#60 猛獣との戦闘
みなさんこんにちは!アオです!
「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!
依頼を受けた俺たちは早速現場へ向かう。現場はこの町から少し離れた
ところにある、畑らしい。無事に目的地へ着くと依頼人らしき人がいた。
依頼人「今回はよろしくお願いいたします」
あお「お願いします。それで、どのような被害に?」
依頼人「はい、ちょうど一週間ほど前から猛獣の巣が近くに作られてしまった
ようでこの畑が荒らされてしまっています........」
こちらの世界でも"農家"という職業がある以上、こういうことは回避ができない。
あお「そうなんですね、それ以外に被害とかは?」
依頼人「畑が荒らされるくらいでそれ以外の被害はとくにないです.......」
あお「わかりました。私たちにお任せください!」
依頼人「はい!よろしくお願いします!」
あおさんは自分の胸をたたきながらそう依頼人の人に言う。
あお「今、あそこにいるのが畑を荒らしている猛獣ですか?」
依頼人「ええ、おそらく猛獣の中でも子供の方なので被害はあまりないですが
夜には親の方の猛獣も来て荒らされています.......」
あお「やっかいだな......あまいろさん敵を移動させるような呪文ある?」
あおさんがそうあまいろさんに質問を投げかける。
あまいろ「ちょっと待っててくださいね.......確か........ありました!」
あお「じゃあ試しにでいいから、それを使ってあの猛獣の子供を移動させてみて」
あまいろ「はい!任せてください!」
あまいろさんはそう言って"マジックワープ"と呪文名を唱える。
すると、猛獣の子供は少し浮き数メートルくらい移動したのだった。
しかし猛獣の子供はまだ畑の中に入ってしまっている。
あお「とりあえず、畑から出るところまで続けてもらえるかしら?」
あまいろ「はい!わかりました!」
あまいろさんは同じ呪文をずっと唱え続けている。かなり時間がかかるのだろう。
あお「その間に、猛獣の討伐の仕方だけどさすがに畑で討伐するわけにはいかない
から少し広いところで討伐するわ。子供の方はおそらく早く討伐できるけど
親の方はそんなにすんなりいかないと思うのよ......」
俺「そうですよね......もしかしたらあまいろさんがまた良い呪文を持っている
かもしれませんよ?土地にダメージが入らない特殊なものとか」
あお「確かにそれはありそうね。後で聞いてみるかしら」
そして数分後、少し疲れた様子のあまいろさんが帰ってきた。
あまいろ「とりあえずは移動することができましたよ」
あお「ありがとう、それとあまいろさんもう一つ頼めるかしら?」
あまいろ「ちょっと待ってくださいね..........はい、なんでしょうか?」
体力回復するのかなり早いな......
あお「呪文で土地にダメージを与えないようにできるかしら?」
あまいろ「土地にダメージ?」
あお「そう、親の猛獣と戦う時に畑を巻き込む可能性だってかるから......」
あまいろ「そうですね......ちょっと探してみます」
あまいろさんはそう言って自分のステータス画面を確認する。さっきの呪文も
そうだったがこの前の巻物で大幅にレベルアップしたときに覚えたのだろう。
あまいろ「ありました!これですかね?」
そう言ってあおさんに画面を見せる。あおさんもうなずいて
あお「いいわ、それにしましょう。そうと決まったら早速子供の方の
猛獣を討伐してきましょう!」
あまいろさんが移動させたところまで歩く。そしてあおさんが呪文を使って
仕留めた。子供ということもありかなり弱かったようだ。
きみ「いくら何でもこいつだけだとは思いませんが......」
あお「ええ、私もそのつもりだからみんなも気を付けてね」
大量な数で襲ってくることはないだろうがそれでも油断大敵だ。
そしてあおさんが言った通り子供一匹を討伐するとその後もぞろぞろと
律儀にこちらまで来てくれる猛獣だった。
俺「でも、こいつらが猛獣だなんて到底思えませんが.......」
あお「確かにその通りかもしれないわ。でも、問題は親だからね」
小一時間程度が経ち子供の群れが収まったようだ。
きみ「思っていた以上に猛獣の数がすごかったですね」
俺「そうだね、次は親の方の討伐だね」
まあまあな数を倒したおかげで俺たちはレベルがそれぞれ1ずつ上がった。
畑へ戻ってくると同じくらいのタイミングで先ほどまで見ていた猛獣の
一回り程度大きいやつが巣から飛び出してきた。おそらく親だろう。
あまいろ「魔法陣展開!ダメージ無効!」
あまいろさんがそう言い放ち両手を地面に向ける。すると畑を覆いつくす
ような感じで魔法陣が描かれたのだった。
あお「よしっ!こっちは上手くいきそうね。それじゃあゆうさんたち行くわよ!」
あおさんの掛け声に俺たちは猛獣のところへ向かう。
猛獣の方も戦う気満々だ。先に攻撃を仕掛けたのは向こう側だった。
イノシシのような見た目でこちらにアタックを仕掛けてくる。
俺はギリギリで避けることができたがきみさんにダメージ!
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それでは次回お会いしましょう!アオでした~!




