った頃やっと数えるくらいの猛獣の数になった。
あお「もうちょっとだけどみんなMPは大丈夫?」
きみ「はい!あまいろさんから少しづつ回復をしてもらっていたので何とか!」
俺「俺の方はちょっとやばいかもしれません.......」
あお「じゃああまいろさんゆうさんの方に行って回復してもらっていい?」
あまいろ「はい!わかりました!」
すぐにこちらにきたあまいろさんは、俺にMP回復を行う。
俺「ありがとう!ひとまずはこれで大丈夫です!」
そうお礼を言って再びエクスポーションとダブル炎斬りを使って猛獣を討伐する。
そしてさらに三十分後、ついに最後の一体まで倒すことができた。
あお「お疲れ~、うわ.......こんなにし体が.......さっさと片付けてしまいましょ」
さらに作業を行って元通りの畑に戻った。
俺「お疲れ様です。なんとか日が沈む前には終わりましたね」
きみ「そうですね......今回の猛獣めちゃくちゃ数が多くてとても大変でした.......」
あまいろ「お疲れ様です!補助をすることしかできませんでしたが
本当にお疲れ様です!依頼をした人に報告をしましょう!」
そして依頼人がいる家へと俺たちは向かった。
あおさんが猛獣を討伐した旨を伝えて俺たちは冒険者の集いに戻ってきた。
あお「猛獣がたくさん出てきてくれたおかげもあってレベルも上がったね」
きみ「そうですね、ですがまだ新しい呪文や技の習得はなしですね.......」
そう、レベルが高くなってきてから上がったときに覚える呪文などがないのだ。
ちょっと今の技では魔王を倒すのは厳しいかもしれない......
あお「とりあえず、今日はみんな本当にお疲れ様!食べろ!食べろ!」
いつもと違い少し豪華な食事が運ばれてきた。おそらく報酬が良かったのだろう。
あまいろ「それで、肝心のランクの方は上がりましたか?」
俺たちはその質問にステータス画面を開いて回答する。
俺「俺の方は上がっていなかったです......まあこんなものですよね」
あお「私も同じだよ~、あまいろさんたちはどう?私たちとランクが違うから」
あまいろ「はい!私たちの方は無事にランクが上がってCになりました!」
あお「それはよかった。これで全員がランクCになったね」
あおさんは新しいSNSに投稿を行ったようだ。情報提供をするという意味でも。
きみ「こちらの世界に来てもう二か月が経過したようですよ」
あお「もうそんなに経過しちゃったのか.......でも相変わらずレベルが
とても上げにくいからもうちょっとかかりそうなんだよね.......」
あまいろ「でもだいぶ見えてきましたよね!」
あお「そうだね、早く現実世界に戻りたいよ~でもこの世界も楽しいな」
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




