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ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEXT GAME~  作者: アオ


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53/103

#53 呪いからの解放

みなさんこんにちは!アオです!

「ゲーム廃人から始まる恋物語2~NEX GAME~」をどうぞ!

翌日、俺は見慣れない天井で目を覚ます。そういえば、呪いを解いてもらうことに

なりあの人の家に泊まらせてもらっていたのだ......

俺は体を起こして下に降りる。すると魔法使いの人とあまいろさんがいた。

俺「おはようございます」

魔法使い「おはよう、寝心地は大丈夫だった?」

俺「はい、全然平気でした。ありがとうございます」

あまいろ「ゆうさん!呪い解けました!!」

あまいろさんはそう言いながらはしゃいでいた。

俺「本当ですか!?よかったですね.....本当にありがとうございます」

魔法使い「なんの!それとこの子に職業をムーバーしたけど大丈夫?」

俺「ムーバー?」

魔法使い「ムーバーはムーブつまり移動ができる人が直訳で、移動関係の

     魔法を自由に使いこなせる職業よ」

俺「そうなんですね。でも職業を自由に変えることができるんですか?」

魔法使い「まあ、実は言うと私は君たちが言っていた"運営側"に近い人間だから

     多少なら変えることはできるわよ。それにこの子がみんなを助ける

     ためにも魔法関係の呪文を覚える職業にしてくださいって言うからね」

あまいろ「ちょっ......そっ.......それは内緒ですよ!」

魔法使い「ごめんごめん、まあそういうわけだよ」

というかこの二人いつの間にこんなに仲良くなったのだろうか。

俺「本当に何から何までありがとうございます」

魔法使い「大丈夫わよ。あとこの子、今朝出かけていってレベルを上げたのよ」

俺「そうなんですか!?」

魔法使い「ええ、頑張りもので私感心しちゃったわ」

あまいろ「いっ......いえ、別にそんなんじゃないですから!」

あまいろさんはそう言いながら俺にステータス画面を見せつけてきた。

レベルが......すでに3に到達していた。確か、普通の人に比べてレベルが

上がりにくくなっていたのに今朝だけでここまで頑張っていたなんて......すごいな

そう魔法使いの人と話をしているとあおさんときみさんが下りてきた。

あお「おはようございます。昨晩はありがとうございました」

魔法使い「全然!さあみんな起きたことだし、久しぶりに料理を

     作ってみようかしら?」

俺「さっ......さすがに、迷惑だと思うので.......」

魔法使い「全然そんなことないわ。それにこうやってお客さんが来たのは

     数年ぶりだからね。私への恩返しと思っていてちょうだい」

俺「わかりました」

"孤独"ということになんとなく共感できた俺はこのままとどまる。

魔法使い「それじゃあスクランブルエッグとトーストで良いかしら?」

あお「はい!お願いします!」

あおさんはそう元気に言う。おそらくぐっすりと眠ることができたのだろう。

すると魔法使いの人は無詠唱で呪文を発動させて料理を作り始める。

そんな光景に驚く俺たち一同......さすが上級魔法使いだ。

あお「すっ......すごいですね。めちゃくちゃ楽でよさそうです」

魔法使い「えっ?ああ、こっちの方が格段に楽だしそれに失敗もしないからね」

あお「でもそんなすごい呪文を使っていて魔力消費は大丈夫なんですか?」

魔法使い「別にすごい呪文ってわけじゃないから魔力は全然消費しないわよ」

これがすごい呪文ではないのか......さすが上級魔法使いだ。

魔法を駆使しながら料理を待つ俺たち。ものの数分で、五人の料理ができた。

魔法使い「それじゃあ、いただきます」

俺たちも同じように朝ごはんを食べ始まる。久しぶりに"パン"を食べた気がする。

あお「すごくおいしいですね!」

魔法使い「この魔法が作る料理はどれもおいしいから私も愛用しているのよ」

俺「魔法ならなんでも使えるんですか?」

魔法使い「なんでもと言っても基本系の呪文のみならいけるわよ。でも、それより

     上の呪文は覚えているものと覚えていないものがあるわ。

     つまり器用貧乏ってこと......」

きみ「器用貧乏って言っても、一般の魔法使いよりもいいじゃないですか!」

魔法使い「確かにそうかもしれないわね、でも上級魔法使いだからね」

そう言ってニコリと笑う魔法使いの人。食べ終わった後の食器洗いなんかも

魔法でこなす。やっぱり何十年と魔法と生活しているだけあって全て魔法で

解決している。実際にこういうのが現実にあれば家事がかなり楽なのに......

一息ついた俺たちはそろそろ町へ戻ろうということになった。

魔法使い「あら、もう行くの......わかったわ、それじゃあ気を付けてね」

あお「はい!本当にいろいろとありがとうございました!」

魔法使い「全然!むしろ私からもありがとう。こんなに喋れたのは久しぶりだわ。

     なんかあったらまた来ていいからね!」

そう言う魔法使いの人に見送られて俺たちは町へ戻って行った。

最後の魔法使いの人の言葉、おばあちゃん家に泊まったときのような感じだ。

あまいろ「あの人、めちゃくちゃ良い人でしたね!もう一度行きたいです!」

と呪いを解いてもらったあまいろさんは絶好調だ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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