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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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57/103

#57 バーチャル体験イベント

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

あれから時が経ち、俺たちは日々レベル上げにいそしんでいた。

その結果もありレベルは俺が62に、あおさんが53に、きみさんが59に

そしてあまいろさんが34まで上がっていた。新しい要素のSNSを駆使して

俺たちは見事にここまで上げることができたのだ。

あお「だいぶ上がってきたわね。でで元の世界に戻るにはまだまだレベルが

   足りないわ。まだまだ頑張っていきましょう!」

そしてその日の昼。俺たちがご飯を食べていると199が

199【運営からのイベントお知らせが届いています!】

あお「久しぶりのイベントよね。どんな内容なの?」

199【はい、今回のイベントでは新要素である"バーチャル体験"を使って

   行うものです!】

あお「バーチャル体験?」

あおさんがオウム返しのように言う。199はさらに説明を追加する。

199【今回の新システムのバーチャル体験では、冒険者の皆さんがバーチャル

   この異世界でもない他の世界に移動してそこで"戦う"ものとなっています】

なるほど、俺たちがこちらの世界に来る前にやっていたゲームの対人戦と

同じような感じなのだろう。

199【その戦う機能を用いて冒険者同士の決闘で勝利をすると一定ポイントが

   もらえます。そしてイベント期間中にポイントを貯めてランキング

   上位を目指してもらうというものになっています】

あお「前と同じで下の順位になると何かペナルティがあるの?」

199【いえ、前回のような即支給のペナルティはありませんが、下位になると

   レベルアップに必要な経験値数が上昇します】

それはかなり致命的ではないだろうか。ただでさえ、レベル上げに苦労を

しているのに.......まあ前回より増しと考えればよいのかもしれないが.......

あお「それでその、バーチャル体験に入るにはどうすればよいの?」

199【前回のSNS追加時と同様の手順を踏んでもらえればよいです】

199はそうイベントの説明・詳細を言って消えて行ってしまった。

きみ「なんかここ最近、運営がかなり新要素を盛り込んでいますが何か裏が

   あるのではないでしょうか?」

あお「どうだろうね?もともと入れるつもりだったのかもしれないし........」

俺「それはそれとして、運営かなり悪な感じがしますね」

きみ「それはどうしてですか?」

俺「どうしても何も、ほらこのバーチャル体験はそれぞれの冒険者が"戦う"って

  ことでしょ。つまりはそういうこと。お互いを傷つけあうことに

  ならないか?そう思うと運営の意図がわかる気がする」

あお「でも、それはさすがに言いすぎじゃないかな?おそらく戦いの傷は

   こちらに戻ってくれば癒えるだろうし」

俺「確かにその通りかもしれません。しかしこういう戦い関係のシステムを

  導入して勝ちにこだわりすぎて協力ができない人とかもいませんか?」

おあ「それは一理あるかもしれないね.......」

あまいろ「運営の意図がどうであれ、イベントなのでやらないといけませんが」

そして俺たちは各自で"バーチャル体験"が追加されていることを確認する。

あお「じゃあ私が先陣を切って行ってくるね!」

あおさんはそう言い残してボタンを押した瞬間こちらの世界にいなくなった。

そして俺たちが待つこと数分後.......さっきの位置にあおさんが戻ってきた。

俺「お疲れ様です。どうでしたか?」

あお「一応勝ったけど現実というかこっちの職業やレベル・ステータスは

   引き継がれずに毎回新しいキャラを選んで戦うって形式」

俺「ますます似ていますね」

あお「そうだね。それでバーチャル体験でわかったこととしては

   イベントの詳細に現在おそらく10分ごと更新だろうけどのランキングが

   乗っていたよ。それによればすでに上位の人は10戦くらい勝っている

   ようだったよ。かなり早くてびっくりした」

実装からわずか数十分ほどで10勝しているということらしい。

その人達のスピードどうなっているのだろうか........

俺「とりあえずいろいろなことが分かったので、次は俺たちも行きましょうか」

俺はそう言ってバーチャル体験のコマンドを選択する。

すると体が宙に浮きあがるような感覚に陥った後広い部屋のようなところにいた。

この部屋には数名の冒険者がいて両者が認証すると戦いが始まるようだ。

あおさんの言っていた通り本当に、新しいキャラで戦わなければいけない。

つまり今まで行ってきた戦術が通用しない。というか見たことのない職業まで!

"料理人"や"執事"・"大工"などなど。俺はとりあえず無難な"冒険者"を選んだ。

早速、戦闘開始だ!しかし次の瞬間、俺は違和感を覚えた。その違和感の正体とは

まさかの普通に移動して戦う系統のゲームのようだ。

てっきりコマンドを入力し合うRPG風のゲームかと思っていたので反応が遅れた。

相手は、氷竜と呼ばれる職業だった。おそらくだが最初の職業選択の段階で

"運"によって強い職業が提示されることがあるのだろう.......

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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